三宅哲之の体験談

54歳で新たな自己投資、未来へ向けた複業

2月末で54歳を迎えた。46歳で独立してから9年目に突入した。早いものだ。特に50代に入ってから日にちが過ぎるのがあっという間。この調子でいくとすぐに60歳が見えるのではないか?年齢なんてどうでもいい。ただ毎日を大事にしないといけないと本当に感じる。

誕生日の節目に次ステージへ向けて投資をした。契約が終わり引き渡しになる日がたまたまこの日に重なった。結果的に新しいスタートにふさわしい日になった。このタイミングでなぜ投資に踏み切ったのか今の心境を記す。原点に立ち返れるように。

これまで起業相談、起業の学校、働き方多様化コミュニティと生業を積み上げてきた。まったく食えないところから何とか毎日を過ごせる程度にまでなった。ひとえに支えていただくクライアントのみなさんのおかげだ。その傍でずっとあたためてきたものがある。ずっとやりたかったことがある。それが焚き火×コミュニケーション事業だ。

これまで53年生きてきて大切にしているキーワードがある。ホンネのコミュニケーションだ。人と人ととがシンプルに深くつながれることは素晴らしい。何物にも代え難い。本音で話さない限り、本当の意味でわかり合うことはできない。

サラリーマン時代、本音を言って痛い目にあった。会社員として失格の立場に追い込まれた。そんな経験をしながらもやはり人には本音が大事と感じる。むしろ痛い目にあったからこそなおさら本音にこだわるのかもしれない。

人はどうしたら自然体で素直になって本音が言えるのか?ずっと考えてきた。自分でも学び実践してきた。結果これはというものは見つからなかった。作為的なものではできなかった。その答えが焚き火だった。原点は学生時代、野外活動をして夜にやった焚き火のシーンだった。焚き火を囲むと素の自分になれることを思い出した。

独立して以降、焚き火コミュニケーションを形にしようと何度か試みてきた。キャンプ場を借りて単発でイベントもやった。でも所詮片手間には変わりなかった。焚き火を仕事にしています・・・そう言い切ってきた。でも実際は趣味の領域を超えていなかった。情けない状況だった。

本当にやりたいのならちゃんとやろう。どうしたらいい?自問自答し続けてきた。本気でやるのなら自分のホームグラウンドを決めないと始まらない。まず場所探しすることにした。簡単には見つからなかった。試行錯誤の連続だった。気がつけば1年以上の月日が流れていた。

「54歳にして新たな投資」と言えば聞こえはいいかもしれない。でも実態は新たな借金、事業ローンを組んだだけのことだ。「50代半ばで新たなローン?大丈夫なの?老後のことは考えてるの?」そんな声が聞こえてきそうだ。この他に自宅ローンもたっぷり残っている。事業家という立場、収入に保証はない。無謀と言えば無謀だ。

現状ある事業をしっかり固めていくという選択肢もある。リスクという視点だとその方が確実な道かもしれない。もちろん働き方の学校は僕にとって重要な仕事だ。たくさんの仲間がいるコミュニティを何よりも大切にしたい。その価値の大きさを知ることは日に日に強くなっている。

でもそこで留まるわけにはいかない。何のために起業家の道を選んだのか?自分がやりたいことをやるためだ。たのしく生きていくためだ。人が素直でいられること。共感できる仲間がいること。自然の中に入っていけること。良いこと辛いこと53年で経験してきたものを総動員してやってみたい。それがこの場だ。

もう一つ大きな後押しがある。それはこの事業と妻との協業だ。今回の事業は夫婦二人でやっていくことを決めた。たまたま妻もアウトドア好き。自分がやりたいことがこの中に含まれていた。もしそれが実現できるのならできる限りのサポートをしたい。これまで数限りない挫折を支えてきてくれた。今度は自分が支える番だ。

物件を手に入れた後、新たな問題が勃発している。またまた高いハードルだ。やっとスタートできると思った矢先。乗り越えられるか定かではない。もう前途多難だ。でももう動き始めた。やるしかない。前へ向いて進んでいくしかない。そう思う。

今回の投資は僕にとって新たな起業だ。妻にとってもそうかもしれない。起業とは自分で仕事を創り出すこと。焚き火コミュニケーションという世の中にない文化を創り出す。そして一人でも多くの人が自然体でそのままの自分で居られる。本当の心の通い合いができる場をつくる。そこへ向けて一歩を踏み出す。敢えてここに記することで覚悟を決めたい。

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