通勤電車の無意味さは何度かコラムでも取り上げています。今はそう言い切っていますが、独立前は23年もの間、何も考えず通勤電車を利用していました。でも自分でシゴトを始めると、通勤電車に乗る必要なんてどこにもないことがわかりました。
その日は朝新宿で止むを得ないアポがあり、通勤時間に移動しました。7:30AM頃発の地下鉄に乗車しました。最寄り駅で既にすし詰め状態に。途中に着く駅、着く駅で乗り切れないほどの人が乗ってきます。「荷物お身体をお引きくださーい」何度も何度もドアの開け閉め。何度も同じアナウンス。いったいいつになったら出発するのという感じです。
乗っている方もイライラ、地下鉄スタッフもイライラ。どんどん顔はしかめっ面に。お互い周辺、何も良いことなんてありません。
階段では我先に行こうとする人たち。持っていたお土産袋はつぶされそうな勢いです。おまけに足を踏まれてムッとしないといけない。もしこんなことで言い合いにでも発展したら・・・ほんとにくだらないことの繰り返しです。
なぜ、どの会社も9時出社なのでしょう?どの会社も同じ時間にするから満員電車になるのです。別に9時に揃える必要なんてありません。会社ごとに出社時間を変えることだってできます。仕事の内容によって出社時間を変えてもいいはず。でもそうはしません。
朝活というのがありますね。とても意識の高い行動です。でもそもそもなぜ出社前に朝早く時間をとってしないといけないのか?仕事をちゃんとやれば別に時間内に朝活的なことをやってもいいと思います。社外の人との交流は自社活性化の役に立ちます。
フレックスとか時短とかもずっと前から言っていますが、実態は何も変わっていませんね。時たまこうして通勤電車に乗るたびそう思います。一部の会社や人だけが先進事例を挙げて全体としては何の改善もない。通勤電車は日本の働き方の行く末を暗示しています。
満員電車の通勤。毎日やっているとそれが当たり前になって疑問に感じることもありません。でもそのことがどれだけムダでエネルギーを消耗することなのかを振り返ってみた方がいいです。
「そんなこと言っても会社に行かないと収入が途絶えるじゃん」こんな気持ちになるでしょう。でも何もしなかったら思ったら現状は何も変わりません。ちなみにしょうがないと思うのならそのままでもいいです。
「こんな生活を続けていくことに疑問がある」そう考えるのなら複業をはじめましょう。複業は会社を辞めずに自分の人生を切り拓くための行動です。リスクはありません。いつまでも会社に身を任せることだけしていたら人生なんて終わってしまいます。どうしようと手をこまねいていたら手遅れになります。