50代からの複業起業を身の丈ビジネスでつくる15の方法

定年後の働き方、老後の収入、年金問題、人との付き合い方・・・50代を迎えると仕事やプライベートでさまざまな問題が起こり始めます。新型ウイルスによる業績悪化でリストラも加速していきます。職場では「今まで会社ひと筋一生懸命に働いてきたのに何で?」そんな事態が発生します。一方で人生100年時代とも言われます。この記事では、こうした境遇の中、50代からの人生をどう歩んでいったらいいのか?相談にいらっしゃる方、実際に複業起業へ向け活動している方の実態をふまえながらお伝えしています。

50代前後仕事の悩み生の声

「転職相談や再就職支援を受けたけどしっくりこない」「50代になって第一線をはずされたので、このままだと先が見える」「役職定年が間近。年下の上司には仕えてまで会社の仕事はしたくない」「早期退職を機に自分でできる仕事を準備していきたい」「55歳で役職定年。大幅に収入が下がることに納得がいかない」

「定年まで会社勤めしていても、自分らしい人生とは言えない」「長年会社勤めをしてきたけど、心底自分らしいとは言えずにここまできた。これからは人生をたのしみながら、ちょっとした収入も得たい」「レールからはずされてやる気がなくなった。このまま終わるではなく自分で何か始めたい」「定年後の再雇用もあるけど、給料がガタ落ち。そこまでして続けようとは思えない」

「働きがい、生きがいのある仕事とは?」「好きなことや経験を活かしてできることはないんだろうか?」「世の中に役立つこと、社会貢献につながることをやってみたい」「これで人生終わりなんてさみしい。ひと花咲かせたい」「自分の知識や経験が何かに生かせないものか?」「生涯現役でいたい」

50代の仕事や職場の悩み生の声です。これらを解決するためにどうしていったらいいんでしょうか?

定年まで会社に居続けようとすることのリスク

50代前後のサラリーマンの置かれる状況が刻一刻と変わっています。そんな中、「このままでいいんだろうか?」と疑問を感じる人も増えています。今のままでは良くない、でも何から始めていいのかわからない、いわゆるモヤモヤ状態です。

僕は日々こんな方の相談に乗っています。年齢で言うと40代後半から50代がその9割を占めます。最近は50代前後の人の相談が急増しています。人生100年時代と言われ始めた背景や新型コロナ禍による企業環境の変化もあり、50代前後のサラリーマン事情に異変が起こっているからです。

ひと昔前までは、50代は会社ではそれなりの地位で毎日を送りめでたく定年を迎える、そこから年金をもらって悠々自適に暮らしていく・・・こんなイメージでした。でも今は、定年前に年収が激減する、会社が傾いてしまう、早期退職の対象になるなどのリスクが増えてきています。

また年金の受給開始時期もどんどん先送りになっています。現役で収入を得られる年代から年金受給開始までの期間がますます広がっていくということです。この間、ただ会社にしがみついているとどんなことが起こるのか危機感をもたざるを得ない状況です。

定年後に必要な収入と仕事

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定年後に必要な収入はどのくらいなのでしょうか?上記は年金受給額と生活費の関係です。(2015年総務省家計調査報告)年金を差し引くと毎月の不足が63000円程度というのが実態です。さらに介護にかかる費用を考えておかないといけません。毎月の不足分6万円×20年=1200万円、要介護生活費500万円、随時発生する費用(増改築・医療)300万円、合わせると2000万円が必要になる計算です。

一方で金融庁は人生100年時代をふまえると2000万円が不足すると発表しました。(2019.6.3)男性65歳以上女性が60歳以上の夫婦では、年金収入に頼った生活設計だと毎月約5万円の赤字が出ると推計しています。これから20年生きると1300万円、30年だと2000万円が不足するという計算になります。

「再就職をして働け」「投資をして資産形成をしろ」「今の家計を見直して節約しろ」年金不足分をどうするか国が示した内容です。自助努力つまり自分で何とかしろという意味です。個人的には投資が入っているのは解せません。

失敗リスクがあることを推奨してどうするのでしょうか?「そんなこと言われても」「国はおかしい」そう感じますよね。でも頭にきても文句を言っても何をしてくれないわけです。自分で何とかするしかないのです。

家計の見直しはできると思います。毎月何気なく払っているものは結構たくさんあります。サラリーマンをやっているとそのあたりがルーズになりがちです。早い時期から今の家計を把握して削減できるものはしていきましょう。今すぐに取り掛かれる方法ですね。

もう一つの働くということ。健康でやりがいのある毎日を送るためにはとても大切なことです。では定年退職後の仕事というとどんなものがイメージされるでしょうか?輸送・運転業務、マンション管理人、清掃・販売業、駐車場や道路の警備員・・・こんなところでしょうか。

じゃあそれをやる。本当にいいですか?若い頃ならまだしも年をとってからまでやりたい仕事ではないですよね?それよりも第2の人生は自分がたのしいと思えることを仕事にしたいと思いませんか?

まずは年金不足分の5万円。これをどう稼ぐかです。さらにプラス10万円あったらちょっと豊かな生活ができます。年金プラス分を自分がワクワクすること、好きなことで稼き出す。自分で仕事を創り出していく。そんな発想に立ってみませんか?

あなたがこれまでの人生で積み上げてきた経験や知見、人脈は何者にも代え難いあなたオリジナルのものです。その財産を後輩のために継承してあげることが仕事を生み出すことにつながります。生涯現役が具体化していきます。

自分自身が実体験してきたこと

僕は自分でシゴトをつくる人を育成する仕事を営んでいます。普通のサラリーマンが漠然として何も決まっていないところから複業起業スタートするまでを一気通貫でサポートするのが仕事です。現在56歳です。(2020.2月現在)10年前までフツーのサラリーマンをやっていました。

新卒で大手企業に入り22年、その後2回の転職を経て通算23年です。人生の大半をサラリーマン稼業に捧げてきました。どこにでもいる普通の会社員でした。朝から晩まで毎日真面目に仕事をしてきました。その過程では「これまで会社のことだけを考えて一生懸命働いてきたのに、その挙句がこんな仕打ち??」そんな悔しい思いもしたときも多々ありました。

会社が良くなるためにどうしてもこれが必要!その想いの強さで公式の場で失言。現場叩き上げのエリートコースから一転、左遷、降格、減給の憂き目に遭いました。最後は出る杭が打たれる強烈パワハラであえなく退社、22年間の結末でした。その後、ベンチャー創業、倒産、中小零細へ職を転じ46歳で独立しました。

独立起業して10年目(2020.2月現在)。この間、たのしいこと、つらいこと、いろんなことがありました。会社生活10年分を10年で一気に駆け抜けてきた感じです。とても濃く充実した10年間でした。今、サラリーマンでいた頃を思い返してみます。あのまま会社に残っていたとしたら?上司にたてつくこともなく、組織の中でうまく泳ぎまわっていたとしたら?それなりのポジションそれなりの収入を得ていたかもしれません。

毎日満員の通勤電車に揺られ会社に着く頃にはヘトヘト。決められた時間に決められたデスクに座り、決められた枠の中で仕事をする。ランチ時は一緒に行った上司のゴルフや野球の話を聴かされて愛想笑い。御前会議のための資料づくり。夜は会社や上司の愚痴を言いながら一杯。半年の一度の人事異動で一喜一憂する・・・そんな毎日を送りつづけていたはずです。

でも独立起業して知りました。そんな毎日がどれだけちっぽけなものだったかと。意味のないことで神経をすり減らしてストレスを抱えていたかを。人生にはまだまだ未知の世界があることを。たくさんの人との出会いがあることを。自分で人生をつくることの醍醐味を体感しました。

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50代といって老け込んではいけない

ひと昔前は50代と言えばかなりおっさん。もしかしたら初老というイメージでした。自分もそんな年齢に達したのかと改めて感じます。でも不思議なことがあります。毎年、年齢は重ねているのですが気持ちはどんどん若返っています。自分では50代なんて感覚はこれっぽっちもありません。もちろん体力の衰えはありますが笑・・・

もし会社を辞めずに今もサラリーマンにままだったとしたら。おそらく一気に老け込んでいたと思います。会社でもそれなりのポジション。部下がたくさんいる。そんな中、自分が自ら動く場面も減ります。どんどんフットワークは重くなります。いわゆる管理業務のみです。

56歳と言えば役職定年で閑職に追いやられる年代です。役付けをはずされる。部下がいなくなる。年下の上司が現れる。何でオレが・・・そんなことを思っても何も変わりません。とりあえず給料をもらうために会社に通います。土日に趣味でリフレッシュすることに生きがいを求め始めます。でも仕事ひと筋何をやったらいいかもわかりません。だんだんと途方に暮れていく・・・そんな光景が目に浮かびます。

満員電車に揺られて出社。朝礼やって午前中のデスクワークをやって同じ課の人と何軒かの店をまわしながら昼食。話題はニュースやスポーツや他愛もない話。そして午後からまた枠にはまった仕事。そこそこの残業。あー疲れたと残った同僚や部下と居酒屋。会社や上司の愚痴、人事の話。毎日同じことの繰り返し。会うのも同じメンツ。新鮮なことなんて何もありません。老け込んでいくのは当たり前です。

でも独立起業した今は違います。毎日を自分が組み立てます。同じ日は二日とありません。上下関係のない仲間と一緒に熱く夢を語る。どうすれば実現するかを考える。自分が良いと思ったアイデアはその場で企画実行に移す。良きにしろ悪しきにしろ結果は自分に跳ね返ってくる。

46歳で独立起業し今年で10年目(2020年)。40代後半で仕込んだあとの50代。毎日をたのしく生きる。基本これしかないでしょう。50代を目一杯たのしむことです。「50代からなんて遅いよなあ。体力気力もなくなるし・・・」そんな気持ちになっていませんか?とんでもないです。心の持ちようを変えていきましょう。

50代を節目に自分を振り返る

これまで30年勤めてきました。人間関係も良好でした。でもここにきて団塊世代の上司が退職し代替わりがはじまりました。若手が上司になりました。次第に人間関係もギスギスしてきました。自分より若い世代の上司に会議で責め立てられます。会社を辞めた仲間は、建物を見ると気分が悪くなりそのまま帰宅したといいます。最近、自分にも近いものがあります。毎日責め立てられると精神的におかしくなってしまいます。全てに自信がなくなってきます。もうこの会社にいたくないというのがホンネです・・・

ある相談者の生の声です。50代にしわ寄せがきています。きびしい現実です。僕は同じ体験をしたことがあります。なので気持ちが痛いほどわかります。とてもつらいことです。一刻も早く会社を辞めたい!その一心だと思います。

でもここで大切なことがあります。いきなり起業すると考えはじめてはいけません。今、自分はどんな気持ちなのか?それを踏まえてふまえてどうありたいのか?落ち着いて気持ちの整理をすることが優先です。

そして誰かに話してみることです。決して一人で考えてはいけません。出口が余計に見えなくなります。信頼の置ける第三者に頭の整理を手伝ってもらうことです。その上でこれからどういう人生をつくっていきたいのかの方向づけをしていきましょう。スタートラインはここです。そして次のステップがあります。

思いもかけぬ人事異動、子会社への出向辞令、役職定年が近づいてくる、早期退職の告知・・・今あなたに降りかかってくる出来事は一見きびしいものかもしれません。情けなかったり、腹立たしい思いもあるでしょう。

でも視点を変えれば自分自身のこれからの人生をどうしていったらいいか、立ち止まって考えることができる絶好のチャンスと言えます。予期せぬ出来事もなく、平々凡々と毎日が過ぎていたら「このままではいいんだろうか・・・」といった気持ちにはならなかったはずです。

50代を迎え人生はあと何年あるのでしょうか?人生100年時代と言います。だとすれば50年。今まで生きてきたのと同じ年数です。少なく見積もっても30年はゆうにあります。どうですか?そう考えるといろんなことができると思いませんか?

これからのあなたと家族の人生をどうしていきたいのか、じっくり考えてみてください。そしてあなたがこれまで培ってきた経験、人脈などを総ざらいあらい出してみてほしいのです。人に雇われるのではなく「自分でシゴトを創り出す」という視点に立ってみてください。ワクワク感が湧き出してくるはずです。

会社を辞めずに複業で自分のための人生へシフトする

これまでそれなりに会社で過ごしてきた。ここにきて上司とソリが合わなくなった。顔を合わせているとだんだんメンタル的にいっぱいいっぱいになってきた。退職を具体的に考えるようになった。早期退職制度に乗っかると再就職支援を受けて転職という道もある。一方で60歳以降は個人で仕事をやってみたいという気持ちもある。でも自分にそんなことができるのかと考え始めると現実味がなくなる。個人でやるを選んだら会社を辞めるということになるのだろうか?

こんな相談を受けることもあります。どうしたらいいのでしょうか?もし居ることが我慢ができるレベルなら、会社を辞めずにまず別の環境に身を置くことから始めます。収入が途絶えると何より最優先事項になるからです。環境を変えるとは周囲で接点をもつ人を変えていくということです。

次に会社を辞めず複業へ向けた準備活動を始めていきます。自分の可能性を探り始めると視野が広がっていきます。好きなことを探し始めるとワクワクした気持ちが蘇ってきます。会社でしかなかった今までの景色がちょっとずつ変わっていくことを実感できます。自分ありきで考え始めると会社との付き合い方も変わります。

50代からはじめるのは遅いは思い込み

「50代からの独立起業、今さら遅い感じがするんですけど・・・」「50代から起業して成功なんてできないと思う・・・」「開業資金がそんなにあるわけでもないし・・・」相談にいらっしゃる人の多くが切り出す言葉です。50代からの新しいことを始めるのは遅いのでしょうか?いえいえまったくその逆です。50代からの複業起業こそ絶好のタイミングです。

ひとつ目の理由は、背負うものつまり生活負債が減ってくるからです。子育てにもひと段落がつき、数年のうちに夫婦二人だけの生活になるでしょう。住宅ローンはまだあるかもしれないけど、そこそこ目途もたってきます。40代までに背負っていた負債と比べれば断然身軽になるのが50代です。

もちろんまだまだという人もいるでしょう。でもお金の問題はいつまで経ってもついてまわります。すべてが安全な状態になってからはじめるなんて思っていたら人生は終わってしまいます。複業起業へ一歩踏み出そうと思ったら、今が一番!と環境を受け入れることです。

ふたつ目の理由は、経験と人のつながりが他の世代より圧倒的に多いということ。これまで50年にわたって人生を歩んできました。会社の中でもさまざまなポジションに立ってきています。それを通して多くの人のつながりを得ています。仕事はもちろん人間関係でもいろいろあったはず。

「会社一筋の人生だし、そんなたいしたことはしてきてないよ」「自分がやってきたことなんて平凡そのもの」そう思うかもしれません。でもそれは自分が気づいていないだけのこと。あなたがこれまでに経験したことは他の人にはないものです。

あなたの人生を第三者に話してみてください。まちがいなく思わぬ発見があるはずです。人には可能性があります。それがわかっていないのは自分のことを話していないからなんですね。

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50代は複業で始めてお金を掛けない

50代からの複業起業を成功軌道に乗せるとき重要なポイントがあります。それは開業資金をできるだけ掛けないことです。50代で相談にいらっしゃる方には、「自分には何もないのでカフェでもやってみたいと思う・・・」「何となくだけど自分のお店を持ってみたいと思う。こだわりそば屋とかいいなあ・・・」「フランチャイズに加盟しようかと考えている・・・」こんな感じの例が多いです。

カフェ開業にどれだけのお金が必要になるのかご存知ですか?都市部か地方か場所や立地が大きく左右しますが、大まかに3000万円はかかると言われています。じゃあ、退職金をつぎ込んでカフェを開業しよう!短絡して考えがちです。この心構えだと間違いなく失敗します。50代からの起業を成功軌道に乗せるには、まず複業ではじめてできるだけお金を掛けずにスタートするのが鉄則です。

店舗をはじめるから、事務所を借りるから、従業員を雇うからとまとまった開業資金が必要というのは単なる思い込みでしかありません。身の丈でビジネスを始めるのに事務所は要りませんし、従業員なんてもってのほかです。たくさんの開業資金をかけてしまうからリスクは大きくなるのです。自分の中にあるものから専門性を発見していきます。自分自身を商品にすればイニシャルコストはぐっと抑えられます。

やり始めるために必要なのは新しい人生を切り拓こうという気持ち。そしてすぐ行動に起こせる複業。これまでのサラリーマン雇われ人生にピリオドを打つ。これからは自分がすべてをコントロールする人生へ舵取りする。ワクワクする毎日をつくり出していく。原動力は気持ちのもちようです。

50代からの複業メリット

50代前後になると、それまで中核にいたのにいきなり一戦をはずされるなど会社での自分の状況が変わっていきます。今まで会社のために一生懸命にやってきたのに不本意だ!そう感じます。でもそうなってしまったら仕方がないことです。

会社に依存しているとこんなことが起こる、そのことをあらかじめ知っておくこと。言い渡される前に心の準備をしていたいものです。不本意だけど会社にしがみつくのなら心の準備だけでいいです。でもそれが嫌なら心の準備だけでは足りません。自分として仕事をしていく準備が必要になります。

小さくてもいいので50代から少しずつ独立起業へ向けた準備を始めていきます。コツコツ積み上げていきます。そして実際に動かしてみます。これが「複業」というプロセスです。ビジネスは実際動かしてみないとどうなるかがわかりません。複業を3年続けることができたら安定事業の土台が出来上がっていきます。

これが60歳になってから始めようと思ったら大変です。そこから同じような基盤づくりをすることになるからです。60歳からの5年、10年です。70歳近くになってしまいますよね?体力気力ともに尽き果ててしまうのは容易に想像がつきますね。

じゃあ脱サラだ!と考え始めます。よくあるのは早期退職を促され、上積みされた退職金を元手にカフェやそば屋をはじめようというような感じのもの。

店舗をつくるために資金と投入して足らないものはさらに借り入れして・・・みたいな。この多くは失敗します。お金を掛けすぎるとお客さまが集まらないと切羽詰まるときがくるから。そもそも「なぜその仕事がしたいのか?」「それが自分の今までの人生とどうつながっているのか?」がないからです。

加えて脱サラという言葉が良くありません。脱サラってサラリーマンが嫌だから逃げたみたいなネガティブイメージがありませんか?目指すものは脱サラではなく起業です。起業とは自分軸にもとづいて自分で仕事を創り出すことです。サラリーマン生活から脱出するのではなく、新しい働き方、新しい生き方にシフトチェンジすることです。このマインドがないと開業したけどいつかしぼんでいきます。

50代前後になって会社で予期せぬ出来事が起こる。それは人生をシフトチェンジしなさいということです。そのために自分はどんな人生設計をしていくのか、整理をしておくことに越したことはありません。でも実際は出来事がないと事は進みません。人は苦難に遭ったとき初めて自分の生き方を考えるようになります。苦難をチャンスに変えるとはこのことを言います。

50代複業は身の丈がベスト

あなたは「独立起業」ときいてどんなイメージを持ちますか?飲食店、クリーニング屋さん、理美容店、車の修理メンテナンス、コンビニなどのフランチャイズ・・・そんな感じではないでしょうか?これらももちろん独立手法のひとつです。でも本当に自分がやりたいことなのかと言うとどうなんでしょう?初期費用もそれなりに掛かりますね。

「定年後は好きなことをやりたい。でもこれといったものはない。例えばこだわり手作りそばを自分で打ってお店をやってみるのはどうか・・・」こんな思いで店舗を開業する人がいます。店舗開業には云千万円のお金が要ります。退職金も少し入れ、借金してお店を構えます。

こだわりの店が出来上がりました。でも待てど暮らせどお客さんは来ない。一方で借金は返済は容赦なく来る。毎月の家賃や光熱費も。どんどんキャッシュはまわらなくなる。もうもたない、そしてあえなく閉店。手元には多額の借金だけ残った・・・

これが50代から定年後の独立開業によくある話です。こんなことになりたいですか?そうは思いませんよね?こんな失敗を引き起こすのはそもそも起業の仕方に間違いがあるからです。自分が本当にやりたいことを見つけ出し、お金をできるだけ掛けずに毎日わくわく仕事をはじめる働き方の方が良くありませんか?

その方法が「身の丈のシゴトづくり」です。身の丈のシゴトが軌道に乗るように複業をはじめることです。いきなり会社を辞めるからリスクが出るのです。会社勤めをしながら少しずつ準備を始め動かしていけばいいのです。複業中は給料があるのでお金のリスクはありません。複業で失敗し試行錯誤を重ねることでビジネスは本物になっていきます。

身の丈のシゴトづくりは、今までの起業という文字が持つイメージとは全くちがう新しい概念です。あなたがこれまでの人生で培ってきたもの。成功や失敗の中から得てきたもの。一番はワクワクすること。この2つを掛け合わせて、あなただけのスモールビジネスを創り出していく新しい働き方です。人生で経験してきたことを価値に変える。それが自分にしかできないオリジナルを生み出すのです。

50代には50代前後ならではの起業の仕方があります。50代前後だからこそできる他の世代にない強みがあります。それをカタチにしていきましょう。「そんな大したことなんてして来てないし・・・」そう思っているのは自分だけです。自分の強みは自分だけでは案外気づかないものです。

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50代複業は仲間づくりから始める

定年後の不安をワクワク人生に変えるイベントを開催したことがあります。50代以上のメンバーで構成するチーム主催のものでした。内容はセミナーと相談ブースの2本立て。小雨の混じるあいにくの天候の中、たくさんの方にご来場いただきました。

セミナー講演は2つ。テーマは「50代からの定年後人生設計」と「自分の実体験をふまえた生涯現役で生きるヒント」。どうやって50代複業起業を実践してきたのかの生々しい話に聴講者は前のめり状態でした。

「自分の居場所がなくなる不安」「定年後のお金に対する不安」「定年後はやりがいのある仕事、社会貢献できる仕事がしたいが何ができるのか不安」「今までの知識、経験をどうやって生かしていけばいいのか」「健康維持にどうしたらいいのか」「生活費の足しに何ができるのか」・・・定年後に不安を感じるリアルなコメントです。

・たくさんの新しい刺激をいただき感謝です。興奮しているのか新しい自分に出会えそうです(50代女性)
・今日をきっかけに今後の人生を考えてみたい(60代サラリーマン男性)
・素晴らしい企画です。今後の継続してください(50代サラリーマン男性)
・今日参加して定年後が少し見えました。年2回程度定例開催してください(50代サラリーマン男性)
・自分の今後の方向への気づきと頼える仲間ができました(50代サラリーマン男性)
・みなさんが起業へ向けて動いていらっしゃる姿がよくわかりました。まだすぐに起業するわけではありませんが、今後コミュニティにも参加したいと思います。(50代サラリーマン男性)
・実際に起業した方、これから起業する方の生の声がきけてよかった。前向きな気持ち、ワクワク感が共有できた(50代サラリーマン男性)
・自分と似たように不安をもつ人がたくさんいることを知りました(50代サラリーマン男性)

上記はイベント参加者の声。50代からのシゴトづくりはまず小さな第一歩がスタートになります。小さな第一歩は何からはじめるのがいいか?それは同じ志の仲間づくりです。周囲の環境を変えることで少しずつ動き出す。環境は自ら動かないと変わりません。一歩踏み出してみみましょう。

50代複業ネタはやってきたことから熱量を見つける

4455というコミュニティをつくっていました。4455とは50代に差し掛かった人たちがこれまでの仕事経験から誰かに役立つコンテンツを発見してカタチにしようという企画です。メンバーが月1回集まる場づくりを行ってきました。

毎回順番に一人ひとりが今までの経験を話す。聴き手にまわったメンバーは発表者のネタ探しをします。「こんな人にあんなことで役立つことができるのではないか・・・」思い思いにフィードバック。後日それをもとに講座をつくります。出来上がったところで再度みんなの前で披露。いよいよデビュー!こんなながれで構成されています。

今回は53歳のメンバーが自分の半生を語ってくれました。旅行業界、介護業界とさまざまフィールドを渡り歩いてきた人。特に印象に残ったことがあります。話しているときの姿がとにかくイキイキしていることです。どんどんしゃべる。いつまでも話が尽きる様子がありません。たのしそうに話すからこちらまでたのしい気分になってきます。聴いているだけで話す内容がリアルに情景描写できます。まさに「水を得た魚状態」という感じです。

「長く仕事に携わってきた中には必ず自分にとって忘れられない出来事がある」彼の話す姿をみてつくづく感じました。今までの仕事経験を振り返ってみましょう。このメンバーのように熱くなる話、思わずスイッチが入ってしまうことがあるはず。ここが一番重要です。その時の経験こそ価値をつくるタネになります。決してないがしろにしてはいけません。

50代というとサラリーマンとしての仕事が20年、30年レベルに到達します。20年、30年の経験は相当なものです。でも残念なことにその価値に自分では気づけません。毎日やってきたことなので改めて考え直すこともありません。ここに宝が隠されています。

宝さがしは第三者に話を聴いてもらうことから始めましょう。前向きに考えてくれる相手であることが条件です。「今の話ってすごいですよね!」話を聴いてくれた人からきっとそんな声が掛かります。きっと自分では思いもよらないことになるでしょう。そこが自分でシゴトをつくる第一歩。自分の中だけで留めていてはいけません。自分の経験を話すこと。ぜひやってみてください。

これからは個人発信のスモールビジネスが脚光を浴びる時代になります。たった一人が世の中の誰かの役に立つために小さなフィールドで活動する。「小商い」と呼ばれるものです。あなたもスモールスタートアップに一歩踏み出してみませんか?そしてワクワクする人生設計を始めていきましょう。

50代起業等身大の事例


 
50代半ばにして起業を志した人はどんな心境にいるのでしょう。体験談を語ってくれた50代メンバーがいます。等身大で肩肘張らないメッセージがこれから起業を志す人の心に響く内容を紹介します。

起業するってどういうこと?なぜフリーエージェントアカデミーにいるのか?今どんな感じ?そんなことについて話してみたい。新しいことをやりたくて今の会社に入った。30代、40代の頃はいろんな部署でいろんなことをやった。出世志向ではなかったがそれなりにたのしくサラリーマン生活を送ってきた。

55歳を過ぎて役職定年になった。すると今まで経験したことがない部門で休日もなく仕事をすることになった。もう辞めようかなと思ったとき配置転換になり何とかそれなりの業務についた。仕事自体はたのしいはずだった。でもこの会社でやりたいと昔持っていたワクワクした気持ちがなくなっていた。

そんな気持ちで仕事中に検索していたら天職塾がヒットした。体験授業は参加できそうな曜日時間だった。とりあえず行ってみることにした。顔を出してみたもののその頃は「起業なんてないでしょ」と思っていた。

サラリーマンの人が二枚名刺で活動している記事を集めてみたり、セカンドキャリアのセミナーなどにも参加してみた。「会社もいいけど起業もいいぞ」とそんなふうに息子に言っていた。お父さんも新しいことを始めるから一緒にがんばろう。そんなことを言っている自分がいた。

入会してからは予定されるイベントにできる限り参加した。無理矢理勢いをつけるためだった。参加しないと行動が止まってしまうのが心配だったからだ。まず家族の理解が必要になる。真面目に起業を考えているを理解してもらおうと話をしていった。もう一つ大事な期限。今年で会社辞めようと思っている。

起業するとはどういうことか。音楽でプロになるとしたらどんなプロになるかだろう。講師をやるのもCDを出すのもプロだ。起業でも同じ。何の専門家になるのかだと思う。一つ感じること。それは踏み出したらその瞬間からプロになっているのだということ。とにかくやってみることが大事だ。

50歳を過ぎたとき会社で受けたセミナーで聴いた「プランドハプンスタンス理論」というものがある。個人のキャリアはその8割が予期しない偶然の出来事によって形成される。偶然の出来事は本人の主体性や努力を最大限に活用することでキャリアを歩む力に発展させることができる。偶然の出来事はただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう、積極的に行動したり自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる。

○好奇心:新しい学習機会を模索すること○持続性:失敗に屈せず努力をすること○楽観性:新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること○柔軟性:信念、概念、態度、行動を変えること○リスク・テイキング:結果が不確実でも行動を起こすこと。5つの条件は今まさに起業へ向け行動している自分と重なり合う。

50代後半の今、自分ができそうなことで職さがしをしているのと自分が本当にやりたいことを考えているのとでは雲泥の差がある。できるか否か不安はいっぱいですが笑・・・

締めの言葉。背伸びすることなく素の自分で伝えてもらったメッセージに心が動かされました。体験談の根っこにあるものを感じ取ってみてください。

50代だからこそできる新しい生き方の選択肢

今の状態が1ヶ月、2ヶ月、半年、1年・・・続くとしたらどうですか?ずっとモヤモヤしながら仕事をしていくことになったらどんな気持ちになりますか?ご家族がそんなあなたの姿を見たらどう感じると思いますか?逆に、自分が心からたのしいと思える仕事を創り出す準備をはじめ、自分らしくいきいきしている姿を想像したらどう感じますか?ご家族にとってどちらがしあわせですか?

サラリーマンだけが人生ではありません。まずは50代から自分でつくる働き方の選択肢があることを知ってください。働き方は生き方の選択肢と言えるかもしれません。そんな選択肢を知らずに人生を終えてしまうことだけは避けてほしいと思います。選択肢があることに気づくだけでもあなたの人生はわくわくした未来へ向かって大きく舵取りをはじめることでしょう。

最後まで笑っていられる人生、悔いのない人生、他人に委ねることなく自分が主人公になる人生を歩みはじめてください。「50代からの身の丈複業起業」はその手段になります。

といっても何からはじめていいかわからないあなたはお気軽にご相談ください。何も整理できていなくて結構です。モヤモヤしたそのままをお話しになってください。話す中から解決の糸口は必ず見つかっていきます。決して一人で考えすぎないでください。

50代複業起業コミュニティ開催イベントダイジェスト

生涯現役に掛ける想い。メンバーのエネルギーを感じてみてください。

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