日々受ける相談では、「サラリーマンと起業家のちがいって何ですか?」「独立起業すると毎日はどんなふうに変わるのですか?」こんな質問をよく受けます。
ベースはサラリーマン脳と起業家脳の違いにあります。両者の違いにはいろいろな視点があります。その本質を知ることが自律した働き方生き方をつくるヒントになります。本記事ではその視点をまとめました。
自分で決めるか決めないか
サラリーマンは雇われ。出世したとしても何かしらの制約があります。どこまでいっても自分のやりたいことを100%やりたいようにはできません。何かやるには上司や会社の承諾が必要になります。
お金も会社のお金。承諾さえ得ればお金の心配は要りません。もしうまくいかなかったとしても大きな問題にはなりません。
起業家は自分がやると決めたら今すぐにでも行動に移すことができます。だれとどこでどうやってやるかも自分で決められます。
人と話したり歩いていてある時ふっとアイデアを思いつく。その場でメールする。すぐにホームページをアップデートする。人に会いにいく・・・すぐに行動に起こすことができます。
お金はもちろん自分の持ち分です。自分の算段で即決します。その代わりうまくいかなかったらそのまま自分に跳ね返ってきます。全て自己責任です。
投資という視点があるか否か
例えばメルカリで物販してキャッシュができたとします。じゃあそれで何かを身の回りで買物してしまうのと、それを元手に次やることに使おうとすることの違い。
儲かったらそのつどお金を使ってしまうのがサラリーマン。儲かったら仕組みをつくったり、ひとつ上のレベルにいくためにお金を使うのが起業家です。
「お金で時間を買う」という発想があります。自分ですべてのことをやればお金は掛かりません。でもその分、他のことはできなくなります。
例えばホームページを制作する作業。時間を掛ければ自分でできます。素人であってもイチから調べて一つずつやっていけばいつかできます。出来栄えはどこまでいっても素人の域です。
「お金は掛けたくないから全部自分でやろう」というのがサラリーマン脳。「記事執筆や更新は自分でやるけど、大きな器づくりに時間を掛けるのはもったいない。信頼できる業者に頼んでその間にコンテンツをつくろう」というのが起業家脳。
どこまでを外注して、どこからを自分でやるのか?その算段こそが重要です。
自分でやろうとしたらそれ以上の成長はありません。今より上のレベルを狙うのなら「この作業はお金を払ってでも外注しよう。その代わり捻出した時間で新しい事に取り組もう」という発想をもつことが必要です。
オンとオフがあるか否か
サラリーマンはウイークデーは会社に通います。朝から夜まで会社で仕事。夜遅くに開放されて疲れ果てて家路につきます。
そんな平日の疲れを癒すために週末はしっかり休みます。平日はオン、週末はオフ、きちんと分けようという考え方。オンとオフをしっかり分けて生活します。
起業家はオンとオフの境目がありません。例えばある週の事例です。その日は企業研修の講師。サラリーマンを辞めてから苦手になったネクタイ・スーツでかちっとしたイデタチ。
その夜はコミュニティに参加、ラフな服装でメンバーの熱いディスカッションに加わる。服装ひとつで中味も変わります。
翌日は都内で打合せ。焚き火コミュニケーション事業のイベント下見で北軽井沢へ向かうためパッキングとそれなりの服装。
夜には現地到着、薪ストーブを満喫。翌朝は、空気のおいしい森の静寂。川のせせらぎ。落ち葉焚き。
午後から東京に戻る。シャワーを浴びて着替え。夜はオフィスでアカデミーのグループセッション。
イベントの下見は仕事でありリフレッシュでもあります。定期的に自然と触れることでエネルギーをもらうのが日課。
午前はネクタイ、午後はラフスタイル。研修会場から山の中まで。サラリーマン時代にはありえないことが日常になります。
ストレスの考え方|起業1年目の体験談
ある日、起業して1年目の知人と打合せをしていたときのこと。何となく話の方向がサラリーマン時代と起業家になってからの違いへとながれていきました。興味深い内容があったので紹介します。
独立起業してからはストレスがなくなりました。サラリーマン時代は人間関係とかどうでもいいことにパワーを使っていたと思います。自分が評価されると足の引っ張り合いをするとか今思えば情けないことが多々ありました。もう一つ、自分の力が100%発揮できていると思います。人に感謝される→役に立っている実感がある→行動量が増える→エネルギーが湧いてくる・・・こんな好循環があります。稼いでいない時間の使い方も大切ですね。
こんな話をしてくれました。知人は独立して1年が経過したところ。サラリーマン時代は誰もが知る大手企業に勤めていました。まさにがむしゃらに動いてきました。そんな彼がこれまでの自分の行動を振り返っての言葉です。
「ストレスはなくなった」。ストレスに人にはつきものなので完全になくなることはないでしょう。「変なストレスがない」というのが適切は表現かもしれません。自分がやりたいように責任をもってやれるとこう感じるようになります。
「自分の力が100%出し切れる」。サラリーマン時代は組織の歯車の一つ。全体としてこんなことがしたい、自分ならこうすると思ってもできません。こんなこともストレスの一種になります。
「稼いでいない時間の使い方」。サラリーマン時代は自分が稼いでいるという感覚がありません。起業家は稼いでいないときの時間の使い方が大切になります。
次のステージのこと、そのための種まき、そして自分の未来図のことなどなどをじっくり考えます。ある意味「自分のメンテナンスする時間」です。
実際は日々稼ぐことに追われるのが実情でもあります。でも起業家はこの「自分をメンテナンスする時間」をしっかり持たないと成長しません。
独立起業1年経過した人の話、とてもリアルで役立つ内容でした。もしこんな感覚味わえると思ったらどんな気持ちになりますか?ずっとモヤモヤし続けていてもトンネルは抜けられません。大切なのは小さな一歩を踏み出すことです。
上司をみるか、顧客をみるか
仕事をするときどこをみていますか?サラリーマンと起業家では違いがあります。多くのサラリーマンは上司をみて仕事をします。起業家はお客さまをみて仕事をします。
サラリーマン時代は私利私欲ありき。昇進してステータスを上げること。権限を獲得して自分の決裁でできる範囲を増やすこと。給料を増やすこと。
そのためにはいかに上司に気に入ってもらえるかが全て。上昇気流に乗っている上司につくことができたら出世街道まっしぐらです。
起業家はお客さまありき。お客さまなくして自分の仕事は成り立ちません。良くも悪くもお客さまの反応がダイレクトに跳ね返ってきます。
自分ありきで動いていたらその反動がすぐに自分にきます。お客さま視点が大切なんて大義名分を言っている暇なんてありません。日々否応なくお客さまをみることになります。
こんなことを言うと今サラリーマンとして一生懸命にやっている人からすれば、「自分はお客さまをみて仕事をしているよ!」と反論があるかもしれません。
でも組織の中ではお客さま視点を貫くことは難しい課題です。実体験を踏まえつくづく感じます。ちょっと横道にそれますが僕自身の事例です。
サラリーマン時代大きな組織の一員でした。当時、街の電器屋さんの活性化に携わっていました。
大型量販店が台頭しはじめ、こうしたパパママショップはどんどん陰りをみせていきます。でもこれからやって来る高齢化社会で地域とお客さまに密着した商売は必ず重要な位置づけになる。そう信じてやる気のあるお店の人たちと一緒になって未来図を描いていました。
元々根っからの現場主義。お店の店主、奥さん、二代目と日々接点を持ち続けていました。本社から直接お店に出入りする人なんてそんなにいませんでした。
現場に行くと先端で動いている人たちの苦しみを肌で感じました。日々お客さまのことを思って現場を這いずりまわっている姿を目の当たりにしました。
一方、メーカーや販売本部の川上でやっている人は末端にいる人の気持ちを受け止めることなく毎日を送っています。
表向き顧客第一主義なんて言いながら、現実はみんな自分の出世や利益のためにどうすればうまくいくかだけを考えて仕事をしていました。
「何で現場をみて仕事をしないんだ!お客さまに一番近い人の話を聴かずして会社が良くなるはずがない!」日に日にその想いは募っていきました。最後は憤りにまで至りました。
そんなある日、当時のCEOと直接対話できる場に恵まれました。ここで言うしかない!現場の苦悩をその場にぶつけました。幹部の誰それが良くないというところまで言及したのが原因で、この事件を機にサラリーマンとして奈落の底に落ちる運命をたどることになりました。
この例は極端かもしれません。でもサラリーマンには限界があります。自分が心底お客さまのことを思って仕事がしたいのなら、現場主義を貫いて自分が思うことを自分の手で実現したいのなら起業家になることです。
「組織の圧力があるからできない」「環境が悪いからうまくいかない」「上司が理解しないからだめなんだ」そんなことをいくら言っていても何も現状は変わりません。本当に自分でやりたいのなら自分でやりましょう。
躊躇する人生なんて意味がありません。時間がもったいない。もし今そんな思いにいるのなら小さな一歩を踏み出してください。人生として見える景色が変わっていきます。
どこを向いて仕事をするのか?
例えばある一つの企画があったとします。通常その企画を組み立てるのには複数の会社が関わります。会社には発注上の上下関係があったりします。仕事をもらっている会社は発注先の会社の顔色をいつも気にしています。
A社とB社で下見にいったとします。ちなみにA社がB社に発注を出している会社だとすします。段取りが悪くて現場で予期せぬ事態で起こりました。「A社さんの印象を悪くしてしまったようです」後日B社からこんな報告があった・・・
一見普通のやりとりに見えます。A社は仕事を受けている会社です。本当のお客さまはエンドユーザー。A社も受注元の一社に過ぎません。
なのに周囲はA社の顔色ばかりうかがっています。そしてA社に気に入ってもらうように企画を組み直します。それに合うように現場の人に無理難題を出します。結果、現場の人がくらだないことに振り回される・・・
変ではないですか?本当のお客さんが誰なのか?その根っこの部分が抜け落ちています。「あなたはいったいどこへ向いて仕事をしているの?」そう言いたくなります。でもサラリーマンだとよくある仕事の構図です。
起業家はここがシンプルになります。自分のお客さまは誰なのか?お客さまによろこんでもらうためにどうしたらいいのか?それだけを考えて仕事をします。
仕事にはエンドユーザーがいます。エンドユーザーへ近いところには現場の人がいます。
現場の人には一人ひとりの気持ちがあります。現場でやってくれている人の気持ちや想いを逸脱した仕事はしない。こんなスタンスを貫きます。
本来エンドユーザーに向いて仕事をするというのは、サラリーマンだろうが起業家だろうが変わらないもののはず。
「お客さんに向いて仕事をする」一番大切なものを見失ってはいけません。「仕事はコンテンツでなく人とやるもの」貫いていきたい姿勢です。
サラリーマン脳→起業家脳のつくり方
どうしたら起業家脳になれるのか?ここから少しヒントになる切り口を紹介します。
今あるサラリーマン生活を俯瞰してみる
「もうこれ以上どうしようもない・・・」「取り返しのつかないことをしてしまった・・・」「上司に怒られる・・・」「自分はダメ人間だ・・・」
こんなふうに感じるときがあるでしょう。会社での失敗が命取りになる・・・そんな心境かもしれません。
でも実際はそんなことはありません。人はその場に追い込まれると逃げ場を失った気持ちになります。他の事が考えられなくなります。
そんな時は少し離れたところから自分を見てください。後で考えると何であそこまで落ち込んでいたんだろう?って思える時が来ます。
「ケセラセラ」という言葉があります。「なるようになるさ」という意味です。起業家脳になると、知らず知らずケセラセラ状態になります。
その時失敗に見えたことも後々ネタや肥やしになるという考え方です。人生にムダな日は一日もありません。
通勤時間は当たり前をはずす
毎日の通勤は大変です。満員電車に押しつぶされて車内では身動きすらできません。ひたすら耐えるだけ。スマホを見たり眠ったり。会社に着く頃にはもうヘトヘト。
何で朝からこうなんだろう?こんな毎日をいったいどれだけ続けているんだろう?通勤に費やした時間っていったいどのくらいなんだろう?と感じます。
通勤時間を当たり前と思ってはいけません。ちょっと立ち止まってください。そもそも通勤なんてなくてもいいです。
オンラインがこれだけ浸透した世の中。仕事はどこにいてもできます。「えっ?そんなこと言っても会社に行かないと・・・」そう思っているなら思考停止。
いきなり会社を辞めろと言っているのではありません。今いる環境でも仕事のスタイルを変える発想をしてみようということです。
「できない」と言っていたらいつまで経ってもできません。「どうしたらできるのだろう?」と考えるときっかけが見えてきます。
「自律した働き方に通勤なし」これこそ起業家の醍醐味。既成概念に縛られてはいけません。「シンプルに考えるとどうなの?」いつも本質で考える習慣をつくっていきましょう。
両方経験して視野を広げる
サラリーマンの世界と起業家の世界。真逆のところがたくさんあります。両方を経験するとそれはとても面白いことになります。真逆な分余計に見える景色が広がります。見える景色を広くもつと人生に厚みが出ます。
サラリーマンをやっているときは起業家の世界なんて想像もできません。本を読んではガンガン毎日を送っている別世界の人なんだろうなあ・・・僕もサラリーマンの頃そんなふうに思っていました。
でも別に特別な世界の人ではありませんでした。実際起業家になって感じました。自分のやりたいことを実現するため毎日を送っている人たちでした。
「自分のやりたいことを素直にやる」とてもシンプルでした。サラリーマン時代はそのあたりがなぜかややこしい毎日だったことを思い出しました。
同じサラリーマンでも大企業とベンチャーとか真逆の世界を経験するといいです。僕は大企業、ベンチャー、中小零細と3つのフィールドを経験しました。
大企業はものすごい分業制。ベンチャーは人がいないから全部を自分がやり切る。この比較ができるのも両方経験できたからです。
大企業だけしか知らないと世の中の仕事はそれがすべてと思いがちです。自分の力で仕事が動いていると思ってしまいます。
そんなことはありえません。会社を経営していくためにはさまざまな視点と役割が必要になります。これも自分が実体験しないとわかりません。理屈ではありません。
サラリーマンをやるのならベンチャーと大企業の両方を経験しましょう。そして自分で人生をつくっていきたいのならその後起業を考えましょう。
サラリーマンで1社を勤め上げることはそれはそれで素晴らしいこと。でももし仕事の中身に厚みをもたせたいのなら、ベンチャー+大企業という経験をおすすめします。
そしてさらに起業という選択肢を選ぶことができたなら豊かさは倍増します。自分が実体験でしないと本質はわかりません。
サラリーマンの特権を十二分に活用する
サラリーマンは特権だらけです。このことにサラリーマンやっているときには気づけません。起業した後の「あの時、こうすればよかった!」「会社にいるうちにあれをやっておけばよかった!」と後悔します。
サラリーマンの特権って何か?会社にあるリソース、人脈、学びなど挙げるときりがありません。その価値に気づくだけで起業後の活動がスムーズになります。サラリーマンでいるうちに今ある特権を使い倒しましょう。
自分に正直に生きるか否か
起業すると自分に正直に生きられるようになります。自分がやりたいことをやる。たのしいと思えることだけやる。窮屈なことはしない。基本自分が嫌なことはしない。
一緒にいて気持ちいい人といる。付き合いたくない人とは付き合わない。ホンネで話せないところはどんどんなくしていく。そんな感じです。
サラリーマンをやっているとそうはいきません。会社があって、組織があって、決まりがあって、上司がいて、部下がいて、立場があって、周囲の目があって・・・まさにしがらみだらけ。
「ホンネはこうなんだけど、しょうがないな・・・」そんな場面が多いことでしょう。
サラリーマン時代は僕も同じ。うれしいことはうれしい!悲しいことは悲しい!良いことは良い!悪いことは悪い!基本そんな単細胞。現場で肌で感じたことが全て。
もし現状が間違っているのならすぐにでも正したい!そんな感じで動いていました。お客さまや現場のためになっていないことは許せませんでした。
すぐさま上司に進言しました。小手先を使うのは苦手なのでストレートに伝えました。「そうはいっても現実があるからね・・・」「会社には順序があるから」「ちゃんと根回ししないと」そのたびに言われました。
「今すぐやらんといかんのに、何でそんなまどろっこしいことをしないといけないの!」いつもそう感じていました。
大きな組織でのしがらみ、ベンチャー立ち上げと倒産、創業社長のワンマン経営を経て会社を卒業。
「ホンネで会話ができないところに正しい道は拓けない。新しいものも生まれない」23年のサラリーマン経験で培ったこの信念はずっと変わりません。以来どれだけホンネが言える職場をつくっていけるかを模索しつづけています。
誤解しないでほしいことが一つあります。起業したらやりたい放題できるということではありません。自分勝手、自己中心では相手とのやりとりは成り立ちません。相手のことを考えた上でどうしていくかを決めるのは大前提です。
無責任もNG。自分で事業をやる以上、家族そして会社そして社会にも責任をもった行動します。当たり前のことをばかにせずちゃんとやる。自由で自分らしく「責任をもって」自分サイズのしあわせをつかむ。責任の意味がここにあります。
これから1年、2年、3年と本来の自分を抑えたまま毎日を過ごしていくのか?それとも自分の人生、自分に正直に生きていくのか?自律して自分に正直に生きてみる。人生の選択肢を決めるのはあなた自身です。
まとめ
夕方時の今。カフェで外を眺めながらこのコラムを書いています。通りにはサラリーマンとおぼしき人が忙しそうに歩いています。
そんなに慌てて、眉間にしわを寄せて、どこへ行こうとしているのか?そんな毎日の先に何があるのか?あとで人生を振り返ったとき何が残っているのか?
そのことに気づいている人ほとんどいないはず。僕も10数年前サラリーマンの頃はそうでした。
起業してこうしてサラリーマンを客観的にみれるようになりました。サラリーマンとして見える世界はとても小さいものです。
サラリーマンは23年。23年というととても長い時間です。でもサラリーマンをやっているときはそんなには感じていませんでした。気がつくとそんなに経っていたという感じです。
毎日満員電車で家と会社を行ったり来たり。上司がどうだ、部下がどうだといろいろ思い愚痴を言う。自分の意にそぐわない仕事をさせられる。
人事異動に一喜一憂する。評価されないと自分を否定されたような気分になる。パワハラで追い込まれてうつになる。最悪の場合、自殺に追い込まれる・・・
たった一人で狭い世界で思い悩んではいけません。小さな世界の出来事で自分の人生を決めてはいけません。そこしか見えなくなってしまうのがサラリーマン世界です。なぜここまで言うのか?
それは僕自身がそこまで追い込まれた経験があるからです。自殺を考えたときがあるからです。今振り返るとほんと無意味なことを考えていたと思います。人間追い込まれるとそうはならないものです。
もし何事もなく起業ということを考えることなくいたら、あのまま気がつくと定年だった・・・そんなふうになっていたと思います。
でもちょっと波乱万丈があってサラリーマン生活から卒業しました。結果的にそれが僕の人生を100倍豊かにしてくれました。
起業していくためには起業家マインドを養っていく必要があります。起業家マインドとは、起業家的発想法、思考パターン、行動規範といったもののことを言います。
起業家マインドがないといくらノウハウや技術を学んでも機能しません。自律した働き方は「サラリーマン脳」から「起業家脳」に変換することで身についていきます。
サラリーマンで行き詰まりを感じているのなら、いったんいつもの世界を抜け出してみてください。外の世界の人と話してみてください。半歩前に踏み出してみるだけで十分です。その小さな一歩で見える世界が大きく変わります。
サラリーマンである自分がどこにいるのか?それがとっても限られた場所であることに気づいてください。そして自分が主人公の人生を歩んでほしいです。