働き方

働き方は人それぞれ多様化していく|大企業の看板を捨てたらこんな人生が待っていた(SPA取材)

2015.4.28発売の週刊SPA!に特集で掲載されました。特集タイトルは「看板を捨てたらこんな人生が待っていた/大企業を辞めた人の明暗」です。原稿に自筆した原文をご紹介します。
 
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サラリーマンを対象に働き方の多様化を実践するフリーエージェントアカデミーを運営する三宅哲之さん(51歳)は日立の元社員。在籍した家電部門では同期の出世頭で将来を嘱望されたが、“ある発言”が原因ですべてを失ってしまったとか。
 
「幹部候補生向けの研修で発言したことが遠回しな次期社長批判と捉えられてしまったんです。しかも、ちょうど僕が発言したとき運が悪いことにその上司が自分の後ろに立っていた(苦笑)。それから間もなくして専門外の部署への異動を命じられました」
 
さらに半年後には関西支社に左遷され、副部長級だった役職からも降格。翌年、東京に戻されるも配属先の上司は社内でも有名なパワハラ上司。「お前を徹底的にやってやる」と宣言され、実際に「駅で線路に飛び込みたくなるほど追い込まれていました」と話す。
 
「日立時代は30代で年収1000万円を超えていましたが、最後はお金よりも今の状況からとにかく逃げ出したい、その一心でした」
 
43歳で同社退職後、転職したのはIT系のベンチャー。ヘッドハンティングされての入社で、年収は下がったものの850万円とまずまず。早朝から深夜まで、年末年始もなく仕事に没頭した。年が明け、当時襲ったリーマンショックの影響をモロに受け、わずか3ヶ月で倒産してしまう。
 
「でも、バラエティに富んだ人材が集まり、彼らとヒザを突き合わせて仕事をしたのは本当にたのしかった。残念な結果に終わりましたがその経験って貴重だと思うんです。日立には22年間いましたがそれよりも濃い3ヶ月でしたね」
 
その後、ハローワーク通いなどで健康食品の営業トレーナーに就くがなぜか仕事を干される毎日。会社に行っても仕事らしい仕事もなく、持参した弁当を一人ぼっちで近所の公園で食べる毎日を繰り返す。
 
さらにワンマン社長から再びパワハラを受け、北海道への異動を命ぜられる。「このままだと一生サラリーマン人生になってしまう」と起業を決意。奥さんにも理解を得て1年で退社。
 
「けど、見切り発車で起業してしまい、やはり資金繰りなどの面で苦労しました。それでも大企業を辞めたから気づくこともあるし、転職や起業してみないとわからないこともあります。いろいろ試行錯誤し、ようやく起動に乗っています」
 
そんな三宅さんの天職塾出身の起業家はすでに約30名。「メンバーが成長されていく姿を見るのがこの上ないよろこびですし、やりがいを感じます」と笑顔で語る。
 
「最近は会社に残ることに不安を感じる、という大企業の社員から相談を受けることが増えています。ただ、大企業に長くいる人ほど頭でっかちで、自分の能力や経験を過信する人が多い。私にも覚えがありますが、そのままだと起業に向かない。起業を考えているなら、いままでの常識をリセットするくらいの意識が必要でしょうね」
 
結びはこうなっています。「幸福度は昔の100倍」
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サラリーマンで生きることだけが人生ではありません。働く選択肢はたくさんある、そのことを知ってほしいです。

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