一人商い|身の丈起業

50代シゴトづくり|営業活動でやってはいけない6つのこと

仕事は人が連れてくるものです。人とのつながりはシゴトづくりと切っても切れない関係です。人と会うときにやってはいけないものをまとめてみました。

記憶に残らない名刺を配る

この3日で30枚近くの名刺が手元に残りました。1枚1枚を見ても単に会社名と名前しかないようなものは残念ながらもう忘れちゃいました。そのうち処分になるのが関の山。せっかくお金を掛けて配った名刺がもったいないです。

名刺のメールアドレスがGメールという人がいます。これって「自分はまだ駆け出しです」と言っているようなものです。自分でビジネスをやっているのなら独自ドメインをもって自社ホームページがあるのが当たり前。ホームページ準備中なんて格好の悪いことをしてはNG。それってまだお店ができていないけど営業してますと言っているのと同じです。こんな人に仕事を頼もうとは思いません。

見た目やイメージが悪い

プレゼン資料の中にひじ掛けに手を置いてえらそうに座っている写真を使っているようなケース。これも論外です。そもそもえらそうな態度の人に仕事を頼むと思いますか?よく腕組みをした姿をプロフィール写真にしている人がいます。それも同じ種類です。誰が写真を見ると思っているのでしょう?写真を見るのはお客さまかパートナーになる人かもしれません。堂々とさわやかに謙虚な気持ちが基本ですね。

見た目がヤンキー風。第2ボタンまで開けてピアスしてプレゼン前にポケットに手を突っ込んでいるようなケース。中身はいい人かもしれません。でも見た目の第一印象は重要。こんな態度でちゃんと仕事をしてくれるとは思えません。まずは見た目が勝負、身なりはそれなりにきちんとしましょう。

営業、営業した語り口をする

いわゆるいかにも営業マンという話し方をする人がいます。多いのはどこかの会社の社員のケース。やはり雇われで自分の仕事じゃないからなんでしょう。何でこういう口調になるんだろう?もっと普通にしゃべったらいいのにと不思議に思ってしまいます。これでは人対人の関係はつくりづらくなります。

自社の商品は今だかつてないほどすごいもので業界を変えるくらいの勢いがある・・・的なプレゼンをする人がいます。極端に言うと相手の商品の内容なんてどうでもいいんです。要はその商品を買うとどんなふうになるのかを知りたいと思って聴いています。

自分だけくれくれの態度をとる

名刺交換するなり、「弊社は○○というサービスをやっていてどうのこうの・・・」と話し始める人がいます。ひとしきり自分が話すと相手の話は聴こうとしません。そもそもこの「弊社」という表現がどうなの?と思ってしまいます。会社でなくあなたは何者ですか?を知りたいのが人としての関係です。

名刺交換するなり自分の話しかしない。こちらが渡した名刺は見ることもなく名刺ケースに入れてしまう。→これはもう論外ですね。自分が同じことをされたらどんな気持ちになりますか?二度と会わないでおこうと思いますよね?未だにどこに行ってもこんなことをする人がいるのが不思議です。

話そうとしない

例えば交流会のような場所。来ているのに難しい顔をして座ったままの人。難しい顔をしていると話しかけづらくなります。話しかけても乗ってこないのでその場で終わっちゃいます。そのうち孤立していきます。これでは参加している意味がないですよね。人と話すが苦手かもしれません。でも仕事として来ている以上、この場だけでも割り切ってたのしく話をしたいものです。

事務的に紹介しようとする

ある日のこと、名刺交換してこんなやりとりをしました。「三宅さんのビジネスにつながりそうな人がいるので紹介しますね」と言ってくれました。その後、その人がやってきたことに驚きました。フェイスブックで自分と紹介したい人と僕のスレッドをつくり「○○をやっている三宅さんです」「△△の山田さんです」とひと言コメントがあるだけでした。

僕は紹介してもらった相手のことを全く知りません。もちろん会ったこともありません。フェイスブックで友達でもありません。そんな見ず知らずの人をフェイスブックでひとまとめにすることで後はお好きにどうぞ・・・そんな感じでした。一瞬目を疑いました。

実はこれって特別な事例ではありません。便利なツールのおかげでこんな人のつなぎ方をする人をよく見ました。三者面談なんていうとお互いの時間とコストが掛かるからそうそう現実的ではありません。ツールをうまく使って効率を上げていくのは良いことです。

でもこんなやり方はNGです。フェイスブックでつなぐとしてもどんな関係なのか?プロフィールはどんな人なのか?どんな経緯で紹介に至ったのか?程度はきちんと書いていおくのがマナーです。その人は人を紹介するということの意味がわかっていないようでした。

誰かに人を紹介するということは、自分の信用にもかかわることです。安易なつなぎ方をして変な結果になったら、紹介した方も信頼を失います。ツールに惑わされてはいけません。あくまで主体は自分です。ツールは活動を補完するものでしかありません。人を紹介するという行為の本質を学ぶようにしましょう。

まとめ

いくつか良くない事例を挙げました。「自分がしてもらったらうれしかったことをする。自分がされたらイヤなことはしない」これが原理原則です。他人事はよくわかるけどいざ自分事になるとついつい忘れてしまいがち。きになったことはメモを書いて自分の行動を見直していきましょう。

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