中高年から自分らしい働き方を手に入れる12の視点

「これまで会社人として生きてきて、働くことって私にとって何なんだろう?」「仕事ってなんのためにするのだろう?」「必死で目指しているところっていったいどこだったんだろう?」「節目の年代を目の前にしてこれからの生き方はどうあるべきなんだろう?」

自分らしい働き方、自己実現、人生設計、仕事スタイル、ライフスタイル・・・そんな言葉が目についたり。ネットでそんな記事を検索したり。世の中で輝いた働き方をしている人が気になって追っかけてみたり。

社会が変化しそれに伴って働き方の選択肢が増えている。大きな会社にそのままいてキャリアを極める。将来の夢実現へ向けてあえて正社員にはならないという方法もある。

何に重きを置くかによって働き方は変わっていく。どういう自分になりたいのか?どういう仕事をしたいのか?プライベートはどうしたいのか?自分らしく生きるためにどうしたらいいのか?

みんな異口同音に「自分らしく生きたい」と言う。じゃあ「自分らしく」とはどういうことなのかをわかっているかというとほとんどの場合そうでもなかったりする。

本記事ではこれまで2000人を超える働き方モヤモヤ相談の中から得た自分らしく働くことのエッセンスをまとめた。「自分らしさはどこにいったのだろう?」「一歩踏み出すきっかけがほしい」そんなあなたの行動の後押しをしたい。

自分が本当にやりたいことは探さない

「本当にやりたいことが見つからない」仕事や働き方に迷ったときよくきくフレーズだ。結論から言おう。本当にやりたいことなんて見つからない。本当に本当になんて思っているうちに時間だけが過ぎていく。過ぎていく時間の方がもったいない。どうすればいいか。

まず60点をつくること。「こんな感じかも」を見つけること。そこから先は求めない。60点ができたら動く。発信すること。自分が思っていることを口に出してみよう。そしてやってみよう。やってみることで次の世界が見えてくる。

ワクワクすることを基軸にする

ワクワクすることならいつどんなときでも考えていられる。ワクワクすることなら続けられる。ワクワクすることならいくらでも発想が出てくる。

ワクワクするから前向きになる。ワクワクするから行動できる。ワクワクは四六時中。ワクワクすることなら毎日がたのしい!これに尽きる。

実体験にこんなことがある。僕のワクワクは焚き火だ。焚き火を小さく囲んで会話をする、あのひとときがたまらなく大好き。大好きなので仕事にしようと始めた事業がある。

ある日のパートナーと現地下見に行く車の中での会話。「焚き火に道具から入る人って多そうですね」「どんなふうに?」「こないだ雑誌の付録でこんなのがあって、マニアの中では品薄らしいっすよ」「へえ~(もうこの時点で惹きこまれている)」

「待てよ・・・ということはこんなふうに少し工夫をしたらどうかな?」「そうですね、こういうやり方も考えられますよね」「なるほど、なるほど・・・(かなり頭の中は妄想でいっぱい状態)」「よし!じゃあこれをやってみよう!絶対イケると思う。どう思う?」「いいっすね!やってみますか!」

こんな話をしていたらもう止まらない。用事も忘れて帰りにアウトドアショップに寄ってグッズを見てみよう!こんなアイデアはどう?こうしたら面白いかも?あれもやりたい!これもやりたい!

ワクワクが噴き出してくる感じだ。そしてすぐさま行動を起こす。即断即決だ。やりたいと思ったらすぐにその場で行動を起こす自分がいる。

あなたのワクワクは何か?ワクワクは年齢に関係ない。いくつになってもその人の心にスイッチを入れるもの。人の根っこにあるものだ。ワクワクをしっかり見つけてほしい。そしてそれをシゴトにしよう。たのしい未来が描く原点がここにある。

天職は出会うものでなく自分でつくる

天職を見つけたい!誰もがそう思う。天職という言葉を辞書でひいてみる。「天から与えられた職業」とも書いてある。天から与えられるということは神様が授けてくれるみたいなイメージがある。

そうではない。天職とは自分が一生涯ずっとやっていきたい仕事のことだ。自分がずっとやっていきたいシゴトは自分で創り出していくものに他ならない。

自由の裏側に自律がある

自分らしく働くとはどういうことだろうか?自分の思うように自由にやれることだと思っていないだろうか?もちろん自由は大事。

でも自由だけを得ようとしたらそれは間違いだ。自由だけだったら単なるフリーターだ。自由を得るためには責任を持つ必要がある。自律、つまり自分を律することが必要になる。

自律とは「他からの支配や制約を受けずに自分自身で立てた規範に従って行動すること」をいう。逆に他律とは「自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動すること」をいう。

自由を得るためには責任をもたないといけない。自分、家族、社会に対しての責任のことをいう。

「自らの果たすべき貢献は何かという問いからスタートするとき人は自由となる。責任を持つがゆえに自由となる」ドラッカーは伝えている。

自律とは自分自身の生き方を自分できちんと描けることだ。そのために自分自身で見極め、選択できること。みんながやるから自分もやるではない。お仕着せの価値観や横並びな意識に捉われない。

自らの価値観でもって自己実現に向けて努力する。自分に一番合った生活、自分に一番合った仕事、自分に一番合った人生を追求しよう。

今ある自分を振り返ってみる

これまでに歩んできた人生を振り返ることも重要になる。

今なぜ自分はここにいるのか?今の自分を形づくっているものはなにか?一番輝いていた時はいつか?その理由は?逆に一番苦労した時はいつか?そこで得たものは?

人とのつながりなどを総ざらい書き出してみる。たのしかったこと、つらかったこと、印象に残る出来事を思い出してみる。

そしてそれを第三者に話してみよう。あなたがこれまで経験してきたものの中にはかけがいのない宝物が隠れている。

ところが宝物は自分では気づけない場合が多い。他者からのフィードバックを聴き、ちょっとだけ視点を変えてみるだけで今まで自分にはわからなかったあなたの強みは浮き彫りになる。

過去を振り返って意味があるの?そんな疑問もあるかもしれない。過去と他人は変えられないと言う。たしかにその通りだ。でも過去を未来に生かすことはできる。

あなたがこれまで歩んできた人生の節目節目にはあなたにしかない宝物がある。

過去を振り返りつつ、未来へ向けて動き出してみよう。今までがんばってきたあなたがいる。いろいろなことができないと思わないこと。がんばってきた自分を認めることが大切だ。

個性を大事にする

自分の個性をなくして毎日仕事をするほどつらいものはない。個性を埋没させて目標を定めて仕事をするようなやり方では組織は活性化しない。

一人ひとりの個性にフォーカスするからこそ良いチームに育っていく。人は一人ひとりみんな違う存在だ。お互いを尊重し掘り下げてスポットライトをあててあげよう。

会社は適材適所で人を見る。今必要としている業務ができる人は誰なのか?与えた仕事ができるか否か?適性はどうかという視点のみで評価する。ある意味一面的な評価でしかない。一人の人間は一面性だけで決まるものではない。

人にはそれぞれ個性がある。個性を知るには多面的に見ていかないといけない。自分らしさは個性だ。その人にしかない魅力だ。人はそのままでいいし、そのままが一番力を発揮できる。

自ら周囲の環境を変える

会社に通い自宅に戻る。こんな毎日を続けていたらその世界のことしか見えない。世の中にはあなたが知らない世界がたくさんある。それを環境という。今の自分に変化を与えたいのなら環境を変えることだ。

こんな考え方をしている人がいるんだ!環境は待っていても変わらない。だから自分から変えていかないといけない。自分らしい働き方を見つける第一歩は自ら環境を変えること。

自然体でいられる

周囲の目が気になる、肩書きを得たい、収入を増やしたい。誰もが一度は思うことだ。でもこれを続けていると行き詰ってくる。無理があるからだ。本来の自分はどこにあるのか?ありのままの自分でいられることがベスト。

鎧をかぶっていたらそれを脱ぎ去ろう。子供の頃の純粋な気持ちに戻ろう。毎日自然体で働きそのままの自分でいられること。これに勝るものはない。

第三者に質問してもらう

モヤモヤを感じているのなら一度立ち止まってみよう。忙しい毎日に振り回される自分を客観的に見つめ直してみる。

もしかしたら自分自身の思い込みになっているのかもしれない。自分の中だけで考えていると、価値観がそこにしかないので枠の中から出られない。一人で考えていると孤独だし不安になる。

例えば、あの人、嫌な人だなあと思っていたら、そうとしか思えず、知らず知らずのうちに振る舞いもそうなりがちだ。気がつくと、その人との関係は悪い方へばかり進んでしまう。

もし少しだけでもその人の良いところを見ようとできたら、不思議と相手もそうなっていく。

今までしかことがなかった雑談ができたり、そういう一面もあったんだと新たな気づきも生まれる。物事はうまく進み始める。たのしいことを考えると良い方向へ動き出す。

逆にうまくいかないことばかり考えるとどんどん良くない方向に行ってしまう。言うのは易く、実行に移すのは難しいことかもしれない。できるところからはじめてみたい。

「なぜ今の仕事をしているのですか?」この質問は効果的だ。質問を第三者にしてもらおう。最初は答えられなくてもいい。何度も質問に答えることを繰り返すことで自分の仕事軸が明確になっていく。

内省する

第三者の力は自分を知る上で重要な要素になる。だからといっていつも誰かとつながっていたい、誰かと一緒にいたいを続けていたら自分自身を見つめ直す時間がなくなってしまう。

第三者のフィードバックを受けたら内省できる時間をつくること。

本当に大切なものは自分ひとりで見つけていこう。自分としての納得感が自信へとつながる。自分と対話できるようになる技術。マスターしていきたい。

三足のわらじを履く

サラリーマンが副業するのは禁止だ。国が副業解禁を後押ししていると言いながらまだまだ多くの会社ではそうなっている。

サラリーマンをしながら起業準備しよう。でも副業禁止。こっそり活動していくしかない・・・これが現実だろう。

そんな中新たな第一歩を踏み出した人たちがいる。「三足のわらじ」方式だ。今までいた会社に対し雇われは辞め業務委託にする。

勤務時間はフルではなく週3~4日にする。できた時間を利用して自分の起業の柱を具体化する。あわせてもうひとつ起業ネタを立てて補完する。こんな感じだ。

会社として必要とされるなら自分の言い分でコントロール。その傍らで自分が本当にやりたいことを形にする。自分がやりたいことで稼ぎが出るようになったら一本化。

いきなり会社を辞めて独立起業ではなく、ワンクッション置ける。

これからの時代、働き方は多様化する。人には一人ひとりの人生がある。人生の中で仕事が占めるウエイトは大きい。

みんなそれぞれの人生なのに働き方がサラリーマンと独立の二択しかないのはおかしな話。もっともっといろんな選択肢があっていいはずだ。

三足のわらじ方式は世の中に新しい働き方の選択肢として一石を投じる方法。働き方の選択肢が増えるとしあわせになる人は増える。選択肢を閉ざしてはいけない。

毎日の行動習慣をつくる

ここまでいくつかの視点で自分らしく働く方法を共有してきた。ある意味知識のインプットだ。でも知識は一度きいたくらい身につくものではない。

何度も何度も反復すること。反復を繰り返すとそれがやがて習慣になる。習慣になると未来が動き始める。続けることが成果を生み出す。

まとめ|自分の本心で生きていけること

自分らしい働き方をしている人は本音で毎日を過ごしている。ありのままの自分でいいと思っている。自分にウソをつくこともなく、無理に周囲に迎合することもなく自然体で生きている。素の自分を堂々とさらけ出せる。

そんな環境を自らの手でつくっていくことが大切。働き方は生き方につながる。自分の本心で生きていけること。究極はここだ。働き方はシンプルに考えていこう。

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