「自分でシゴトをつくっていきたい、でもいったい自分に何ができるんだろう?自分の強みって何だろう?特技もないし、資格も持ってないし、モチベーションが高いわけでもないし、人脈もないし・・・強みも見つからないのに自分でやるなんてできない」
こんなふうに感じていますよね?いろいろ考えたけど何も見つからない。堂々巡りばかりしている。こんな時どうしたらいいんでしょう?本記事では中高年から起業複業で何かを始めたいときに何をしたらいいかをまとめました。
専門家になる本当の意味を理解する
自分でシゴトするとは、専門家になるということです。
「専門家と言われても自分には卓越したスキルもないし知識もない」「特別なノウハウを持っているわけでもない」「自信が持てるものなんてない」
多くの人がこんなふうに思います。専門家という言葉に不安を感じます。最初に理解してほしいのが、専門家とは何かということです。いくつかの事例で解説します。
自転車専門店あさひ守山店の萩原副店長の記事(日経MJ・2018.6.18より引用)。萩原さんは全国3000人の従業員のうち、たった5人しかいない「接客マイスター」として多くのリピーターを呼び込んでいます。
最近増えているのが40~60代でスポーツバイクに乗ってみたいという人たち。そういう人は興味はあるけどなかなか踏み出せないというケースが多い。今まで乗っていた自転車と違い、タイヤが細かったり、ハンドルの位置が手前にあったり、見慣れないパーツも多い。乗りこなせるかが不安な材料になる。
萩原さんは、自転車自体の説明をする前に、乗ったらどんな風景をたのしめるのかを自らが撮影した写真を使いながら説明する。自分のサイクリング「体験談」も惜しみなく伝える。琵琶湖の地図や写真を活用して走って気持ちよかった場所を教える。一人ひとりの脚力やスケジュールに合わせてコースも提案する。
こういうとあたかもスポーツバイクを長くやっているように思えるかもしれない。でも萩原さんがスポーツバイクを本格的に始めたのはわずか3年前のこと。「お客さまに誘われて一緒に走ってみて魅力に気づいた」そうだ。
「デビューが遅かったからこそ、これから始めたい人の不安に共感できる」
この言葉に全てが集約されています。お客さまが求めているのは決して専門知識ではありません。自分が不安に感じていること、困っていることに対する身の丈に合ったアドバイスです。それが適切にできるためには自分自身の実体験とお客さま目線で寄り添う気持ちが必須になります。
自分がやってみたい分野の同業他社をリサーチしたとします。経験や知識で見たら叶わない人ばかりが並んでいます。自分には何もないのにやっていけるのだろうかという不安になります。そう感じるは当たり前のことです。でも必要なことはお客さまが抱えている困りごとにちゃんと向き合えるか否か。これが最も重要な要素になります。
知識やスキルは実際にお客さまと接して必要と感じたものを習得していけばいいです。お客さまの想いを無視した頭でっかちなアドバイスには意味がありません。
専門家になるには、お客さまの困りごとを知り尽くすことから始まります。相手の実情をふまえない余分な知識やスキルではありません。
自分が自分がではなく、お客さまの目線に視点を変えてみるとヒントが見つかります。自分が何かに悩んでいて行き詰ったときのことを想像してみてください。まずはとにかく聴いてほしいので誰かに相談しようと考えます。
ここで二人の人に相談したことを想像してみてください。
最初の相談相手は頭脳明晰でコンサル力に優れています。これまで順風満帆でエリート的経歴で来ている人です。頭がいいのであなたの話を半分くらい聞いたら何かがわかったようです。すかさずアドバイスに入りました。
「あなたのようなケースだとこういうやり方がベストです。今すぐ実践してみてください。必ず効果が出ます」と言いました。
次の相談相手はさほどキレ者には見えない人。一見頼りなさそうです。まず、あなたの話を途中で遮ることなく最後まで聴きました。
そして「それはつらいことですね。私にも過去似たような経験があります。だからよくわかります」と言いました。そして紙に今の素直な気持ちを書いてみてくださいと言いました。そしてまた会話を重ねていきました。
最初の相談相手は一見問題解決に長けているように見えます。結果が出るかもしれません。でも血が通った感じがありません。次の相談相手にはスキルとか目に見えるものはなさそうです。コンサルタントという感じではありません。でも親身になってくれているのがわかります。
最初の相談相手との唯一の違いは実体験があることです。実体験があるので自分の悩みの根っこを理解してくれます。もし今何かで行き詰って悩んでいるとき、あなたなら最初と次の相談相手どちらの方に相談したいですか?
ビジネスは相手との信頼関係の上に出来上がるものです。信頼関係はスキルや技術だけでは得ることができません。相手の悩みの根っこを受け止める器が必要です。
悩みの根っこは自分が実体験していないと絶対にわかりません。自分の強みはあなたがこれまでに実体験してきた苦労の中に隠されています。つらかった経験を書き出してみてください。スキルよりハート。苦労は宝。糸口を見つけるキーワードです。
資格は自律に直結しない
「起業に有効な資格ってあるんですか?」「自分でやっていくのに資格は必要ですか?」よくある質問です。結論から言います。起業に有効な資格はありません。必要な資格もありません。資格を取ることにお金と時間を費やすよりも必要なことがあります。
起業前に資格が必要と思ってしまう落とし穴
なぜ資格が必要と思うのでしょう?それは不安だからです。本当に食べていけるのだろうか?お客さまは来てくれるのだろうか?起業は未知の世界。たくさんの不安が押し寄せてきます。
「自分には実績もないし知名度もない。どうやって伝えていけばいいのだろうか?」「プロフィールに資格がないと信用してもらえないのではないだろうか?」こうした不安が資格を取らないとだめなのでは?という思考につながっていきます。これが落とし穴です。
お客さまは何をみて選んでいるのかが軸
こうした思考はすべて自分目線の発想でしかありません。ビジネスはお客さまが決めます。選んでもらわないとその先はありません。お客さまが商品を選ぶときにどんな視点でいるのかに軸足を置くことが軸足。お客さま目線で見たらそうではないことがすぐにわかります。
想像してみてください。あなたが今後の働き方で悩んでいたとします。ネットで検索して数人の専門家を見つけました。そのとき依頼しようと思う理由は何ですか?その人が資格を持っていることが決め手になりますか?きっと違うはずです。お客さまは資格を見て仕事を頼むのではありません。
お客さまは、相手が相談するのに値するか否かを判断することから始めます。「自分の悩みをちゃんと受け止めてくれるだろうか?」「自分と同じような経験をしている人だろうか?」「これまでどんな人が相談に来ているんだろうか?」これらが選ぶ理由です。資格は多少判断材料になる程度で決め手にはなりません。
起業前に資格取得に走った失敗談
今ではこんなふうにアドバイスする僕も資格取得で失敗した過去を持ちます。起業前にNLPという心理学の資格を取るため講座に通いました。
「相談に乗る際、資格を持っていないと信用してもらえないだろう」「名刺にも資格を書きたい」「人と向き合う仕事だから何かないといけないだろう」
当時はそんな思いでいました。結果お金と時間をしっかり使いました。それに見合うモトはとれたとは言えません。
もちろん学びとして有効だった部分もあります。ただ実践で生かされているものはほぼありません。わかったことは、資格の中味と資格を取ったタイミングの問題です。資格の中味はこんなの取ったほうがいいかなあで選びました。でもビジネスを実際にはじめてみると少し違う技術の方が良いと後になってわかりました。
必要な資格はお客さまと接するプロセスで決める
スタートアップはできるだけたくさんのお客さまと接することです。そこからお客さまの本当の悩みを聴き出します。お客さまの声を集め整理します。掴んだ悩みを解決するのに何が必要かを理解します。
ここまでやって初めて必要な知識がわかります。資格取得は起業して事業がそこそこまわるようになってからで十分です。お客さまと接する中で必要な資格取得にトライした方が的を得たものになります。時間とコストも有効に使えます。
資格取得の前に学ぶこと
これから自分でビジネスをしようと思ったとき資格よりも先に学んでほしいのは「自分で稼ぐ力」です。稼ぐ力がないとビジネスは成立しません。いくら知識があっても稼げないと全く意味がありません。お客さまをどうやって集め、集まったお客さまにどうやって選んでいただくのか。これがすべてです。
①ホームページを立てコンテンツ(コラム)を書き溜めていく。
②リアルでお客さんになりそうな人が集まるところへ出向いてみる。
③自分の商品サービスを試してみる。
起業前に実践したい3つの行動です。一番大切なことはまず事業を軌道に乗せることです。言うまでもないことですがサラリーマン時代にはそのことがわかっていないケースが多いです。
特にホームページの仕込みは絶対サラリーマン時代にはじめてください。そしてスタートするときに一定のアクセスが集まるようにしておくこと。見込み客を一人でも多く集めておくこと。これがどれだけスタートアップをスムーズにしてくれるか計り知れません。
稼ぐ力以外に必要な知識はどうやって見つけていくのでしょうか?その答えは実際やってみるです。お客さまと直接対面してみるです。お客さまと対面することで必要な知識がわかります。対面もしていないのに頭でっかちになっても何の意味もありません。
知識を完璧にしないと行動できない。最初はそんな人が大半を占める。「起業のために学び続けて3年になる。でもまだ具体的な行動を起こしていないんです・・・」こんなことを言っている人にならないよう注意してください。事業は学びではなく実践。6割の準備をしたらあとは行動あるのみ。鉄則です。
自分を知る最短の近道
自分でシゴトをするために何から始めたらいいの?自律を志した人の多くがこの質問をします。まず最初にやってほしいことは「自分を知る」こと。自分を知らずして世の中に発信はできません。自分を知らないとお客さまとの信頼関係はつくれません。
どうしたら自分を知ることができるのでしょうか?
それは今まで生きてきた人生を総ざらい振り返り整理していく作業です。これを棚卸といいます。「じゃあ、自分なりに一度深く考えてみます」みんなこう言って帰っていきます。でもその多くがまた深みにはまっていきます。
「自分なりに考えてみたけど余計にわからなくなった」「いったい自分の強みは何なんだろう?」「自分には何ができるんだろう?」こんなふうになります。
なぜそうなるのでしょうか?自分には自分だけではわからないところがあるからです。自分では気づけないところは第三者に教えてもらうしかありません。自分のことを相手に話してみます。話すことで「あなたはそんな人だったんだ」とわかります。
「それってすごいことですよね」と言われたりします。自分では「そんなの当たり前と思っていた」と新たな気づきが生まれます。
働き方多様化コミュニティにビジネスプラン発表会という場があります。6ヶ月間かけてビジネスモデルを固めてきた人が複数のメンバーの前で自分のビジネスを発表する場です。
発表し終わった後、その内容について良かった点ともう少しこうしたらさらに良くなるという点を聴講者が一人ひとりコメントをしていきます。20人から多いときは30人です。圧巻の時間です。
聴講者から発表している人のことはよく見えます。「こんなふうにしたらもっと良くなると思う」そんなことがすぐに思い浮かびます。でも自分のことになったらいきなり見えなくなります。人はそういうふうにできているようです。
「こんなふうにしたらもっと良くなる」と相手に伝えます。伝えながら「今の自分にできているかなあ」と自分に置き換えます。結構できていなかったりします。他人に言った以上、自分もやらないといけないと思います。よし!自分も頑張ろうと思う・・・好循環が生まれます。
一人でできることには限界があります。特に「自分を知る」という行為は一人ではできません。第三者から自分を見てもらってください。ベストは同じ志の仲間との常日頃からのコミュニケーションの密度があること。起業は一人でやることです。でも一方で仲間の存在、ヨコのつながりが必須。その理由がここにあります。
実体験にフォーカスする
自分に何ができるのかを考えるときに必ず思い返してほしいものが「実体験」です。「実体験」のないシゴトに説得力はありません。
それをやりたいという本当の想いは実体験から生まれるものです。こんなことをやってみたい、あんなものが流行りそう、これなら稼げそう・・・ではうまくいきません。
講師派遣会社のトップと話す機会がありました。
「最近の講師選定は、実体験で話せる人を基準にしています。知識や技術は世の中にあふれかえっています。知識だけなら自分で調べたら用が足ります。聴講者が聴きたいのは講師の生々しい実体験ですし、何より実体験のない講師は説得力がないですから」
こんな話をしていました。このことからも実体験の重要性がわかると思います。
「でも、自分の実体験なんて言われてもこれまで大したことを経験していないし。世の中に言えるようなことなんてないし。どうしたらいいの?」
こんなふうに感じたときフォーカスしてほしいのが、自分が苦労したことです。失敗したこと、挫折したことです。
人は順調にいっているときは何も考えていません。壁にあたったときどうしたらいいか悩みます。壁にぶつかると自分一人で考えていても解決策はなかなか見つかりません。誰かに相談したくなります。その時、ちゃんとした相談相手になれる人ってどんな人だと思いますか?それは悩んでいる自分の気持ちをきちんと理解してくれる人ではないですか?
苦労、失敗、挫折経験はその体験をした人にしかわからない気持ちというものがあります。実体験のない人にわかったようなアドバイスをされても素直に受け取れないですよね?
中高年は他の年代よりたくさんの苦労話をもっています。自分で事業をするためには自分の実体験を振り返ってみる。必須のプロセスです。忘れないでくださいね。
弱みから考えてみる
何ができるかというとき、真っ先に自分の強みって何だろうと考え始めますよね?ちょっと待ってください。強みを見つけようとする前に自分の「弱み」にフォーカスしてみてください。
「弱み」とは自分がマイナスと思っていることです。でもそれは自分がマイナスと思っているだけで視点を変えれば武器になります。
例えば今まで大企業でマーケティングに携わってきたとします。その経験を生かしてマーケティング関係の仕事をしようと考えます。でもそんな人は世の中にたくさんいます。マーケティングに関する本もあふれています。それだけでは何の強みにもなりません。
一方で会社がブラック企業でたくさんの疲弊している人がいたとします。自分自身もまさにその渦中で疲弊した一人でした。周囲は倒れていく人ばかり。そんな中自分は何とかしたかった。
こうすれば少しでも良くなる方策をたくさん思っていた。何人かの人と話したら元気になった人もいた。もしこんな種類のマイナス経験があったとしたらそれは強みに転じます。
自分が弱みと思っているものはコンプレックスだったりします。ビジネスは人の悩みを解決して対価を得るものです。人の悩みの中にはコンプレックスがあります。コンプレックスは自分の気持ちをわかってくれる人にしか話せないものです。
ビジネスは相手との共感をつくることが先決。そのためには相手の悩みを自分事として受け止められる器が必要です。弱みの中には強みに変わる部分があります。
あなたがこれまで苦労してきたこと、つらかったこと。自分では弱みだと思っていたこと。その気持ちは実際経験したあなたにしかわからないことです。そこにこそ他者と全く違う畑ができる要素が隠れています。
これまで「弱み」と思っていることは何ですか?一度書き出してみましょう。あなただけの「強み」が発見できます。
実際に動いてみる
ここまでどうやって見つけていくかを書いてきました。でもこれだけでは先に進まなくなります。本当にやりたいことは実際に動いてみないと見つかりません。頭の中や机上でうんうんうなっていても解決はしません。ここに一つの体験談があります。
今回活動再開する前に、勉強のために他の人気競合さんたちのツアーに参加しました。そして、その中身のクオリティーの高さに衝撃を受けました。ご自身の専門分野のセッションはもちろん、参拝に関する知識や旅のガイドのレベルがものすごく高いのです。お手製のガイド資料を掲げながらスポットごとに詳しく解説。ツアーコンダクターさながらです。
私は今まで口頭のみのガイドでしたが、早速ガイド資料を作成してみました。先日のゲスト様はこの場所が初めての方だったので大変喜んでいただけました。
コミュニティで学んだ「まず動いてみて、必要だと思ったことを学ぶ」という言葉が甦りました。私は元々パワースポットに興味がありませんでした。しかし、実践を通して理想のお客さまとなるたくさんの方が興味を持っていることに気づき、そこをビジネスのメイン舞台にしようと決めました。今では愉しみながらパワースポットの知識を勉強しています。
まずは自分が関心があることというより、理想のお客さまが関心があることに関心を持つことが大切で、お役に立てた喜びを実感していくことで、それが自分の好きなことへと変化していき、なかなか見えてこない「自分が本当にやりたいこと」とやっと出会えるような気がします。
上記はコミュニティに投稿された文章からの引用です。この人はアラフォー女性へカウンセリングとリトリート(日常から離れ自分を見つめ直す時間)を融合させたツアーを複業で企画運営することをシゴトにしました。
この投稿に他メンバーからこんなコメントが寄せられました。
全く同感です。私はもともとインドネシアが好きで、民族楽器合奏はツールでした。しかしペルソナ、特に女性シニア世代の方々が民族楽器合奏の楽しさを理解くださり、その笑顔を見るにつれ私自身が民族楽器をどんどん好きになりました。また同業についてインドネシアグッズ輸入商の方や民族楽器のプロ演奏家の方をただリサーチするだけでなく、実際にSNSなどで友達になってからその後リアルにお会いし、今ではコラボする上での重要なサポーターになっています。今後も共に好きな道を邁進していきましょう。
自分も撮影や配信などほとんど興味がありませんでしたが、やっていくうちにめちゃくちゃ好きなことになりました!
まず動く事です。動いて気づき、修正して又、動く。これ以外に近道はないと思います。
すごーーーく、私も今実感しています。
どうですか?自分が本当にやりたいことをどうやって見つけていけばいいのか?その答えがこの体験談から見えてきませんか?
やりながら考える後付け方式もあり
自分がやりたいことを見つけるときに必須でやってほしいこと。それが自分軸の確立です。自分軸は人生の中からあぶり出していきます。人生は自分だけのオリジナル。僕自身が人生を振り返ってわかったことを記します。
これまでとにかく行き当たりばったりの人生を歩んできました。「後から考えるとこれとこれがつながって形になった」「あの時に出会った人がその後こうなった」「結果的に今がある」こんなふうに全て後付け。自分では「後付けの人生」なんて呼んでいます。
サラリーマン時代からそうでした。そんな中にあってもこれが正しい!と心底思ったらやりたいことを貫いてきました。上司に恵まれたときはうまくいきました。そうでないときはとことん痛い目にあいました。自分がやりたいことをやるには会社というしがらみの中では限界がありました。
その後独立起業。もう文句を言う人なんて誰もいません。今自分がこれだ!と思ったことは全部やってきました。すぐに実行に移してきました。どうなるかはやってみないとわかりません。まずはやってみてその結果でまた次のことを考えてきました。
最初にこんなビジョンや目標があってそれに向かって進んできたとかは一切ありません。その時その時で思いついたこと、やりたいことをやってきました。どちらがいいかそれはわかりません。仮説検証とかは大の苦手。思い立ったらやりたくてしょうがなくなる。自分にとって「後付け人生」が性に合っているように思います。
その分、周囲の人には随分迷惑をかけてきました。一度こんな感じという妄想が湧いたらすぐにやりたくなるタイプ。自分の中ではイメージができています。それがみんなにも伝えられると思ってしまいます。
ところが周囲は僕が何を言っているのかわかりません。結果混乱を招きます。この繰り返しでした。「三宅さんはいつも3歩先ですからね」心あるメンバーはこんなふうに優しくフィードバックしてくれました。有難いことです。
後付け人生で一つ明確に腑に落ちてきたものがあります。それが「個を尊重した場づくり」。これまでやってきたことは全てここに帰結します。ご縁があった一人ひとりにスポットライトをあてたい。その人が輝いていけるための舞台をつくりたい。この想いだけは一貫してきました。
フリーエージェントアカデミー、スクール、リアル授業、オンライン授業、ほしぞら商店街、これから放送局、講演活動、合宿、焚き火・・・いろいろなことをやってきました。全ての根っこはここにあります。「個を尊重した場づくり」と言えるものなら何だってやり続けることができます。まさに僕の自分軸です。
まとめ
「2種類の人間がいる。やりたいことをやっちゃう人とやらない人。やりたいことをやってきたこの人生。おかげで痛い目にもあってきた。誰かの言うことを素直に聞いてりゃ、今よりずっと楽だったかもしれない。でもね、これだけは言える。やりたいことをやっちゃう人生の方が間違いなく面白い。これからもやっちゃうよ。あんたはどうする?」
矢沢永吉さんがCMの中で語った言葉です。やりたいことをやっちゃう人生、大変共感します。
何のための毎日なのか。誰のための人生なのか。根っこのところをしっかり持って生きていきましょう。
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