中高年が自分の足で立てるようになる「一人商い」をつくるフリーエージェントアカデミーの原点を記しています。
このままじゃいけない
統合、事業縮小、人員削減、リストラ、早期退職、役職定年、再就職・・・エッ?あの大企業が・・・?そんなニュースが取り沙汰されます。
「いろいろあるけど、自分は大丈夫」そう思っていませんか?でも本当にそうでしょうか?今、目に見えていることは氷山の一角です。
これまでの常識では考えられないことがここ数年のうちに当たり前のように起こりはじめることでしょう。いえ起こっていますね。新型コロナ禍は大きく世の中を変えました。
一方で、ボーナス削減、給料カットで収入減。子供の教育費、住宅ローン、はたまた生活費。将来への不安は募るばかりです。
毎日同じ時間に起き、同じ時間の満員通勤電車に揺られ、朝からヘトヘトになる。決められた時間にデスクにつき、指示のあった仕事をこなす。気がつくとただひたすら会社と自宅の往復をするだけ毎日。
人生はこのままでいいのでしょうか?あなたにとっての「自分らしさ」はどこにあるのでしょうか?
今まさに「自立&自律できる力」「個人で生きていける力」が必要な時代です。今のまま何もしなかったら、会社に依存したまま人生の終盤に向かっていくのをただ待つだけです。
何からはじめたらいいの?
「そうはいってもこれからどうしたらいいの?」「転職、再就職?本当にそれでいいんだろうか?」「転職したとしても結局今と同じことになるのでは?」「独立起業?でもいきなり会社を辞めてなんて無謀なことはできないし・・・」
「今までサラリーマンしかやっていない自分にいったい何ができるというの?」「スキルも経験もないし、資格をもっているわけでもないし・・・」「いったいどうしたらいいの?」
こんな思いが頭の中をめぐるのではないでしょうか?
助走準備をする
働き方の多様化を実践するコミュニティフリーエージェントアカデミー(以下FAA)は、2022年現在コミュニティを運営して12年、600名強の人とのご縁をいただいてきました。
ゼロからはじめる
「起業へ向け何をしたらいいかわからない」「何をやるかも決まっていない」「漠然とモヤモヤしている」こんな状態の人が対象になります。
巷にある起業塾は、何をするか決まっていて、事業計画書をどうつくるのか、資金調達をどうするのかなどを教えるところが多いものです。
そうしたところとは真逆、何も決まっていないところからあなたの可能性を一緒に考えていきます。FAAは起業塾ではありません。理想の生き方を具体化するために一人商いができる技術を習得し、人のつながりをつくる場です。
身の丈のシゴトづくり
自分とご家族が食べていけるところをしっかりとつくることを第一義にしています。いきなり店舗を構えたり、法人設立したり、在庫を抱えたり、従業員を雇ったりといったお金をかけるような形態ではありません。
自分自身を商品にして、最初に掛けるお金を最小限にしてスタートする商いをつくっています。
人のつながりをつくる
一人で頭を抱えていても良いアイデアなんて浮かびません。眉間にしわを寄せて考えてもお客さまによろこんでいただけるシゴトはできません。
同じ志の仲間と相互応援でチーム力を最大化できる仕組みがあります。でもたのしいだけで成就できるほどシゴトづくりは甘くありません。「たのしく自分を律して」をモットーにしています。
FAAでは、勤めながら一人商いができるようになるプログラムを提供し、自分にとっての天職つまり「心からたのしいと思える仕事」をカタチにしていきます。
何をするか、どんな方向でいくかも決まっていない漠然とした状態を入口として、自分の力で生きていける一人商いが軌道に乗るところまでを一気通貫でサポートしています。
個性を最優先
こだわっていることがあります。それは個人が本来持っている「個性」を引き出すことです。
残念ながら組織の中で個性は埋没します。人は十人十色。その人にしかない魅力があります。一人ひとりと向き合いながら、自分の価値観に則した生き方への道筋を一緒にひいていくのが目的。一人商いはそれを具体化する手段にすぎません。
フツーにサラリーマン、ないない尽くし
10数年前、三宅もあなたと同じサラリーマンでした。誰もが知る大手企業に22年間勤めました。どこにでもいる現場の一担当から始まり、ご縁もあって、全国プロジェクト完遂・最年少管理職・幹部候補生といったいわゆるエリートコースを歩みました。
絶頂にいた30歳半ば、公式の場で当時CEOに正面から直言し、幹部批判をしてしまいました。その後はどん底コースを体験してきました。
強烈なパワハラにあいました。お先真っ暗で自殺することも考えました。今でいううつ状態だったのだと思います。追い詰められてその会社を辞めることにしました。
44歳でベンチャー立ち上げに参画。そのベンチャーは3ヶ月で倒産、一斉解雇、失業、再就職を経て、46歳で独立しました。
恥ずかしながら、最後は行き場を失った独立という感じです。良いこと、悪いこと、うれしいこと、つらいこと・・・サラリーマンが味わうほとんどすべての経験をしているといっても過言ではありません。
サラリーマン一筋23年。これといった特長もなく、人脈なし、カネなし、知識なし、経験なしのまさにないない尽くしでの独立起業スタートでした。
でも会社を辞めざるを得ない状況。当時、たっぷりの住宅ローンと大学入試と高校入試の子供を抱えていました。自分が何をするかも明確じゃない。起業準備のやり方なんて右も左もわからない。
誰も教えてくれないし、相談できる人もいない。自己流、行き当たりばったり、闇雲に動く毎日でした。
そんな中、稼ぎらしい稼ぎもなかなかつくれません。毎日見るのは貯金通帳。お金は溶けるようになくなっていく。通帳残高を見ながら焦りと不安の毎日でした。
サラリーマン時代はまったく意識もせず毎月払っていた税金、健康保険、住宅ローン、カードの支払いが重くのしかかってきました。
「また25日が近づいてきた。どうしよう・・・」胃が痛くなる毎日を送りました。コツコツためてきた貯金も底を尽きていきました。サラリーマンがちゃんと準備をせずいきなり独立起業すると、こんなに痛い目に合うことを身をもって知りました。
失敗してわかったこと
独立起業して1年半。すったもんだの連続でした。そんなある日。少しだけ落ち着いた頃、これまでの起業の道のりを振り返ってみました。
「自分が進む方向が決まってなかった」「事前の準備が足らなかった」「自己流に走り過ぎた」「ムダなことばかりしていた」「取り組む順番をまちがっていた」
「誰も相談できる人がいなかった」「本音が打ち明けられる仲間がほしかった」「あの時こうやればよかった」「ああしておけば少しは苦労せずに済んだ」・・・
さまざまな後悔ともいえる反省が湧き出してきました。考えてみれば当たり前のことばかり。でも毎日毎日をとにかく必死で送っていると気づく暇もありませんでした。
ハッと気づいたこと、それがキッカケになりました。「苦労や失敗はすべて財産になる」「実体験は何者にも代えがたいもの」後になって学んだことです。
一人商いづくりに必要なこと、それは「正しい手順」なんだと。その正しい手順をサラリーマン時代にコツコツと積み上げれば成功確率が上がるはず。
これまでの失敗体験を整理したら、もっと起業のハードルは下がるんじゃないだろうか?起業する前に「正しい手順」で準備ができたら失敗リスクが最小限になるはず。回り道をせず、ショートカットして進めるんじゃないだろうか?
加えてお互いの進む道を応援し合える仲間づくりができたらモチベーションも保てるし、何より他人に言えない相談相手になってくれるはず。
これから自分と同じ道を進もうという人の助けになるかもしれない。今をモヤモヤと過ごしている人に新しい生き方の選択肢をつくることができるかもしれない。
そしてワクワクいきいきとした人生を歩むお手伝いができるかもしれない。そんな思いにかられました。
それから今まで自分が失敗してきたものの整理がはじまりました。ノウハウやハウツーを盛り込むため学びを加えていきました。同時に仲間づくりをスタートしました。
自分が心からたのしいと思える仕事をつくりだす仲間づくりにしたいという想いで天職塾と名付けました。最初は僕を入れて「たったの3人」からスタートでした。
それから10数年。おかげさまで仲間が一人また一人と増えていきました。理念に共感してコミュニティをサポートしていただくメンバーまで出てくるようになりました。
こうしたプロセスが今の「働き方の多様化を実践する場」フリーエージェントアカデミーへとつながっています。
リスクなしで一人商いをつくる
FAAでは、サラリーマンを続けながら、一人商いをつくる技術を習得することと人のつながりをつくる場の提供をしています。
これをハイブリッドキャリアと呼んでいます。ハイブリッドキャリアを実践することで、リスクなしで、身の丈に合わせたシゴトをつくることができます。その先には自分で切り拓く人生を手に入れることができます。
ノーリスク
独立起業して立ち行かなくなる一番の理由はお金。もっと言うと毎月の生活費です。だからいきなり会社を辞めて起業なんてしてはいけません。
給料をもらいながら一人商いの準備をします。会社を辞めないので収入の不安はありません。
もし会社でストレスがあるのなら、それはどこかに葬り去ってください。近い将来、自由に自分らしく生きていけることを想像しながら毎日を送っていきましょう。
お金をかけない
一人商いは、店舗を構えたり、在庫を持ったりといったビジネスではありません。アフィリエイトやFXといったものでもありません。
「人と人とがつながること」を大切に自分自身を商品にして売っていく商売です。目の前の相手から「ありがとう」と言ってもらえるシゴトです。
そのためにあなたは「○○の専門家」「○○の第一人者」になることを目指します。開業資金は最小限に抑えることができます。
継続できる
成功とは「ずっと商いが続いている」ことを言います。続けていくために必要なことはワクワクです。一人商いづくりはワクワクすること、熱量が上がることを軸にします。
そうすることで、たのしく、充実感、やりがいを持って毎日を送ることができます。ワクワクとたのしさがなければ継続はありえません。
ハイブリッドキャリアでつくる一人商いは、以上のように僕自身の失敗や遠回り経験をふまえ、体系づけたメソッドです。
決して奇をてらったものではありません。あくまで正攻法です。地に足つけて着実にサラリーマンのうちに準備をしていくステップです。一度に成果は出るものではないことをご認識ください。
あなたには必ず光るものがある
一番大切なもの。それは、あなたがこれまで「一生懸命生きてきたプロセス」です。あなたにはあなただけの人生のドラマがあります。
自分には取り柄なんてない・・・そんなことは絶対ありません。人には必ず光る「宝物」があります。もし失敗や苦労や挫折経験があるのなら、それこそが大きな武器に変わります。一緒に見つけていきましょう。
自律的自由人という生き方
サラリーマンから独立起業し、一番良かったこと。それは毎日に「生きている実感を持てること」です。同じことをする日は二日とありません。
誰かに何かを言われるわけでもなく、自分ですべてのことを決めていきます。毎日を自分の手でつくり出していく醍醐味は味わってみないとわからないものです。
そしてもう一つが「かけがいのない仲間ができたこと」。独立起業で得られる人生の豊かさはハンパありません。
組織に庇護されることなく自立する。自由で、自分らしく、責任をもって、自分サイズのしあわせを手に入れる「自律的自由人」という生き方。
自律的自由人を増やし、自分の周囲を元気にしていきたい。そんな思いで毎日を送っています。
「毎日が心からたのしいと思えるシゴトを自分の手でつくりだす」自律的自由人の世界への第一歩を踏み出してみませんか。すべては「目の前の小さな第一歩」からはじまります。