三宅哲之の体験談

44歳転職したベンチャー激変の赤裸々記録|三宅哲之が独立起業に至るまでの黒歴史(日記より抜粋)

本記事は、代表三宅が独立に至るまでのサラリーマン数年間に綴っていた日記の中から、当時の様子がリアルにわかるものを抜粋したものです。
 
独立起業して10年以上経ったある日、身のまわりのものを整理していたら、一冊のノートが見つかりました。そこには独立する数年前、現状に行き詰っていた頃の毎日が記されていました。全く忘れ去られた過去でした。
 
上司からの強烈なパワハラ、仕事を失う状態から脱出。22年勤めた大手企業から43歳で飛び出した先はゼロスタートのベンチャー。環境が変わってやる気を持ち直しつつあった先にあったものは・・・その日その日の心境が赤裸々に描かれています。まさに黒歴史です。
 
三宅自身こんな最低の状態から試行錯誤を重ね、今では10年会社を運営するところまで至りました。「今がつらい」「行き場がない」と思っていたとしても、健康であること、前を見ることを忘れなければ必ず道は拓けます。そんな勇気の材料になればと思い、公開することにしました。ピンときたところをお読みになってください。元気を出していきましょう!(随時追加更新中)

Contents

体験してわかった40歳からの転職活動心得(2008.8.13)

来週から、新しい会社へ突入します。忘れないうちに、今回の転職活動を振り返っておきます。題して『40歳からの転職、やった本人だからわかる心得集』です。ちなみに順不同。これまでその場面その場面で、こうしておけばよかった!とメモしてきたことを書きます。
 
1.やりたい仕事、業種の範囲を決める
始まるといろんな求人が来ます。選ぶ尺度をはっきりしておかないとわけがわからなくなります。
 
2.人材紹介会社には、集中して勝負をかける
面談をしたその場もしくは2、3日のうちに求人を出してもらいましょう。そうでないと、求人は出てこなくなります。大手なら抱えている求人数が多いので、まだパラパラ出てきますが、それ以外は行ったときが勝負です。担当者もいっぱいいっぱいの毎日を送っています。
 
3.まずはエントリー(応募)、書類選考に通ったら、ちゃんと考えるくらいで
書類選考通過はたったの20~30%!言葉は雑ですが、「数打ちゃ当たる」です。そうすると、もしかしたらこんな職種もオレっていけるかも?というものも出てきます。書類でいろいろ考えてもムダです。なので、落ちてもクヨクヨしないこと。”縁がなかった”これがキーワードです。
 
始まった当初は、連敗すると「オレってダメなの?」と思い込んでしまいがちです。実際、決まったとき感じるのは「縁とタイミング」。そういうものだと思います、40歳以上の転職って。ただ反面、連続で落ちている中で通過すると、その会社が何か良さそうな気分になってしまい、本来の目的を忘れてしまいがちになるので要注意!
 
4.面接は専門家のアドバイスを受ける(できるだけ早い時期に)
面接には、セオリーがあります。最初は、我流に走らないほうが賢明。自分では相手にどうな風に見えるかわからないし、紙に書くだけでもだめ。実際にしゃべってみないと!面接用一本ストーリーをつくることがポイント。これがあると、どこでも応用がきく。ないと想定Q&A暗記で、応用がきかず行き詰ります。
 
5.面接は慣れること
複数回やると、だんだん慣れてきます。「今日は練習」くらいのノリでちょうどいいかも?私が今回行く会社の最初の面接はこのノリでした。で気がラクになり、自分らしさが出せました。
 
6.選考は自分一人じゃないことを頭に入れる。
自分のことで精一杯なので、ついつい自分だけが選考されているような気になってしまいます。当たり前のことですが、ライバルは必ずいます。 私の経験でも人気案件の場合はなんと21名応募!なんていうのもありました。
 
7.強みは他人にきく
自分の適性、自分で気づかないところにあったりします。人材紹介会社に冷静に見てもらう、模擬面接を受けてPRの仕方を教わる・・・早い段階でやりましょう。
 
8.後ろ向きな話をどう前向きにするか
意識的に明るく努める必要があります。少々演技でもいいと思います。
 
9.控えめよりPR
たった1時間で自分を売るわけです。1時間で相手にわかるはずがありません。ということは遠慮していてはだめ。話は聴きながらも、ポイントではPRを心がけて!私の場合、謙虚さを重視しすぎて、何も話さず終わり、結果不合格というのが2件ありました。しゃべってないと、不完全燃焼で悔いが残ります。
 
10.最後は自信と勇気
「ボクをみてください!」の気持ちで!
 
<おまけ>
★音楽などで士気を上げる
私の場合は、「キセキ」とある人の自己啓発CDを聴いてから臨み始めたら、ガンガン進みはじめました。気分は伝染します。大切ですヨ。
 
まとめとして、ヤッパリこれかな?
★とにかく動いていること
人材紹介会社とマメに接点をもつ(メール・電話)、面接の場を増やすなど、動いていることが大切です。止まっていると、一気に閉塞感だらけになります。そんなときに面接にあたるとテンションが上がらず苦労。そもそも一人で考え動くということの繰り返し。ネガティブモードに入りやすい期間です。意識的に明るくいけるものを探しましょう。話し相手がいると、随分ラクになるんですけどね。なかなか事が事だけに話せる相手が限られます。
 
とりあえずこんなところでしょうか。また、思いついたら続編やりますネ。今日はこのくらいで。
 

2日だけのプータロー(2008.11.7)

最終出社して、新しい会社出社までの2日間だけのお休みです。1日目は、子供ふたりが同時にウイルス性の腸炎にかかり、嫁さんまで体調不良、家族総倒れ状態。子供たちを朝から病院に連れていったりで追われて終わりました。息子はたのしみにしていた修学旅行当日にちょうど重なってしまい、随分かわいそうな思いをさせました。
 
2日目の今日は、そんなわけで家事を終え、昼前に新しい勤務へ向けた通勤定期の購入で外出。銀行で昼間にしかできない手続き。昼間ののどかな雰囲気で、決まったこともなく、さあ今日はどうしよう?プータローだとこんな毎日になってしまうんでしょうね。
 
といっても今日は夕方から新会社のミーティング。つかの間の休息です。もう少し、ボケ~としていたい気もします。(ぜいたくですな)
 

ネジを巻き直さないと(2008.11.8)

本稼動前、最後の事前ミーティングに参加。20:30スタートということなので、1時間前にオフィス入りしました。人数が増えてます。みんなガリガリやってます。活気が変わってます。受注したら掲示される帯が増えてます。それも一気に。聞くと、営業新入社員が入社早々成約を取ってきたそうです。
 
かなり遅れをとっています。やばいすね~たった1週間でこの変わりよう、やはり立ち上げの会社はスピード感がぜんぜん違います。ミーティングも紛糾。終わったのは、0時前。こりぁ来週から大変だ。
 

初出社(2008.11.12)

新しい会社へ初めてフル出勤しました。
 
朝早めに出て、来る人来る人にあいさつ。その後、月曜朝の定例になっているらしい全体会議に出席。社員全員(といっても創業メンバー30名程度)が一同に会して、会社の方針と状況をの報共有する場づくりは素晴らしいです。日中は営業に同行して商談訪問、夕方帰社。夜はミーティング、23時退社。わけわからないうちに1日が終わりました。
 
でも、周囲の若手がパソコン設定をみてくれたり、営業同行を誘ってくれたり、ありがたい対応でした。明日も外回りから戻るのが21時を過ぎる予定、しばらく残業らしい残業をしてない身、おまけに朝型人間としては、深夜勤務がこたえそうです。
 
帰宅すると、娘が起きていました。「どうだった?」「ボチボチやで」一番の励みになりました。
 

まだ2日(2008.11.13)

新会社2日目。朝イチで営業ミーティングがありました。まだ入って数日の若い人たちがテレアポでガンガン
動いています。さすがに中途で入ってきているだけあって、みんな報告もしっかりしています。
 
驚いたのは、社長のコメント。彼ら一つ一つ違うジャンルにやわらかい発想でアドバイス。経験に裏打ちされたものと感心させられました。2歳しかかわりませんが、かなりの開きを実感しました。朝、ミッションを伝えるメールもしっかり来るし、要所要所をおさえています。
 
昼間のマネージャークラスのミーティングでは、参加者の頭のキレ方がちがいます。昼ご飯を一緒に行った同世代の人も有休を使って来ているそうで、まだ勤務1週間弱とのこと。今、出来上がった会社、周りは、自分と同じ境遇の人ばかりなんですね。
 
とにかく立ち上げに向けて、時間も忘れてがむしゃらにやっているという感じ。ガンバらねば!全てが今までと違います。過去の路線を早急に断ち切らないといけません。たった2日ですが、1ヶ月くらい勤めた気分です。
日記を書く時間がありません!
 

スタンドプレイは禁物(2008.11.14)

出社3日目。朝の営業ミーティングで、上や同僚からするとちょっと出過ぎた発言をしてしまいました。一刻も早く戦力になりたい気持ち、一緒になってやりたい気持ちが先走ってしまいました。会議で黙っているのも苦手な性分で・・・
 
今までやってきた人、周囲とのバランスをとりながらやらないといけませんよね。元来、人の言うことを聞くのがいやな性格が災いします。一応、全員にフォローしましたが。
 
今日の退社は22時。周囲はまだまだ帰る気配すらなし。明日、明後日は、21時から23時で平気に会議が
入ってます。すごい世界です。昼間に営業活動がパツパツなので、やむを得ないことなのですが。
 
スケールに違いはありますが、数年前ゼロから立ち上げをやったプロジェクトを思い出します。最初からやっている人間には、当たり前なんですよね、この世界が。来週から自分の仕事でハードになりそうですし・・・週末は、おもいっきり気分転換が必要です。まだ3日。先の長い一週間です、ほんま。
 

ロープレ大会(2008.11.15)

4日目。朝7:30から営業のロープレ大会がありました。営業と相手先役の2人で飛び込み商談のロールプレイングをやり、終わったら周囲からアドバイスをするというもの。営業メンバーは前職で経験があるようです。こんなの初体験の私は、それこそ驚きと気づきだらけでした。ここで出た営業ノウハウは、また別の日に紹介します。かなり虎の巻です。
 
自ら考え、自ら動く。仕事を通じて新しい事を知る、刺激的な毎日です。と同時に今までの自負みたいなものはいったん横に置かないといけません。新入社員のつもりでやらんとしょうがないと、転職本に書いてありましたしね。1ヶ月弱早く入社した同クラスのやつにえらそうにされるのは少々頭にきますが・・・退社は0時。早朝、深夜の連続がキツイすね。若い連中は、昨日徹夜だったそうです。
 

毎日が新鮮(2008.11.16)

何とか1週間乗り切りました。長かったあ~~ホッとしました。
 
朝、営業に出るときのこと。若手と先輩社員が電車のなか立ちながら、資料を片手に打合せ。しかも乗っている3駅の間の話。すごい集中力。そしてやる気。美しい光景です。
 
午前中は、大きな企業へ商談、午後は個人事業主へ打合せ訪問。実にバラエティーに富んでます。出会いも多くなりそう。長時間労働はかなりしんどいですが、前向きな仕事にしたいものです。
 

自分の仕事、始動(2008.11.17)

新しい1週間が始まりました。先週は営業についてまわったり、今週からの仕事に向けたツールづくりをしていたのですが、今日から自分の仕事として、実際に動きはじめました。
 
ディーラー系、スクール系、飲食系・・・1日の中で同じ業種はありません。いろんな世界が垣間見えます。その合間をぬって学生時代の仲間と昼食。転職の報告とビジネスコラボの打診。まさにパワーランチミーティング。これがやりたかったんですね。今までの金魚のフン状態の昼飯、いやでいやでしょうがなかったです。
 
昼間、店舗まわりを目一杯して、夜遅くに会社に戻り、要望のあったものの作り込みと残務整理。退社23:30。ショック!キツイけど、ハリのある一日でした。
 

営業マンの観察力(2008.11.20)

今日は、仕事で出会った人から光るものを学びました。商談先の中古車買い取り店舗の店長との会話の一部です。
 
(店長)「ご出身はどちらなんですか?」(私)「広島です」(店長)「あ、やっぱり。ケータイのストラップがそうでしたから・・・」(私)(ハッ?いつ見たの?)しばらくまた別の会話・・・
 
(店長)「出張とか多いんですか?」(私)「え?まあ・・・。何でわかるんですか?」(店長「いや、ANAの時計してらっしゃるし・・・」マイレージで交換した景品時計をしているのですが、これまた、えっ?いつ見たの?って感じです。
 
でも、こう言われて悪い気持ちはしませんでしたし、アイスブレークっていうのか、距離感が近づく雰囲気ができたのも事実です。このアンテナの立ち方、観察力は勉強になりました。早速実践してみたいと思います。
 
昨日、数ヶ月前に一緒に仕事した人と会いました。「なんか、憑き物がおちた感じですヨ」と言ってくれました。そうですね。自分でも感じています。本来の自分らしさを取り戻しつつあります。
 

けったいな仕事(2008.11.21)

今日も引き続き昼間は外回り。24時間営業のカフェレストラン、派遣会社、ケータイショップとりまとめの会社、カウンターバー・・・夜の店まで入ってきはじめたので勤務時間がぐちゃぐちゃになってきました。
会社に戻ると20:30。それから事務処理、退社23:30。まわりは、ハナキン酔っ払いだらけ。別世界に住む毎日です。土日しっかり休まなかったらもちまへん。ま、いろんな人との出会い、いろんな世界を垣間見れるウマミはありますが。随分、仕事が変貌したものです。
 

新しい一週間のはじまり(2008.11.25)

新しい1週間がスタート。朝からアポが入っていたのでバタバタでした。中目黒、原宿、経堂、梅ヶ丘とその合間は会社で作業、走り回りました。インテリア小物店、ネイルサロン、ダーツバー、ショットバーと業種も多岐にわたりました。
 
世の中には、ほんとにいろいろな職業があるんですね。バーの店長は昼と夜が反対です。みんなガンバってます。前職の1週間の始まりと雲泥の差です。冷え込みがきつくなってきました。コートなしなのでこたえました。明日からは防寒だ。
 

新メンバー入る(2008.11.29)

久々の書き込みです。もう芯からバタバタでブログを見る時間すらありませんでした。なのでまとめて書きます。
 
週半ば、部下が来ました。一人でてんてこ舞いの毎日、救世主です。同行し、商談シーンを見学体験してもらいましたが、なかなか覚えも良さそうです。いきなり過酷なハードワークについていけるか、ペース配分が必要です。何とかたのしく仕事ができるようにもっていきたいものです。
 
この日最後の訪問は、横浜伊勢佐木町の居酒屋20時から。担当者は来てないし、相手はいやいや対応するし、どっと疲れました。ま、いろんな人がいるからしょうがないですが。
 
イセザキモールもクリスマスモードでした。歩数計の表示が初の2万歩を突破。内勤でクサッてた頃の3倍です。やっぱり歩いてますね~気持ちも日々歩いています。
 

ひと区切り(2008.11.29)

今日も朝イチでやらないといけない仕事があって7時すぎに出社。コンビニパンをかじりながらでした。ねむい。朝の営業ミーティングは、月末の最初のゴールへ向けハッパがけ。土日返上でもやり切れ!との指示。きついですね~
 
日中、受注があるたび、各営業からメールが飛び込んできます。大変ですが、こういう緊張感は今まで味わったことがなくてかなり響きました。
 
夕方、前会社に退職手続きの説明を受けに行きました。ちなみに「そんなことをやってる場合か!」というのが今置かれた立場でしたが。1ヶ月弱ぶりにあのイヤな界隈に。近づくだけで何か調子が悪くなりそうでした。
 
総務から退職金、社会保険、健康保険などたくさんの書類の説明。思わぬ成果は、退職金が予想していたものより多少多かったこと。変わること優先で少額でもしょうがないと思っていただけに、ちょっとうれしい誤算になりました。22年も勤めたんですもんね。当然ですよね。ささやかですが、家族で美味しいものでも食べに行きますか!
 
手続きが終わって、会社の建物を出た瞬間、本当に離職した実感を得ました。完了です!さあ身も心も新天地だ!!
 

ターニングポイント(2008.11.30)

1ヶ月前に受験したメンタルヘルスマネジメント検定に合格通知。資格にまったく縁のなかった人生に初めて記録ができました。合格率70%なので、たいしたことはないですが、それなりに勉強しただけにやっぱりうれしいですね。
 
約4ヶ月通った心理学講座も金曜日に修了。資格取得には宿題が残っていますがいったんピリオド。そして前会社にもピリオド。いろんなことに終止符。そして新しい出発。まさに人生のターニングポイントを実感しています。
 
会社では営業が土日返上で受注獲得活動をしていました。どのつど来るメールに感動。そしてそのバトンをしっかり受けないといけません。さあ明日からまた激務。気合だ!ガンバロウ!!
 

やばいよなあ(2008.12.17)

久々に書きます。この数週間、インターネットが不通になったり、ハードワークで時間がなく、ご無沙汰になってしまいました。その後、朝5時に起きて夜0時をまわって帰る日々が続いています。
 
身体はきついですが、自分のペースで動けているときはいけてます。ただ、上司の細かいフォローがだんだんエスカレートしてきていて、縛りが出ています。組織でやる以上うまくやるしかないですけどね。
 
それよりやばいのは早くも退職者が出たこと。気にかけていた30代なかばのまっすぐなやつ。キャラ的によく似ていたので気にかけてたのですが…昨晩、急に辞めることにしたと。こんな人間味のない会社では自分はおかしくなると。時間拘束も尋常じゃないし。毎日、異常なまでに来るケータイメールにも耐えられないと。
 
そして病人。入院するやつまで出ました。彼もぼやいてました。上司の人間味のない容赦ないフォローが破綻をきたしつつあります。立ち位置を考えながらも、何とかしたいものです。
 

自分の会社、自分の生計(2008.12.21)

金曜夜、メールで緊急会議をするから明日朝イチに!と召集がありました。事業スタート以来約10日、思うような売上が上がっていないことに役員たちはかなり焦っている…そんなこと言ってもはじまらんやろと思って出社しました。
 
事務所では、いつもの常連若手メンバーが営業役員と徹夜明けという顔をしています。何か重いものを感じつつ…社長、役員、営業企画マネージャーとの会議が始まりました。
 
社長から、「方針を変えて動きたい、どう思う?今、現場は?」との問いかけ。ひととおり話しました。熱も入れながら。理解を示してくれました。そして提案も受け入れてくれました。何より、彼の思いと同じ方向だったことにホッとしました。
 
会議が終わると、月曜に営業に伝えられるようにプランニング。社内他チームへの協力要請。月曜早朝から一緒に動いてくれるとのこと、感謝。夜は営業担当に急遽来てもらい、お客さんの根回し。彼もやる気です。
 
行く前は、なんやねん!という感じでしたが、ふたを開けると、かなり充実した一日でした。自分の会社、自分で切り拓くしかありませんね。
 

怒涛の年末(2008.12.25)

今日も早朝からバタバタ。文字通り、息つく暇もないとはこのことです。先週末、自分が提案したイベントが主なのでやむを得ないですが。トイレにさえいけず、昼から外回りに飛び出して、取引先で買ったおにぎりを電車待ちのホームで立ち食い。なかなか味わったことのない時間のなさです。
 
今はこうして、ふっと気が向いて電車に立ちながら日記を書いてます。もう平日はパソコンみてられないですね~
 
今18時すぎ。会社に戻って会議。どうせ長引きます。その後はイベント会場へ。電車に乗ってると、とんでもない睡魔に襲われます。寝ると終点まで行ってしまいそうな。
 
世間はクリスマス。そんなことは他人事ですね~今年は。家族ほったらかしが心配事です。
 

日々、変動(2009.1.10)

ほんと日記は見れない、書けない・・・になってしまいました。年末休日に呼び出しがあり、社長と営業役員とミーティングをしました。会社の売上はいまだポツポツ。どうしたらいいかと・・・
 
いろいろとありますが、今はまず基盤になる営業メンバーの意思統一を図ること。こんなバラバラでは、何をやってもうまくいかない。思いの結集のため、何でも話す場を!そう提案しました。
 
そして年明け。少しニュアンスは変わってしまいましたが、一応その場の設定はでき、とりあえず営業のみんなも半歩前進といった感想を持ったようでした。そして、またまた新たに立ち上がったプロジェクト。その陣頭指揮に任命されました。
 
朝令暮改は当たり前。役員会がしょっちゅう開かれ、そのたび話が変わって指示が出る。なんなのそれって?と連続。大変な毎日ですが、今までまったくなかった部署間のヨコの連携、社内での仕事の中での笑い声、少しずついいものも出てきつつあります。
 
立ち上げ期って、ほんとてんやわんやですね。でも、大切にしたいのは「人のキモチ」。
 

浮舟(2009.1.14)

いろいろ不安定な状態があらわになってきました。今月末、部下の女性が辞めます。理由は、思いやりとか人としての部分が役員に欠落していること。早朝から深夜までの長時間拘束、結果家族に迷惑をかけていること。真夜中に明日早朝ミーティングをやるといった非常識メールが飛んできたり。そもそも入社前に面接で聞いていた話と実際が全く違うことなどです。
 
蓄積してるのは、日々わかってましたが、私の立場ではどうすることもできませんでした。別のリーダー格営業からもこのところの不透明さや耳に入るうわさで、今後進路をどうするか悩んでいると打ち明けられました。
 
見渡せば、この風通しの悪い状況、経営陣が何を考えているかわからない、財務状態も見えない、上層部と現場メンバーがかみあわない、ちぐはぐ、思いつきと悪い材料ばかりです。
 
何よりたったこれだけの人数で思いが結集できていないことが致命傷。という以前に、ウラで話すと会社の愚痴ばかり。何とかしないといけません。今は、生業ですから。
 

まだ給料ももらってないのに(2009.1.22)

昨日朝イチ、社長の思いつき施策をその日に展開することに。それもそのへんの数人の意見で決める。私の居ないところで。先方にやってもらうにあたっては、それなりの準備と根回しが必要です。これまで、その取引先との関係づくりは私が通ってしてきました。こっちのやりたいことだけ押し付けても、やってくれるはずがありません。物事には順序があります。結果、その日はアクションに移れませんでした。
 
会社に戻ると、社長の「どうだった?」のやりとりがあり、状況を説明しました。顔色が変わりました。ちょっと来いとばかり別室に呼ばれ、ばかじゃないのかの叱責を受けました。「汗をかくとか、努力とかはいっさい要らない。要はチャリンというかだけだ」表向きいつも笑顔をつくる人、これまで見たことのない表情でした。これがきっと彼の本性なのでしょう。あと、私にまで苛立って言うくらい切羽詰まっているのでしょう。
 
その途中、先方への説得を営業役員が私を飛ばして交渉に行く、何の前後関係も知らない役員の腰ぎんちゃくがやりとりをする…といった腹立たしい場面もありました。そして今日、役員は朝から先方に申し入れに行きました。相手は感謝していたぞ・・・と鼻高々な報告が来ました。午後から現場で先方のマネージャーと会話をすると、話はまったく伝わっていません。
 
いったい何を話してきたんだ?ま、想像した通りですが。やはりそのやり方はなじまないとのことなので、役員に連絡を入れました。驚いたのは、その直後、腰ぎんちゃくがマネージャーに電話を入れて、本当にできないのか確認を入れていたことです。私の立場はどうなるのでしょう?先方は、どう思うのかさえ気がつかないのでしょうか?私に信用が全くないということになりますよね?もうクエスチョンだらけです???
 
朝から晩まで、休みも返上、いったい何なんでしょう?会社を良くしようと必死なのに。ちなみに、私は今回のプロジェクトの責任者です。でも実体は何の権限もなく、見せかけだけで結果が出ないときはこきおろされる、最悪のシナリオも見えてきました。相手(取引先、社員)の気持ちを無視した仕事の進め方に辟易しています。モチベーション激下がりです。
 
この会社に勤めて2ヶ月半。実はまだこの会社から給料をもらっていません。前会社の在籍の関係で、有休を取りながらここまできたので。給料をもらう前に、こんな思いをするハメになるとは・・・冷静に考えないといけません。このままだとやばいです。
 

高校合格!(2009.1.26)

上の娘は中3、受験まっただ中です。週末から2校続けて私立の試験でした。そして見事2校とも合格してくれました。うち1校はすべり止めで事前に確約をもらっていました。確約って制度があるんですね、今は。内申とそれまでの模試の点数で決まるわけです。すごいですよね。私の時代には考えられなかったことです。
 
そしてもう1校が私立の本命でした。事前確約がもらえそうな一歩手前でしたが、それができず本番勝負でした。ぜんぜんだめ~と本人も言っていたので、少々あきらめてましたが、速達には「合格」の二文字。思わず抱き合ってよろこびました。たいしたものです、自分の子供ながら。おめでとう。
 
来月は、超本命の公立。こちらは今までで最難関です。本人も行きたがってます。経済的にもそうしてほしい。勢いをかって、乗り切ってほしいものです。そして娘に負けないようガンバロウ。
 

きちがい地味てきました(2009.1.27)

金曜深夜に月曜朝イチで会議資料を出すから、メンバーと打合せをしろとか、毎朝8時からのミーティングを習慣にしろとか、朝のミーティングでもあまりに乱暴な進め方なので、がまんできず、初めて意見しました。役員は顔色を変えてました。その後、今日はメールで袋だたきにあってます。
 
意見したことで、日頃勤務時間や仕事の進め方に不満タラタラの営業の連中が加戦してくれるかと思いきや、たいした援護射撃はありませんでした。あれだけ、一人ひとりハラ割って話してきたのに、ふたを開けるとこんなもん、ガッカリです。人は信じられないものなんでしょうか?単細胞で感情がそのまま表に出る私の欠点です。わかってるんですけど…
 
営業役員からのメールです。
>社長からはマネージャーまでは寝る時間がなんて要らない。マネージャーからはメンバーに、成功を考え、身体がきつくても、夜遅くなっても、それだけの仕事を割り振ってください、と指示が出ている。それでできないメンバーは残念ということで致し方なしということになる
 
もう、きちがい地味てきたと思いませんか?立ち上げで大変は承知の上ですが、それはビジョンとか思いの共有があってはじめて成り立つもの、今は不信感しかないのでとんでもないです。労働基準法の勉強が要りそうです。
 

末期症状(2009.1.28)

夜22時前、営業役員に呼ばれました。昨日朝、かみついてから出張に行っていて帰ってきたところ、出張先から鬼のような叱責メール攻撃、そろそろ来るなと思ってました。最初からハイハイと聞いて従順にしようと決めていました。部屋に入ると、なぜだか腰ぎんちゃくと、もう一人の若手腰ぎんちゃく2号が一緒にいます。
 
営業役員からぜんぜんやり方がなってないと全面否定の説教を受けました。ここまでは予測済みでしたが、その後腰ぎんちゃくからも指導が入りました。ちなみに彼は一回り以上年下、一応肩書として部長とヒラの関係です。そして、な、なんとそれに続いて入社3年目の若手腰ぎんちゃく2号までもが、説教を始めます。ちょっとこれには驚いてしまいました。相当自分の仕事に自信を持っているようです。何か言い返すと終電に乗れなくなるし、言うこと自体がアホらしいので、何も言わず聞いていました。
 
営業役員:「新規事業を立ち上げるとはこういうことなんだ!わかるか?」
腰ぎんちゃく:「そうですよね。その通りです!これではなってませんよね。組み直しましょう!」
営業役員:「よっしゃ、それを○△プロジェクトと名付けよう。今週立ち上げだ。たのしくなるぞお~ガハハ」
腰ぎんちゃく:「お、出ましたね、いつものやつ。これでまたまた寝れないですね。土日ですね。ハハハ」
 
彼ら3人はまた徹夜をするのでしょう。ちなみに前日も会社に泊まっています。もう常軌を逸してます。というかきちがいです。腰ぎんちゃく二人は完全同化しているんですね。ここまで来ると恐ろしいかぎりです。この数日でプロジェクトと名の付くものがいったいいくつできたことでしょう。何とか切り抜け0時近く会議室を出ると、社長はじめ、役員が残ってワイワイやってました。
 
これだけでも重いのですが、実は決定的な出来事がありました。毎週月曜の朝は、社員全員を集めた会があります。入って当初は、みんなが自由闊達に分散型で仕事をする、人を大切にすると面接時に話していたことを笑顔で話していました。実際やってることは正反対ですが…それが週を重ねるごとに表情が厳しくなり、話す内容もおかしくなっていきました。
 
そして今週。「のっけから厳しい話をする。会社は今春が越せるかという状況にある」「この2月、兆しをつくらないと会社はなくなる」「もしもいやなら逃げてもいい」「この会社と心中する気ならやってほしい。やらないなら逃げてほしい」「ここ1~2ヶ月しんどくなる。あなたたちは創業者。それでもやれるか入社のとき確認したはず」(えっ?聞いてないよ)
 
会議後、ヨコに社長が座っていて何気にお客さんとの電話を聞いていると・・・「10分でいいです。あ、いや5分でも…どこでも行きますからぜひ会ってください!」つい1ヶ月前まで会社に呼び付けていたのとは大違い。
 
たった2ヶ月。まさか、こんなことになるとは夢にも思いませんでした。子供は受験の真っ只中。妻にどう話すか?こんな心労はかけられません。思案のしどころです。
 

一夜明けて(2009.1.29)

昨日の無理難題を押し付ける朝会でした。私は昨晩克明にメモした営業役員と腰ぎんちゃくの話を淡々と読み上げました。これだけの無意味な作業、誰かが意見するかと思いきや、さしたる声は出ません。
 
一人、私の一派だと言っているリーダー格が発言をしました。言いたいことを言ってやりますよ!と言ってましたがかなり弱めの発言。結局、営業役員の巧妙なトークで言いくるめられてました。終わる頃には、みんな営業役員の方を向いて、前向きになりましたみたいなムードに。一人だけ元気がなく雰囲気をこわしているのは私だけという感じで終わりました。
 
そして夕方、出ました出ました役員から大作業の指示。完成は明日朝イチ。できるはずがない量です。そらみろという感じ。私が彼らに伝え、まとめる損な役まわり。
 
そんな夜の中、社長からメール。最近元気がないみたいだけど何かあるのか?マネージャーの不元気は部下に伝染するから、元気を出せと。すると期を同じくして営業役員から心配してますメール。プライベートで何かあったのかと。よくもまあこんなことが言えるものです。
 
何でもないですと送ると、これまた同じように二人から何でもないんだねの返信。詮索はいやですが、ウラで話しながらやっているとしか思えません。今、書いてるはたから役員からメール。もうやめてほしいです。
 

連日(2009.1.31)

致命的な話を聞きました。「役員は給料たくさんもらってるよ。年末の増資でまた増えてるから・・・」ウラ情報に詳しい系列会社の女子社員談。今の会社の状況下、もし真実ならとんでもないことです。
 
改めて計算してみました。詳細は未だに開示しませんが、何度か役員が口頭で発した人件費から社員の給料想定分を差し引きすると役員一人当たり最低月250万は下らない計算になります。そんな中、売上上がらないから社員はいくら以上自分で買え!なんて言っているのです。
 
今朝、依頼された資料を役員会議室に持っていくと、「ハイハイ、いいからいいから」と早く出ていってと言わんばかりの対応をされます。何か聞かれたたらまずいようなことを話しているのかと要らない憶測をしてしまいます。
 
とにかく経営陣が何を考え、何をやろうとしているのか、また財務状況も全く見えないという状況は、極めてやばいのではないでしょうか?不信感しかなくなってしまいました。
 
そして昨夜遅く追い討ちをかけるように、土日で資料をまとめろ!営業と打合せしろ!の非常識メールの連続・・・毎週のことではありますが、中味がどんどんエスカレート。数人の営業へメールで相談すると、「ながすしかないですよ」としか言わないし。ほとほと疲れてきました。
 

ろくに休めない日曜日(2009.2.1)

日曜日。昨日は、どうのこうのいいながら、結局一日仕事をしてました。そう、月曜日朝イチ会議室で必要な全く無意味な資料のために。営業役員は、ゴルフに行っているらしく、どうりでメールが来ませんでした。
 
そうこうしていると、15時に売上報告メールが届きました。二、三日前から始まったのですが、一定額を下回るとマネージャー以上で不足をうめるよう、自分で買うというとんでもないルール。結局昨日は、そこから買いましたメールが飛び交って目標達成。何と社長は北海道から。何やらスポンサー探しらしいですが、今このときに北海道???
 
そして日曜日。来ました、来ました役員からのメール。「その後進んでいますか?」全く休みなんてあったもんじゃない。監視ですね、まるで。売上報告メール。またまた不足。対面上、買いました。こんな先の見えたこと、いったいいつまで続けるのでしょう??
 
わずかな光は、この人と思う営業リーダの掛け声で一部のメンバーが自主休日出勤をして、役員に文句を言わせないような段取りをしてくれたこと。「背水の陣」に賛同してくれた二人です。彼らがどこまでもちこたえてくれるか…精神的にやられてると、疲れがとれませんね。憂鬱な月曜日が近づいてきます。
 

罵声(2009.2.3)

月曜日。昨日のセミナーをうけ、今日から笑顔で!と決めていましたが、もろくも崩れさりました。役員が7:30から打合せをするというのに間に合うように7:00前出社。結局、土日をつぶして作った資料の最終チェックをし打合せを行いました。その場で役員は了解しました。
 
そして、定例の全体朝会。マネージャーは報告があり、私の前まではスムーズに進行しました。そして私の番。少ししゃべると、社長が突っ込んできました。
 
「何なんだ、その報告は!」「どこから根拠が出ているんだ!」「意味がわからない」「ふざけんな!」
 
社員全員の前で罵声を浴びました。驚いたのは、その間営業役員が黙っていること。そして社長の罵声が終わったら、「甘いと思います。やり直します」とまでぬかしました。役員の言われるように作ってきたものを何でここまで言われないといけないのでしょう。
 
会議終了後、関係者だけ残されました。「どうなってんねん。説明してみろ!」「紙もないのか!やってないということだろが!」「できもせずに何週間かかってるんだ!」机をたたきます。まだまだ社長の罵声は続きます。「土日は何しとったんや!さぼるからメンバーが迷うやろが!」「今日中にやれ!寝るな、今日は」
 
気がつくと15時でした。朝からです。もちろん食事ぬきです。こんな悔しい時間を過ごしたことは、今までありません。夕方、どうにも立ち直ることができず、暗い顔をしていると、社長がちょっとと呼びます。
 
「さっきはきつすぎたな。ところでここ数日元気がないけど何か悩みがあるのか?」「オレがわかるくらいだから、下の連中はとっくに気がついている」「上が元気がないと士気にさしさわる」「家族の悩みがあるのか?」「なんだ?A(営業役員)と合わないのか?」
 
黙り通そうと思いましたが、営業役員のことに触れました。術中にハマっているとはわかってましたが…「そんなのケンカしたらいいじゃないか」「今はそんなつまらないことを言ってる暇はない。創業者としてガンガンやってほしい」創業者という言葉、お決まりのせりふです。
 
もう、だめですね。言ってしまいました。社長と営業役員は旧知の仲です。早速メールでやりとりしているようでした。その後くだらない資料の打合せで深夜まで。このままだと泊まりになるので終電ぎりぎりで引き上げました。また文句を言われることでしょう。
 
明日は7:30から社長報告会。資料は朝、明日は4時起きです。もう完全にやる気を失いました。次の道を見つけないといけません。
 

人材紹介会社(2009.2.4)

今朝は4時起き、始発で会社入り、7:30からの社長報告資料を作りました。会議では、私の話は一切聞こうとせず、最近なぜか同席するようになった営業リーダーに聞こうとします。
 
私が少ししゃべると、「意味わかんない」と一蹴されます。腹立ちますね。いつものやれ仮説は、検証は、のくだらない時間に明け暮れ、終わると4時間近くの会議でした。こんなしてる間にチラシの一枚を配ることのほうが今どんなに大切なことか…
 
昼食は、背水の陣チームと行きました。意気がってやってる連中です。彼らもサラリーマンなのでどこでケツをまくるか定かではありません。ただ彼らと話してるとたのしいのが唯一の光明です。
 
夜、転職前面談をしたとある人材紹介会社の担当者に会いました。今の実状を聞くのが目的でした。「今このタイミングで転職はしないほうがいいです」開口一番、返ってきました。予想通りでした。いろいろ話しているうちに、彼なりに手立てを考えてくれました。でも案件激減の中、色よい返事は期待できなさそう。
 
「いっそつぶれてからの方がやりやすいですよ」「今だったら、突っ込みどころ満載って感じですよ」そうなんでしょうね。話を終えてエレベーターで送ってもらいながら、「でも前にお会いしたときとは全然ちがいますよ。すごくふっ切れてます」そう見えるんでしょうか?内心はボロボロですが。
 
どうのこうので今日は21:30退社。会社に居た時間は15時間半。通勤含めた拘束時間は18時間強です。ちなみに昨日は20時間。やっていることに意味があるならまだしも…異常です。
 

その場しのぎ(2009.2.5)

昨日は、いきなり朝から10万部のバンフレットが会社に届き、その一枚一枚に個別のシールを貼らなければいけない作業をしていました。上で判断したこの無謀な作業、物理的にできるかどうか、やればすぐわかります。あげくは他部署の応援、そのお詫びと頭下げは私がやっていました…
 
その間にも、あれはどうした?これはどうした?の会議だらけ。肝心かなめのお客さんに直接伝えるはそっちのけで。こうして何か決まりやり始めたかと思うと、3日もたたないうちに、あれはどうなった?結果は?
検証は?きちんとトレースしてないからだ。そして別のことをやる…この繰り返しなんですね。そのサイクルがどんどん短くなっています。そして、あげくは私の能力不足だと。
 
今、会社としてやるべきことは、少しでも売上に直結することを社員全員で自らやること、そして資金調達です。誰の目にも明らかです。後者を必死にせずに社内会議のマスターベーションばかりし、机上の空論で社員を振り回す…これではどうにもならないのではないでしょうか?
 
おそらくマネージャー降格、最悪解雇でも考えているのでしょう。他社員へのみせしめなんですね。今日昼食時に他部署の人が言ってました。「社長の表情、三宅さんには明らかにちがいますよね。何なんでしょうね?」
 
よくよく考えると正式にはまだ試用期間。最初の一ヶ月半は、いきなり呼び付けられて無償労働。その間の収入は、面接でうまいことを言われて有休にした前会社の給料でした。冷静になるとよく仕込まれた話です。職を探さないといけません。それも大至急。きびしいですな。今から会社、気が重いです、すごく。
 

日曜でも(2009.2.8)

会社の役員は、実はすべてZ社の出身なんです。また他にも数人いますが、彼らは明らかに変です。また裏でつながっていると思えてしようがありません。昨日とある取引先の人からZ社出身者の特性を聞きました。
 
敵、味方をハッキリする。敵と決めたら徹底的に叩く。成功するためには手段を選ばない。朝晩の感覚なく仕事をする。人として血が通ってない。思いやりなんてない。相手のことは考えない。利用するだけ。
 
あまりに直面している現実とぴったりなので驚きました。その企業は、6店の店舗展開をしています。この1年でなんと、6店中、4人の店長が辞めたそうです。うち2人は裁判沙汰にまでなった。ホームページに見せかけ店長と掲載され、○百万支払った…
 
こないだの人材紹介会社の人も言ってました。「彼らは宗教。すぐケツをまくる。とんでもない集団。よくいるでしょう。日頃ネクラなのに、いきなりいきがって知識をひけびらかす人。そういう人種です」いるんですね~このタイプが私の会社にも。怖い話です。でもまさに今の自分にハマっています。
 
今日は日曜日。妻と買物に行って夕方家に帰ると、いつもように営業役員からのメールがヤマのように届いていました。
 
16:04 >三宅さん どうしますか。
 
16:06 >三宅さん どういう内容になりますか。
 
16:08 >三宅さん いつ提示してくれますか。
 
2分おきのメール。日曜日です。異常だと思いませんか?早く逃げないととんでもないことになりそうです。
 

妻と会話(2009.2.9)

週末、話しました。何かあるのは感じていたようです。でも、さすがに最初は転職したばっかりなのに…という感じでした。
 
「前の会社のほうがよかったんじゃない?」「もう少し、辛抱したら何とかなったかも…」そりゃそうですよね。そう言うと思います。
 
でも、状況を話しているうちにわかってくれました。「許せないよね!」子供の受験が目の前の彼女に目の上のタンコブをつくってしまいました。でも聴いてくれてすっきりしました。たぶん納得はしていないけど、やむを得ないという感じでしょう。ありがたいかぎりです。何としても前に!
 

月曜日(2009.2.10)

月曜定例の全体朝会。先週、ケチョンケチョンにやられた場です。今日は、社長の予定が入っているらしく、進行が早かったのもあり事なきを得ました。といいながら、自分だけはいつものようにべらべらしゃべってました。話の中、私が数日前から下働きをしている仕掛けを「営業のみなさん、今やっていることは結果が出ない
かもしれないけど、そのつもりで!」とか。
 
今から始めようとしていることですよ。一緒に作業をしてくれている女性が「あんなこと言われたらモチベーション下がりますよね!」と怒ってました。無理もないですよね。「社長の言ってること、要領得なくて、何が言いたいのかわかりませんよね」
 
私の報告の番では、「で、結果は!」と語気を荒げてきます。明らかにけむたがってます。社内あちこち、あーでもないこーでもないと頭でっかちの会議ばかり延々とやってます。そんなことしてる暇があるなら、チラシの一枚でもまきにいけという感じ。ここまできてるのに危機感のなさ。まさにやばいっすね。
 

久々の人材紹介会社(2009.2.13)

とあるサイトに登録したところ、一度来社をと連絡のあった会社へ行きました。40代を中心に紹介をしている会社で以前読んだ本で社名だけは知ってました。「10分くらいで職歴を」と言われ久々に説明しました。しばらくやってなかったのでイマイチ要領を得ませんでした。
 
その会社の社長いわく、「会社って入ってみないとわからないところがあります。おまけにこの経済状況です。しばらく今の会社で我慢しながら進めましょう。2~3ヶ月勝負のつもりで。あと5社くらいは登録してくださいね。キャリアアップしたいことは?希望年収は?」「やはり前職と似通った職種になると思います」
 
その場で一つ案件をもらいましたが、あまりに前職の延長線上、先も見えるので断りたいと思います。またまた転職活動開始です。きびしそうです。今度はいろいろと考えながら・・・パワー要るなあ~
 

日曜じゃない日曜日(2009.2.15)

この土日、会社へは意識して出ませんでしたが、月曜日朝の会議資料やツール作成作業で、結局仕事持ち帰りの週末でした。アホらしいです。
 
中日の祝日をつかって、人材紹介会社やサイトに数ヶ所エントリーしました。そのうちの数社から一次回答が来ましたが、どこも今はあてはまる求人はないとのこと。得意分野は、販促プロモーション、マーケティング系。おまけにこの年齢。今の不況期には、なおさら難しいでしょうね。ま、あきらめずに前進するのみ!
 
日曜日だというのに、朝から夕方までになんとメールが27通。充電器にのせっぱなしなのですが、着信があるたびにブーブー、ブーブーとバイブルの音。その音を聞くたび、ぞっとします。
 
ついさっき、社長からメンバーに話をしろ!の指示メールが入ったかと思うと、間髪を入れず営業役員から、メンバーに話をしてくれましたか?のメール。いったいいつどうやって話せというのか?毎度のことながら、頭にきます。こうして日記を書いている端でもブーブー音がしています。まったく気が休まりもしません。無視したらいいのですが。
 
今日で入社以来ほぼ3ヶ月。その間に来たメールがなんと1720通!1ヶ月573通、1日あたり19通です。しかもこれ全部ケータイメールです。ケータイメールで陰湿な会話ばかり。異常です。
 

解雇通告(2009.2.16)

月曜朝の定例全体会議。社長が開口一番、「大事な話をします」「週末夜に親会社の会計士が説明に来ました」「親会社は大変な状況です。かなりリストラ、車もなし。社長秘書も来月解雇。ぎりぎりです。親会社の支援もなく、この人数をやっていく資金がありません」
 
「昨夜緊急役員会議をやりました。結論を言うと、あと1ヶ月、3月15日でいったん全員解雇します。それまでがんばってください」「急転直下です。本当に青天の霹靂でした」
 
あと、残された選択肢は、ああだこうだ、自分はまだあきらめていないとか言ってましたが、聞いてられませんでした。急転直下?何が青天の霹靂だ!こんなこと、少し前には誰の目にも明らかだったやろが!いまさら言ってもしょうがないせりふが頭を飛び交いました。
 
昼食を営業メンバーとともにしました。みんなあまりそのことには触れないようにしているようでした。その後、営業役員から夜間召集のメールが来ましたが、ほぼ全員無視していました。
 
11月から前会社の有休を使って仕事はしてきましたが、正式には12月21日の入社です。この場合、失業保険はどうなるのでしょうか?また、日々深夜まで残業、休日拘束も尋常ではありませんでした。そういうのって、泣き寝入りになるんでしょうか?
 
この1ヶ月でやらないといけないこと満載です。電車の中、サラリーマンが「今期は赤字だな。オレもタクシー代カットだし。ま、きびしいわな…」虚しく聞こえます。来週月曜は、娘が入試。まずはそっとしておくしかないかと思います。
 

チームワークの大切さ(2009.2.17)

昨日の解雇通告から一夜明けたばかりなのに、朝ミーティングで、役員が会社のキャッシュをつくりにいくだけの身勝手で思いつきだけの策を言うので、私を含め何人かがキレました。
 
一悶着あったからと、その夜、営業を集めて社長から弁明。「オレはまだあきらめていない」あいかわらず自分のことしか考えてないことを延々と説明。あとで伝えないといけないことがあったので個別に話をすると、「なんかみんな終わってしまうとか大げさになっているけど」と信じられない言動。人格を疑います。こんな連中が経営を取り仕切っていたなんて…情けないかぎりです。いまさらですが。
 
どうしようもない!と入社以来始めて営業メンバー全員で連れ立って飲みに行きました。そうなんですね、今まで本当に忙しくて、時間がなくて、仕事ひけてから一杯やろう!という場すらなかったんですね。
 
さすがにみんなたまってました。2次会のカラオケもはじけまくりました。楽しかったです。その帰りに行き交った彼らのメールです。
 
>明日、話そう。役員の言う事だけ聞いて、悔いを残すのは嫌だしね。
 
>ありがとう。確かに今日の話でガッカリだったけど、全員が辞めたくないし、続けていきたいと思ってるよ。やることが一つにまとまらないかもしれないけど、ゴールは一緒だからそれぞれ悔いの残らないようにやろうやれることは、やるべきだしね。
 
>役員は知らないけど、このメンバーで働き続けられるならば働きたいし。なんか、道を探りましょう。
 
>みんなの気持ちは 受け取りました。これだけいいメンバーが揃ってるんだもんね。
 
>共感できるメンバー垣根を越え納得できる行動をとりましょう!
 
>役員蹴飛ばしてでもやりきろう
 
メンバー一人一人は、本当にいいやつばかりなのに。彼らとひとつになれたら。彼ら一人一人がもっと自由にやれる場づくりができたら。(何度が試みたいのですが、そのつどつぶされました)もっといい仕事ができていたと思います。
 
やっぱり会社は人。そしてチームワーク。つくづく感じています。なんでこうなるのか不本意です。そして残念です。
 

人材紹介会社連チャン(2009.2.19)

サイト登録した2社に続けて面談しました。どちらも聞いたことのない名前の会社でしたが、担当者はいい感じでした。
 
1社目は、このきびしい中、6つも選択肢を出してくれました。ダメなものもありますが、こうして出してくれるだけましです。2社目は、まだ出来立ての会社。話を聴いてから会社にアプローチをかけるスタイルで、どうなるかはわかりませんが期待せざるをえません。
 
1社目の会社には、同じ時間に受付で3人が並びました。しかも同世代でした。夜に面談して自分を売り込む・・・またまた労力のかかる転職活動がスタートしました。できることなら二度とやりたくなかったのですが。
 
サイト登録した大半の会社が、「ご経歴をじっくり拝見しましたが、残念ながらマッチする案件はありません」とお決まり文句で返事をしてきます。特に大手ですが。このご時勢、転職市場は予想以上に熾烈になっているようです。
 
夕方、残務整理的にチラシをポスティングしてました。あたりは薄暗くなるし、職を失ったらどうなるかなあ…黄昏ネガティブモードに入ってしまってました。
 

殺伐としたムード(2009.2.21)

どうやら会社は、存続するみたいです。昨日も役員会議とかいって、一日会議室に閉じこもっていました。いったん全員解雇して、言うことをきく人間だけ再雇用するとか、いろんな情報がながれてます。
 
昨日あたりから、次が見えてる人はだれで、だからあの態度なんだとか、いろんな憶測が飛び交って、人が信じられない、最高にいやな空気になってきました。なにはさておき、まず自分の身を守らないと!
 
今までの休日出勤や残業代を請求できないものかと画策しています。こういうときは専門家の知り合いがほしいですね。こうなって、まともな時間に帰宅。陰湿メールもウソのようにピタッと止まりました。
 

きびしい求人(2009.2.21)

人材紹介会社からの求人に5件、サイト求人に3件応募しました。サイト求人は、昨晩全てダメとの返事。前回の打率が2割、今の不況を考えると1件書類に通ればというところでしょうか?もっと幅を広げないとやばいですね。
 
昨日夕方、失業保険の説明を聞くため、ハローワークに初めて行きました。行くと、場慣れした感じの人たちがパソコン検索をしていました。でも、なにやら独特のよどんだ空気でした。
 
窓口で登録し、話を聞きました。「創業して3ヶ月なんですよ」「ええッ!」「最近、私のような解雇増えてますか?」「ええ、多いですよ。でもたった3ヶ月はねえ…つらいですねえ…」
 
失業保険の上限は、日に7730円、月にすると23万円。もらえるのはありがたいですが生活は成り立ちません。家族を路頭に迷わすわけにはいきません。
 
その足で、東京人材銀行へ行き登録。40歳以上の管理職経験者に限定したマッチング機関ですが、結構の人が来ていました。検索してみましたが、収入を落とさないかぎり求人はなし。きびしいですねー
 
窓口の人も「今は求職者がとても多いですから、企業側もさぼっていることもあるくらいですよ」と言っていました。会社の仲間は、一人者が多くて、もちろん彼らは彼らで大変だけど、若いし何とかなるでしょう。こうして、周りの人間の批評ばかりしている自分がいやになります。
 
来週は娘の入試、天王山です。
 

妻へ伝える(2009.2.22)

昨晩、妻へ解雇通知があったことを伝えました。週明けに娘の受験が控えていることもあり、いつ伝えるか、この1週間躊躇していました。でもいつまでも引っ張ることでもないし、ということで話しました。
 
私の話に冷静に聞き入っていました。「今、会社の愚痴を聞けるほど余裕ないけど、そういう大事な話は早く言って・・・」「もう、やばいやばいと聞いていたから、驚くことは
なかったけど・・・」「今度はやりがいとか言ってられないよね。まずお金だ・・・」
 
とにかく次を決めてほしい!そんな感じでした。でも取り乱すこともなく、前向きに受け止めてくれたと思います。ありがたいことです。
 
この週末は、会社からの陰湿メールも一切なし。当たり前ですが・・・応募案件2社の志望動機書と事業企画書作成に明け暮れました。書類選考だけでここまで注力したのは初めてです。手間がかかっても、しょうがないです。何とかしてくれ~
 

転職活動の裏事情(2009.2.24)

会社は、直行、所用、病院などで人が集まらなくなりました。現業務の整理がついたら出社しなくていいとの御達示があったので無理もないですが、これが終息する会社の姿かとさみしくなります。
 
新たな求人をもとめて転職エージェント社へ。前回仲介を依頼したこともあり、裏情報を含め説明してもらいました。私の得意分野のコンシューマのマーケティング系は今応募者が殺到。名前が通っていて、わかりやすいからという理由。
 
会社ごとの応募者リストを見せてもらいましたが、ある会社は90人近くもいます。そう90倍ですね。ちなみにこのエージェントからだけのリストなので他も含めると、とんでもない人数になります。そしてその7割くらいに「不合格」の文字が・・・書類選考だけでこの状況。
 
大阪大学、早稲田、慶應…そうそうたる学歴が並んでいます。年齢は、45歳、43歳、47歳、41歳・・・同じ年代です。中身はありますが、まず確率の問題で成り立ちません。
 
担当者いわく、「人気案件は応募殺到で即日クローズになるケースも出てます」「冠系って言いますが、例えば住商○○とかは殺到しますね」「今、企業は頭がいい人より、直接売上を取ってくる人を求めてます」「書類通過率は、20%を切っています」「狙い目は、BtoBで名前の知られてない地味な会社。でもコツコツやって経営堅実なところ」「確率上げて。お尻が決まった短期決戦ならなおさらですね」
 
作戦を考えないと大変なことになりそうです。条件をゆるめにして検索してもらいましたが、結果出てきたのが50数件、そこから一つ一つ見ていき、10件強をピックアップしてもらいました。今の自分にはこの数が最大なんですね。きびしい現実!
 
その帰り道、別の会社から連絡が入り、いきなり2件書類不合格とのこと。今日は追加で9件を応募しました。これで現在14件応募、書類選考不合格2件の戦績です。
 

自分で探そう(2009.2.26)

会社の同僚と昼食を一緒にしました。彼も同じように解雇になる身、37歳です。
 
「どうや?進んでる?」「とりあえず応募してますよ。明日面接です」「そりゃあ良かったな」「あんまり中身見てませんよ。30件くらいかな、応募したのそのうち5~6件、書類落ちましたよもう」「30件!すごい数やなあ」
 
「エージェントもやってますけど。自分で探さないとだめみたいすよ。リクナビとかenjapanとかでね」「今って、買い手市場だから、企業はわざわざお金の要るエージェントに出さなくても応募が来るみたいですよ」「なるほどなあ」言われるまで気がつきませんでした。そりゃそうですね。
 
夕方、別の人材紹介会社と面談しました。小さな会社ですが、今までヘッドハンティングを中心にサーチ型をやっていたらしく、案件数は少ないそうです。そのかわり相手のことをよく理解して、マッチする企業との橋渡しをしてくれるようです。出てくるか否かはわかりませんが、期待感のある話でした。
 
で考えました。人材紹介会社頼りしかないからと活動してますが、それって結局あてがいぶち。他人まかせ。自分の意思はあまり入らないんですよね。お尻が決まっている以上、やむを得ないですが、やはりできる範囲で自分で探さないといけません。自分の人生ですから。主体的に。悲観せずに。もっと自信を持って。
 

最終出社日(2009.2.27)

3/15付で解雇になりますが、自分の担当業務が終わったら、もう会社へは来なくていいとのことで、今日が実質最終日になりました。退職届など書類を出して、帰宅しました。
 
今までは、会社で同僚と顔を合わせて、くだらないことを言ったり、何より、朝出勤するというリズムの中でやってきましたが、来週からはそれもなく、孤独の戦いが始まります。
 
そこへいきなり書類不合格が6件立て続けにきました。その中には、前職経験と同業種で書類は通るだろうと思っていたものも入っていました。ショックです。求人も幅を広げていろいろあたっていますが、何も音沙汰なし。なにやら前回とは全く違うきびしいムードを感じています。
 
そうなんですね、今回は後がないんですね・・・プレッシャーが・・・娘も第一志望に残念ながら落選。今日昼間はボタン雪が降る寒い一日。重~い一日になりました。

続編はこちら

まず最初の一歩を踏み出すお手軽講座