一人商い|身の丈起業

役職定年を機会に生き方を見直す方法

50代になると会社でのポジションに大きな変化が生まれていきます。キーワードになるのが役職定年です。「あと2年で役職定年、そうすると給料が下がる・・・」「ポジションも今までのようにはいかない・・・」

そんな中「もうやってられないよな」といったような気持ちになることでしょう。腐ってしまうかもしれません。

ぜひそこでリセットをかけてください。役職定年は第二の人生向けたスタートラインです。つまり本当の自分を取り戻す月きっかけになります。

本記事では、50代からの起業へ向け、役職定年をどう活用するかを解説します。向き合い方、活用方法を知ることで、いざ役職定年になったときに具体的な行動が始まるという状態になります。

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これまで頑張ってきたのに・・・

これが素直な気持ちでしょう。必死に上ってきた階段を下がっていくのはまさに屈辱そのものです。そんな状態になってしまうとついつい人間腐ってしまいます。

でも腐ってしまうとそれですべてが終わります。どんどん深みにはまるだけです。いいことなんてありません。

今考えてほしいことは、会社人生と決別をするということです。そして過去ではなく、「これからの」人生を考えていくのかという立ち位置に立ってください。

あらかじめ予定して動く

役職定年はあらかじめ決まっています。会社に所属している以上、役職定年になることは避けて通れない事実です。

通告受けてからだとショックだけ受けて、そこから立ち直っていくのに時間がかかります。言われてからだと遅いのです。

あらかじめわかっている予定、その前提で役職定年を迎える何年か前から気持ちを入れ替えて臨んでいくということが大切です。

そして役職定年になると言われたら、待ってました!とばかり行動をスタートする、今からその準備をしておきましょう。

会社を自分のために使う

役職定年という言葉が見え隠れし始めたら、ぜひ会社を自分のために使う意識を持ってください。

会社は人のるつぼです。人間関係も錯綜しています。さらに会社の中にある組織や仕組みといったようなものがとても良くできています。

毎日会社に通っているとそのことに気づきません。これから役職定年を迎える第二の人生を進んでいくといったような局面に立った時には、ぜひ自分を客観視するという意識を持ってください。

また、自分が誰かの役に立たないかということを積極的にトライしてください。これは会社のポジションとかそういうことではなく、個人として周りの人たちに何かできないかという視点です。

ささいな小さなことでいいので、できそうなことを始めていってください。

なぜこんなことを言っているかというと、会社を客観視して人間関係や組織や仕組みを知ることは自分が起業したときにすべて役に立つからです。

また、個人として役に立ちそうなことをやってみるのも、自分が起業したときにつながっていきます。つまり全てネタなのです。

今自分の周りにあることはネタだと思ってください。そう思うだけでスッキリします。

空虚に思えた毎日が有意義に変わっていきます。長く営んできたサラリーマン経験をこれからの自分の人生のために生かしていく気持ちでいてください。

役職定年を活用を具体化する3つのポイント

①第二の人生どうありたいか

これがスタートに立つ上で一番重要です。ある意味、気持ちのリセットです。

役職定年にさせられたという受け身の姿勢でいたら、いつまでたっても会社ありきの人生です。役職定年を機会に、新たな人生をつくっていく地点に立ってるぞという思いに立ってください。

会社人生にピリオドを打ってください。そしてこれからは自分ありきの生き方をしていきましょう。この「自分ありき」というところがポイントです。意味合いをしっかりおさえてください。

気持ちのリセットができたら、自分はどうなっていたいのか、これからどう生きていきたいのか、家族を含めてどのようにしていきたいのかということを具体的に書いていってください。

②できた時間を有効に使う

①の第二の人生どうありたいかを書くと、大きな目標ができます。目標へ向かっていくために次やることは、毎日どう過ごしていくかです。

役職定年になると今までより自由度が増します。自分の時間もできるし、課せられる責任も減ります。つまり動きやすくなるわけです。

この時間を自分のために使っていってください。具体的には会社のリソースを吸収するということです。リソースとは、組織、仕組み、所属する人といったようなものすべてを指します。

それらがこれからのあなたにすべて役に立ちます。徹底して自分のために時間を使っていってください。

③個人としてのスキルを磨く

会社のリソースを吸収することと同時にとにかく意識してもらいたいのは、あなた個人です。これからは個人として何ができるかが勝負になります。

そうは言われても自分には何も取り柄がないし・・・と思っているのではないですか?多くの人がそう思います。でも実は思っているのは自分だけです。第三者視点を入れると必ず素材になるものが見つかります。

何に焦点を置くのかというと、あなたがこれまで「やっできたこと」です。仕事中心で考えたときに、仕事の具体的内容はどんなものか、つながりのあった人間関係はどういう人たちなのか、どんなことに苦労してきたか・・・

これらが全て財産です。客観視して掘り起こし、自分のスキルとして育てていくことが必要になります。

個人のスキルを磨くというと、ありがちなのが資格を取るの?思ってしまうことです。資格ではなく、自分がこれまでやってきたことが優先です。

資格云々といったような目の前のものに振り回されない、自分自身の中にあるものは何かということ
を掘り下げていってください。

役職定年ワンポイント

「なんで自分が・・・」と思うときこそチャンスです。役職定年を言い渡されると、なんで自分がという気持ちになります。でもそれはこれから新たな人生を進んで行く道筋のはじまりです。

まとめ

役職定年を人生に活用するために

✓ 第二の人生どうありたいか
✓ できた時間を有効に使う
✓ 個人としてのスキルを磨く

3つの視点で役職定年と向き合っていってください。その先に今までに見たことがない景色が待っていることでしょう。

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