一人商い|身の丈起業

個人で商売をするならセミナー営業をマスターしよう

「技術系でセールスなんてやったことがないしトークがうまいわけでもないし・・・」「そもそも営業なんてやったことがないのにどうしよう・・・」個人で営業するにはどうしたらいいか?頭を悩ませます。ベストの営業方法の一つにセミナー開催があります。本記事では個人でビジネスをするとき、セミナーをやるメリットについてまとめました。

セミナー主催をする5つのメリット

人脈をつくる力

主催者になると顔と名前を覚えてもらえます。相手の方から名刺交換に来てくれます。情報が自分のもとに集まってきます。これが一参加者だったらどうでしょうか?自分から名刺交換に行き、一人ひとりに必死に自分のことを伝え・・・その差がどれだけのものか想像できると思います。

知識を得る力

セミナー開催には自分が講師になる以外にも方法があります。主催者となり自分が講師にならずに外部講師を呼ぶ方法もあります。講師と一番仲良くなれるのは主催者です。主催者になることで講師とのパイプづくりも一気に進みます。

企画する力

参加者にたのしんでもらい役に立つと感じてもらうためにはそれなりの企画が必要になります。参加者に直接ヒアリングするなど効果的だったりします。何度もやっているうちに参加者によろこんでもらうコツがわかってきます。繰り返すことで知らぬ間に企画力が身についていきます。

運営する力

当日の進行をし、参加者の発言を引き出す場をつくり、参加者同士をつなぎ合わせる。そして自分がプレゼンをする。これらができたらいっぱしの事業家です。知っているだけでは意味がない、やってみて身につけていくスキルです。

集客する力

実はこれがビジネスを軌道に乗せる最重要テーマです。どんなに良い企画、どんなに優れた場づくりがあったとしても、人を集めることができなかったらすべて水の泡です。集客にはさまざまな方法があります。それらを総動員して試行錯誤していきます。その中で自分だけのオリジナル集客ノウハウが磨かれていきます。

おまけ

そしておまけのもう一つが「たのしい」ということ。セミナーは自分がやりたいテーマで集めます。たのしくないはずがありません。セミナー主催ひとつでこんなにたくさんの力を育てることができます。どうです?トライしてみたくなりませんか?

セミナーの組み立ては参加者目線で

これからイベントを始めていこうと思っています。今まで一度もやったことがないので不安でいっぱいですが一歩踏み出したいと思います。当日の心構え、成功談、失敗談など知りたいです・・・

よくこんな質問を受けます。個人でビジネスを始めたらイベントやセミナーを主催する機会が増えます。どうやって人を集めたらいいの?当日はどんな進行をするの?いろいろな疑問があるでしょう。

まず大前例は「参加者の目線に立ってすべてのことを考えチェックする」ことです。参加者が来てくれてはじめてセミナーは成立します。当たり前のことです。でもいざ自分がイベントを主催する側に立つと忘れてしまいがちです。立ち位置は常に参加者に置くことを忘れないようにしましょう。

事前・当日・フォローで組み立てる

セミナー開催にあたっては「事前」「当日」「フォロー」の3つの段階で準備していきます。事前には、日程決定、会場おさえ、告知文作成、告知といったものがあります。当日には、参加者管理、受付、場づくりの仕方、終了時のフィードバックのもらい方などが挙げられます。フォローは参加者へのお礼、これからもつながってもらえるような仕掛けがあります。3つの段階各々で参加者目線で考えていきます。

お知らせはいつくらいまでにほしいのか?相手には予定があるので、早めにわかっていないと行きたい内容だったとしても、そもそも予定が合わないということになりかねません。お知らせの文面も相手にとってメリットがある内容になっているのか?必須チェックポイントになります。

自分の都合で2週間前になっていきなり告知を出した・・・、こんな良いことがあるからぜひ来てねと自分のPRしたいことだけ書いた・・・よくある失敗ケースです。一度つくったら参加者目線でチェックしてみます。必ず励行してください。

セミナー開催までの手順

お客さまを集めるにはどうしたらいいか?自分から出向いて人と会っていくか自分で集めるかのどちらの方法になります。自分から出向くといろんな人がいるし、状況に左右されるのでお客さまに近づける確率は低くなります。より見込み客と出会える確率を上げたいのならセミナーを主催します。ではどうやって開催までもっていくのでしょうか?セミナーを開催するまで手順について解説します。

開催日を決める

まず一番は開催日を決めることです。エッ?企画内容を決めてからじゃないの?そう感じたかもしれません。まず開催日を決め会場を予約することが最優先。企画を練りこんでから・・・なんて言っているといつまで経っても開催までたどり着きません。これまでそういう人をたくさん見てきました。まずやる日を決めて詳しい内容つめはあとから考えます。最初の一歩です。

何をするかを決める

次はセミナーで何をするのかを明確にします。仲間づくりのため、知識を深めるため、ブレストをするため、アウトプットをするため、もしくはいくつかの要素の組み合わせもあります。レクチャー型なのかワークショップを入れるのか、テーマによってやり方は変わってきます。

テーマを決める

次にテーマを決めます。テーマはもちろん自分のシゴトネタに関連するものです。予備的なノウハウとして趣味で集めるというのもあります。例えばワインの会や釣りの会を企画して共通の趣味の輪をつくるといった方法です。共通の趣味をもっている人が集まれば最初から話題には困ることはありません。お互いを知り合うスピードも加速します。そこでできた人のつながりをビジネスへつなげていくというながれです。

告知文をつくる

次に告知文を作成します。告知文で一番パワーをかけるところはタイトルです。タイトルに目を止めてもらわなかったらその先は読んでもらえないと思ってください。ひと目見てどんな人にどんなメリットがあるのかがわかるものであること。タイトルに必要な要素はシンプルにこの2つしかありません。

タイトルの次は書き出し3行。ここで「これって自分の事なんだ」そう思ってもらうことです。「こんなことに困っていませんか?」と見込み客の悩みをお客さまの言葉で5~7個並べてみます。続いて開催日時、場所、定員、参加費、プログラムを列記します。

参加者を集める

最後に集客です。どんな良いセミナー企画でもお客さまが集まらなかったら意味がありません。その意味で集客は一番のキモになります。最初は知り合いに来てもらうところから始めましょう。そして知り合いの知り合いという広がりをつくります。チラシを作って渡しながら紹介を促す方法です。

同時にネットからも行います。セミナーポータルと呼ばれるものがあります。さまざまなテーマのものを集めているサイトです。セミナーポータルにはいろんな種類のものがあります。複数のもので掲載してみましょう。どれが当たるかはやってみないとわかりません。多数トライしてどれが最適かを定めていきます。

ネット集客の本丸は自社サイトです。ただ自社サイトが集客できるようになるまでは育てていく時間が必要になります。自社サイトが機能するまで最初のうちはできそうな集客手段をすべて試してください。集客に近道はありません。手間をかけないと効果は出ないことと心得ておきましょう。

当日~フォロー

あとは当日へ向けて準備です。スライドや資料作成、参加者管理、受付準備などあります。参加申込のあったお客さまとは丁寧にやりとりしましょう。この丁寧さが当日のスムーズな運営を左右します。決して手を抜かないように。セミナー開催後は参加者へお礼をするのが最初です。メルマガ登録の許可をもらってつながりをつくります。あわせSNSでコミュニティづくりをして交流促進、リピートへつなげていくといった方法もあります。

懲りずにやり続ける

セミナーやイベント成功最大のコツは「やり続けること」。最初はなかなか思ったように参加者は集まりません。そんな中にあってもとにかく定例で決めて継続して開催すること。くじけないこと。仮に集まらなくてもそれがノウハウになります。続けていれば少しずつ参加者は増えていきます。失敗する人とは途中で投げ出す人のことをいいます。「決めたらやり続ける」セミナー成功の鉄則です。

お手軽勉強会

セミナーよりもっと手軽な方法が勉強会やカフェ会です。お茶をしながら自分の専門分野をネタに交流形式で進行するものです。何かを教えるのではなく、気張らずたのしく会話をしてもらうことに重きを置きます。参加費もワンコイン、1000円といった感じで参加しやすくします。毎回、自分の持ちネタでミニ講座を入れることで軽くPRもできるような企画です。気軽な入口づくりで見込み客を集めていく方法として最適です。

FAAでも勉強会を1年以上継続した人には必ず成果が出ています。懲りずに継続するのが成功のコツ。ゆるいコミュニティづくりも見込み客集めには有効と言えます。料理教室、発表会、試飲会、ライブ演奏会など専門分野にあわせ、たのしい企画を練ってみましょう。思いついたらすぐにできるので、あれこれ考え過ぎず、まずは早速トライすることをおすすめします。

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