身の丈起業

身の丈起業して孤独になることの本当の意味と対応方法

起業すると孤独になると聞いたことがあるのではないでしょうか。たしかにそういう一面があります。サラリーマン時代と大きく変わることの一つかもしれません。本記事では起業して孤独になるという意味と孤独になったときにどうしたらいいかの対応法についてまとめました。

起業して孤独になるとはどういう状態?

サラリーマンの毎日。まず何時までに出社するかが決められています。会社に着くと今日何をしないといけないかも決められています。お昼を食べに行く時間も決められています。下手したら食べるお店やメニューまで上司に決められてしまいます。

もし仕事が進んでいなかったらフォローされます。うまくいかなかったら上司が指示をしてくれます。相談することもできます。もちろん上司の是非はある前提ですけど。もし体調をこわして休んだら誰かがカバーをしてくれます。

独立起業するとどうなるでしょう?誰も何も指示する人はいなくなります。自分でスケジュールを立てて自分で何もかも決めて毎日を送ることになります。何時の起きようがどこで仕事をしようが誰と会おうが好き勝手。まったくの自由です。

体調を崩すと仕事は完全ストップします。誰も代わりをやってくれる人はいません。毎日の収入減に直結します。悩んだときも基本一人です。話し相手や相談相手がいなかったらずっと自分の中で考えることになります。

孤独でやって行き着く先に起こること

孤独でやっているとどんなことが起こるのでしょうか?とあるセミナー講師で登壇し終わった後の懇親会での話です。懇親会はセミナー参加者と立ちながら会話するスタイル。受講対象はこれから起業したい人が大半。その中に数名もう独立している人がいました。何人かと話す中、Cさんという既に独立している人との順番に。

もう独立して6年になります。今は開業コンサルティングをしています。会社を追われて辞めざるを得ない状況でスタートしました。ろくに準備をすることもなく成り行きで始めた仕事です。ずっと一人でやってきました。ここまで何とか細々と食いつないできた感じです。

「ところで今日のセミナーにはなぜ参加されたんですか?」と質問してみました。

一人でやってるとだめなんです。自分、自分になって客観的に見れなくなってしまいます。今やっていることが正しいのか、間違っているのかさえわからなくなります。自分中心で物事を考える傾向にはまってしまいます。今日はある意味、自分を整理する感じで参加しました。独立起業に何が必要なのかわかっていたはずでしたが、抜けているものや忘れていたものを再確認できました。

Cさんは聴いているといくらでも話してきます。自分の話を聴いてほしいオーラが満載です。日頃ほとんど話し相手がいないんだなあ・・そんな印象を受けました。

一方、一人でやっていると世界がどんどん狭くなっていきます。入ってくる情報にも偏りが出てきます。ネットや本からたくさんの情報を仕入れることはできます。でも生身の人間から得る情報、現場で得る情報には勝るものはありません。

独立後の6年間、Cさんにちょっと相談できる仲間がいたらどんなに心強かったことでしょう。きっと起業準備中に集まって情報交換している他の参加者を見て「自分もそうすれば良かった・・・」と後悔してはず。開業後、孤独になって行き場を失くたくないのならのなら気の置けない同じ立場の仲間をもつことです。

お互いを知り合う同じ立場の先輩後輩の存在価値

起業してからは基本孤独です。全部自分で決めていける代わりに気がつくとたった一人になっていたりします。そんな時こそほしい仲間の存在。仲間でもできたら先を行く先輩、同じ立場の同輩がいるととても心強いものです。実際にあったエピソードです。

FAAを卒業したメンバーが集まって一つのプロジェクトを立ち上げようという企画になりました。多岐にわたるお客さまのニーズ。一人の力だけでは成し得ない内容。そこでそれぞれの分野で専門性をもったメンバーが集まりました。そんな月イチ定例でミーティングをやっていた席でのことです。

ミーティングの冒頭、近況報告の時間があります。前回から今回までどんな活動をしてきたのかを参加メンバーの前で共有します。

「やろうとしていることがあっちこっち広すぎて相手に何ができる人なのかが伝わらない。ちょっと壁にあたった感じです」とは起業してすぐのメンバー。「あるところから依頼があって物販セミナーをやった。やらないでおこうと思ったカテゴリーだったがやってみたらたくさんの発見があった。今はとにかく修行と思ってトライすることにした」こちらも起業してまもないもう一人のメンバー。

「いろんな人と接してきた。なかにはお金を踏み倒す人がいた。失敗だったがどんな人にそういう傾向があるかがわかった」起業して2年目に突入したメンバー。「僕も3年目までは一人ブラック企業だった。ほんとろくに休みなしで来た。最近昔やっていた空手を再開した。こないだは好きな子供と触れ合って元気をもらった」起業4年目のメンバー。それぞれのステージでいろいろな話が飛び交います。みんなで話をし、別のメンバーの話を聴くことで何かを得ているのがわかります。

話の内容はかなり突っ込んだものばかり。リアル過ぎる内容。自分の本当の悩みや失敗談の連続。こんな話が他でできるでしょうか?でもこの場ではみんなそのままを話していました。なぜ話せているのか?それは起業前から苦楽を共にし、それぞれの人柄を知り合い、お互い気の置けないメンバーだから。自分の弱いところも素直に話せる関係性です。

日々一生懸命にやっても結果が出ないこともあります。そんなとき自分一人の殻に閉じこもっていたら出口は見えなくなります。起業前から何でも話せる仲間をつくること。「この場ではどんなことを言っても受け停めてくれる人たちがいる」そんな安心安全な場をもつことの大切さを再認識する出来事でした。

起業は一人で積み上げていくもの。他力本願では成就しません。でも一方で周囲の応援なしでは成り立たないのも事実です。自分を応援してくれる人を何人つくるかが成功への道筋になります。応援してくれる人、本当の仲間は起業準備中からつくっていくのが得策です。なぜなら信頼関係が必要だから。信頼関係は何度も会って年月を経ないとできないものです。

自分から孤独になることも必要

人は困ると誰かに相談したくなります。当たり前のことです。「これどう思う?」「どうしたらいいと思う?」いろいろな人にきいてまわります。するとみんな違うことを言います。きけばきくほどどうしたらいいかわからなくなります。

他人の話を聞きすぎるというのは起業して初期の人に多い傾向。一番迷うときだけに仕方のないことでsyぷ。でも最後に決めるのは自分です。誰もあなたのことに責任持って答えようなんて思っていません。

「あの人の言うことを真に受けたら大変なことになった」もしこんな事態になったとします。その時相手のことを責めても物事は何も好転しません。起業に他責はありません。全て自責で考えられるようになること。言葉でいうのは簡単だが難しいもの。だから起業したら敢えて一人になる時間をつくることです。そして一人じっと考えてみます。実は答えは自分の中にあったりします。そして自分で決めて自分で動く。結果がどうなろうと自分の責任。結局それがベストです。

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