50歳から自らの力で立ち、自律した個人になれる人にはいくつかの傾向やタイプがあります。どんな人が自律した生き方をつくることができるようになるのでしょうか?
本記事ではこれまで2000人を超える会社員の個別相談、500人を超えるサポートを通じてわかった共通点をまとめました。
行動できる
行動できるとはどんなことでしょう?行動すると聞くと何か大きなことをしないといけないようなイメージをもつかもしれません。そうではありません。日々のちょっとしたことの中に行動と呼べるものはたくさんあります。
具体例を挙げてみます。働き方モヤモヤ相談があります。文字通り働き方にモヤモヤしたら気軽に相談に来てくださいねという窓口です。この場に来れる人が「行動できる人」です。
モヤモヤの原因は会社で予期せぬ出来事が起こることから始まります。こんなはずでは・・・と感じます。この後の動き方でいくつかのタイプに分かれます。
起こってしまった事実に向き合えず、くさってしまって愚痴ばかり言って現状からどんどん遠ざかっていくタイプ。転職?独立起業?などと何となく思いながら、インターネットで検索、でもモヤモヤしながらそのまま毎日に流されるタイプ。あれこれ検索して何も決まっていないけど「このままでは良くない」と思ってとにかく何かしないと!と思って相談に申し込むタイプ。
多くの人はそのままくさってしまうか、モヤモヤしたまま毎日に流されるタイプです。そんな中、相談に行こうと思い実際に行ける人はごくひと握り。これが「行動できる」という意味です。
世の中には3:10:60:27の法則と言われるものがあります。100人の人がいたとします。そのうち3%の人は超優秀な人、10%は上位で優秀な人、60%は普通の人、27%は不平不満ばかりで落ちこぼれな人に分かれるというものです。ほとんどの人は60%に入ります。
行動できる人はこの3%と10%の人です。この13%の人は自律して成功できる人です。これから自律へ向け動き出したいのなら60%から抜け出す努力が必要になります。それは大げさなことではなく、日々目の前で起こった出来事に対する向き合い方を変えていくことから始まります。
純粋に日常の中から価値を見つけられる
うまくいく人の共通点にはいくつかあります。ちょっと変わり者的。初めてを好む。自分を持っている。ブレない。考え方がシンプルなどなど。たまたま観たある番組でなるほど!と思う場面がありました。そのひとコマを紹介します。
大衆にうけるものではなく、自分がいいなと思うものをつくるようにしている。例えば自分が高校生のときだったらこうだなと思うこと。自分はいつまでも17歳のつもりでいる。人生で大事なことはブレないこと。間違ってないんだと思うと気が楽になる
出演していた秋元康さんのコメントです。大衆にうけるものでは他と同じです。人とは違うことを探している。現に大衆うけするものなんてこれから個人の時代には必要性がありません。
自分ならどうするかを常に考える。自分がいいなと思うためには自分をもっている必要があります。いつまでも17歳のキモチだからこそシンプルに物事が発想できます。オトナのふりをすると要らないものが邪魔をします。こうした自分をぶらさないということです。
年をとることは初めてを失うこと。すべて経験してきているから。初めてをするには自分でつくるしかない。どれだけたのしめるか。例えば冷蔵庫の中の残り物で何を作ろうとか考えるとかそんなことでいい・・・
映画監督の是枝裕和さんコメントです。人は年齢を重ねるとわかったようなフリをするようになります。年齢が邪魔をしてシンプルな自分を出さなくなります。そうではなく何歳になっても新鮮さを求め小さな感動を口にできる。既存のものではなく初めてにこだわってみる。
たのしんでなんぼ。自分がたのしんでいないと相手はたのしくなりません。冷蔵庫の残り物のような日常の中に新しいものを見つけていくような感覚です。
自律する人とは、そんじょそこらにはいないような非凡な人のように思っているかもしれません。でも実際はそうではありません。
日常に対してシンプルにアンテナが立っていること。これってたのしいよね!とか普通に考えたらおかしくない?と疑問に感じたりする。そんなある意味いたって平凡な人です。世間体とか常識とかつまらない鎧を取り外して、子供の頃の純真な心に戻ってみてください。それだけで見える景色が変わってきます。
本気を継続できる
自律するのに一番必要なことは何か?一つ挙げるとしたらコレです。「本気を継続できる」ことです。本気とはやり切る覚悟があること。途中で決してあきらめないこと。投げ出さないこと。常に前を向いて進むこと。そしてそれが継続できるという意味です。
コミュニティを卒業したからといって全員が独立できるわけではないと思う。本当に独立できるのは何人かじゃないのか?自分として心底何かやろうと思わないかぎり動かないと思う。そうしないとフタを開けたら大変なことになる。
コミュニティOBの印象的なコメントです。もう会社を卒業しているから後がない。もう「やるしかない」という気持ち。これが覚悟です。この覚悟を後押しするのが「自分として心底何かやろうと思う」こと。生半可な気持ちでは本気度は続きません。
今も不安はある。でも独立後はそれをはるかに超える不安が押し寄せてくる。こうした不安を乗り越えていくには本気度が必須になります。
この気持ちは普通にサラリーマンをやっている頃には理解できないものです。退路を断った人にしか実感できないことだからです。自律して生きていきたいのなら強い気持ちが必要になります。
強い気持ち、心持ちは一度にできるものではなく育てていくものです。脳みその構造を変えていくことです。環境を自ら変えていくことがすべてのスタートラインになります。
目の前のチャンスを逃さない
自律する人は目の前のチャンスを逃しません。そしてすぐに決断、行動します。これができる人とできない人では大きな差が生まれます。
例えば、ここぞというイベントの案内が来たとします。できる人はすぐさまそのイベントに参加表明します。予定がどうだとかは二の次です。まず行くことを決めてその後のことを考えます。
一方できない人は、その日は予定が合わないとか、行ってもメリットがなさそうとか、参加費が高いとか、自分の中で言い訳ばかりをつくって何もしません。このタイプの人はいつもこの行動パターンを繰り返します。結果いつまでも何も変わらない日々を送ることになります。
この後どんなことが起こるだろうと迷わずイベントに参加した人は新しい人のつながりをつくります。そのご縁をもとに次のステップへの拡がりが生まれます。ちなみにご縁は意図的にこの人とつながったら考えてできるものではありません。自然なながれから生まれるものです。
ご縁はその場で即効性のあるものではありません。その場で「仲良くなっておく」ことが大切です。仲良くなっておけば何かのときに思い出してもらえます。たくさん出会い中で自分のことを思い出してもらえる存在になることが大切です。
できることなら相手のために何かをしてあげられたらベスト。何かをしてあげるというと大げさに思えるかもしれません。実際は些細なことでしかありません。例えばその人が書いているブログにいいねを押してあげる、SNSで紹介してあげるなどです。
できる人は常にアンテナが立っています。チャンスになりそうなことは実は日々目の前を流れています。目の前に流れているものをチャンスとして受け止められるか否か。
できるか否かは自分のアンテナの立て方次第です。すぐに自分の利益だけを求めていても何も生まれません。いつもアンテナを立て、いつか自分にまわってくるかもくらいの気持ちで毎日を過ごしていきましょう。
何でもたのしんで取り組める
いつもたのしそうに笑顔でいる人と眉間にしわ寄せて難しい顔をしている人。どちらへ寄っていきますか?明快ですよね。シンプルですがそういうことです。
たのしさは伝染します。自分がたのしんでいると相手にも伝染します。自分がたのしんでないと相手もたのしくなりません。たのしそうにしている人の周りには人が集まってきます。人が集まる人は成功への道筋をひくことができます。
いざというとき腹がくくれる
自律して生きていくときには、自分で決断しないといけない場面がたくさん出てきます。どうしたらいいのだろう?誰か教えてくれないかな?では事は進みません。誰かに教わってうまくいかなかったからといってその人の責任にできるわけでもありません。
よしやるしかない!そう思って節目節目自分で決めていけるか否か。腹がくくれるか否かです。
現状に満足しない
自律した生き方をしている人は現状をどうしたら維持できるかとは考えません。どうしたらもっと魅力的なものをつくれるか。もっと成長するにはどうしたらいいか。自分が知らない世界はどこか。好奇心が旺盛で新しもの好きです。
「それって常識だよね」というやりとりをスルーしていませんか?ほんとに常識ですか?時代の変化が激しい時代、常識と思っていることは常識ではなかったりします。常識と言われていることにとらわれない。常識は新たにつくるものです。
相手の話をちゃんと聴ける
人の話がちゃんと聴けていますか?「ちゃんと」というところがキモです。ちゃんと聴くと相手の困りごとが見えてきます。自分のことばかり話している人は相手にもそれなりになります。相手の話を聴き、なるほどといったん受け止めます。受け止めた後にどうするかを考えます。
ちゃんと聴く人には相手もどんどん話したくなります。逆に持論をふりかさじている人は誰にも相手されなくなります。情報がたくさん集まるから成功できます。ここ一番というときは、相手の話に全力で耳を傾けましょう。ちゃんと聴く力のある人は成功します。
行動にメリハリがある
自律する人には集中力があります。そうじゃない人はダラダラ時間を使います。集中力は一定の時間しか続きません。集中力を高めるためには一方でリラックスする時間が必要になります。
飲んではしゃぐときが全力ではしゃぐ。たのしい場所では難しい話はしない。難しい話は難しい話をする場面で腹を割って話す。仕事もあそびも全力。メリハリをもった姿勢が好感を得ます。その結果、周りに人の輪ができていきます。
仲間を大切にしている
自分さえよければいいと思わない。いつも仲間に何が与えられるかを考えている。自律した人はいつもそんな姿勢でいます。
「情けは人のためならず」ということわざがあります。人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくるという意味です。人を思いやる気持ちがやがて自分にも戻ってきます。世の中に一人で成功できた人なんていません。成功するにはどれだけ周囲から応援される人間になれるかにあります。
家族を大切にしている
自律して生きていくとは家族と一心同体になることです。自分がどんなことをやっているのか、どんな人たちと付き合っているのか、何を目指しているのか、家族と共有できている人は最大の協力者になっています。家族は一番近くにいる最小単位のチーム。家族が最強チームと言える人は成功します。
おおらかなこと
自律した生き方をしている人はおおらかな人が多いです。理屈をこねても仕方ありません。たのしくなりません。理屈の先に行動は起こりません。選択肢が複数あってなかなか決められないときどうするか?どれが一番たのしいかをものさしにしましょう。理屈は後付けで十分です。
未完成でも動く
自分で何かを始めようとしたら、いろいろと思い悩みます。ああでもない、こうでもない。頭の中は混乱します。やったことがないから不安になります。もっとちゃんとつくってから・・・完璧を目指してしまいます。するとその場で足が止まってしまいます。
まずは考えられることを全て考える。考え尽くしたらあとは動きます。世の中に完璧なんてありません。60点とれたらまず動いてみる。自律した生き方をする人のやり方です。
自分を持っている
うまくいっている人はみんな自分を持っています。ポリシーがあります。これだけは譲れないというものがあります。軸がある人の周りには共感が生まれます。ぶれていないから人が集まってきます。だから成功へとつながっていきます。
謙虚である
たくさん要素を挙げた中でもこれは極めて重要です。世の中で成功している人はもれなく謙虚です。「あの人があの有名な人なの?びっくりした。頭が低いね」そんな場面によく出くわします。
実るほど頭が下がる稲穂かなといいます。稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学徳が深まると、かえって他人に対し謙虚になることのたとえです。うまくいっているときほど謙虚さを忘れない。年上の人は人生の先輩として敬う。自律した生き方の土台です。
ゴールから逆算して動く
まず5ヶ月後に新しいセミナーをやると決めます。それからセミナーをやれるよう仕込みを始めます。関連本を○冊読む、人と会う、セミナーに参加する、集客の仕方を考える、プログラムをつくる・・・といった感じです。
コミュニティOBでトップランナー的に走っている人の言葉です。彼が起業してまだ1年も経っていない頃。わずかの期間で自分のキャラクターを生かした新しいコンテンツを開発、起業後3ヶ月で300人を集客、スタートダッシュをかけました。今では日本中からオファーがある超人気講演家です。
成功者が活躍するウラにはこんな努力があります。まさにゴールを決めスケジュールを逆算する成功事例です。今自分がいるところから進めていくと先が見えません。問題の先送りにしかなりません。先にゴールを決め逆算する。
愚直にやり続ける
コミュニティOBにフィットネストレーナーがいます。
自分の周りを見ても自己流で起業した人は長く続かないことが多い。トレーナーを仕事にしていることもあって、起業もダイエットも同じだと思い、ちゃんとプロのトレーナーを付けるべきだと考えた。
いきなり店舗を出すのではなく、まず集客が先というふうに起業の手順を教えてもらった。同時に起業の理由を考えるきっかけになったことが大きかった。稼げるから店舗を出したいとか会社がイヤで独立したいというのではなくて、なぜ自分はトレーナーをやりたいのか、自分の人生を振り返って棚卸しした。
あるWEBマガジン取材でこんなコメントしています。
彼はジム開設前に徹底してホームページ集客に取り組みました。実践した内容はとてもシンプルです。集客できる手順で毎日専門家コラムを執筆していくことオンリー。彼は一日も欠かすことなく実践し続けました。
「先日バックエンド商品の成約率について集計してみました。先月の成約率は100%。年間を通しても90%以上をキープしています。なぜなのか?検証してみました。その結果わかったことがあります」
「体験レッスン者のほとんどがホームページを隅々まで読んでくれています。興味本意ではなく本気度の高い人が集まっています。その証拠に大半の人が体験レッスンのときに入会金と初月度会費を持ってきています。入会するつもりで体験レッスンを受けてくれているのがわかります」
同時に実践した結果を振り返り、分析しました。そしてまた次の一手へと進んでいきました。
数年後、会員枠がいっぱいになり予約で行列ができる状態になりました。そして今のステージにとどまることなく、出版やメディア開発といった事業への拡大しています。
彼に他の人にはない突出したスキルがあるわけではありません。特殊なノウハウを使ったわけでもありません。特別なことなんて何一つありません。
実践したのはたった一つ、愚直にやり続けてきたこと。加えて日々成長するために検証を欠かさない努力をしてきたことです。彼の事例の学ぶべきところは多い。
ネットマーケティングは、正しい手順を学び、型通り、忠実に、コツコツ愚直にやった人だけが勝てる世界です。世の中にはそのときそのときでいろんなことを言う人がいます。でも奇策なんてありません。
なかなか成果が見えないので、みんな途中でやめちゃいます。やった人だけが生き残っていきます。やり続けた人だけが見える世界があります。だからこそチャンスだし、やる価値があるのです。
中身をきくと、「そんなちまちましたことなんてできない」といった種類のものです。そんなささいなことを馬鹿にせずにできるか否か。人が見ていないところでどれだけ努力できるかが全てです。
白鳥は、水面に浮かぶ姿はとても優雅に見えます。でも水面下では一生懸命水をかいています。知り合いで成功している人はほぼ例外なく白鳥です。
「あの人いつも余裕があるけど何でうまくいっているんだろう?」と感じます。そのウラの人が見ていないところでコツコツやっています。「えっ?そんな細かいことまでやっているの?」と驚くようなことをやっています。
細かいことはすぐに結果に結びつきません。「こんなことやっていて意味があるの?」そんな感じのものが多いです。でもへこたれることなく継続していきます。継続は力なり・・・昔の人は本質を語ったものです。人に見えないところで愚直にコツコツ継続してやり切る。成功したいなら白鳥を目指してください。
自責できる
「今年、期待することは何ですか?」とインタビューしている場面がありました。「大統領に変わったので世界経済が良くなることを期待する」「IOT技術が進んできたので環境が良くなることを期待する」「イノベーションが好転するのを期待する」
答えの多くはこんな感じ。ひと言で言えば周囲が・・・とか誰かが・・・とか他人がこうなってほしいの類の答えばかりでした。
景気が良くなるとか市場環境が良くなるとかそんな話は意味がありません。他力本願な話をいくらしたって自分事にはなりません。うまくいかなかったら「世間が良くなかったから・・・」なんて言って終わりです。自分がどうするかが全て。環境なんて関係ありません。期待は歩み続ける自分に対してすることです。
「最近、起業したい人って増えてますよね?起業したい人が増えるのって景気に左右されるんですか?」
よくこんな質問をされることがありました。内心、何の話をしてるの?と思っていました。起業したい人は周囲がどうあれ起業したいと思います。世間の状況が良くないからが理由で起業したってうまくいくわけがありません。自分がやりたいとと思ったときこそが吉日です。
人のせいにするとその場はいいかもしれません。現状を変えないのがラクな方法だから。でもこれではまったく成長や発展はありません。サラリーマン時代はこんな世界ばかり。ちょっと新しいことを提案すると、リスクがあるから、前例がないからとはねられました。過去のやり方にばかりとらわれていました。そんな仕事でたのしいと思ったことなんて一度もありませんでした。
自律はすべて自責になれることがベストです。自責とはどんなことがあっても自分に責任があると思えることをいいます。自分で律するからたのしい。それが醍醐味。他責でなく自責。ハードルは高いですが到達する目標して置いておきましょう。
あきらめずにやる
サラリーマンで起業準備を始めると、「ブログやコラムが書けない」という人がいます。その話を聞くたび「はっ?」と思います。自分のメシのタネなのに何でやらないの?と。でも書かないとだめだなんて言いません。人生は自ら道をつくっていくことだから。他人に言われてすることではありません。
なかなか目に見えて成果が出るものではありません。蓄積を重ねてはじめてじわじわ地力がついていきます。だからできないというサイクルになります。自律した生き方ができる人は一度決めたらやり切ります。成果はあとからついてくると考えます。
会社が本当に嫌なら辞めたらいいです。自分がやりたいことがやれないと思うのなら自分でやり始めればいいです。その代わりずっとやり続ける気持ちを持ってください。何があってもやり切ってやるという決意が要ります。
もしないのなら今のままサラリーマンでいた方がいいです。上司の悪口を言っているうちは会社に依存していると思った方がいいです。会社がやってくれないと思っているのなら独立してもうまくいきません。
事業に成功するにはどうしたらいいと思いますか?時代を先取りしたビジネスモデルを構築する。他社にない革新的なサービスを生み出す。お客さまに伝えられる営業力をもつ・・・
全部違います。答えはあきらめることなくコツコツずっとやり続けていくこと。これしかありません。不退転といいます。「信念を持ち何事にも屈しないこと」辞書にはこう書いてあります。
あきらめずにやり続けるとはどういうことでしょう。
お客さまに受け入れてもらうにはどんな商品サービスにしたらいいか?時代を先取りするにはどうしたらいいか?どうしたらお客さまにより伝えられるようになるのか?
そんなことを日々考え尽くします。やってみては修正の試行錯誤を繰り返します。商品サービスやビジネスモデルがあるからではありません。それを導き出す不退転の姿勢が先です。
学んだことをそのまますぐやってみる
例えばAさんとBさんが同じセミナーを受講したとします。そこであるノウハウを学びました。講師は経験もあるし人間力もありそうな人です。
Aさんはセミナーが終わるなり、すぐさまそこで学んだことを実践に移しました。講師に教わった通りにやってみました。Bさんは「うーん、たしかに良いノウハウっぽいけど・・・他にもどんな情報があるか調べてみよう」と本を買ったり、別のセミナーに行ったりしました。
自律で成功するのはAさんです。Bさんは知識は人一倍持っています。でもいつまで経っても行動には移しません。いわゆるノウハウコレクターです。うまくいかない人は新しい知識を得てから行動に移すまでの時間が長すぎる人です。
物事を実践するのに必要十分な知識なんてありません。まして起業は今までに世の中のない新しいことをシゴトにします。ビジネスは生身の人間を相手にします。型にはまった答えなんてあるわけがありません。やってみた結果、新しい答えが見つかっていきます。
自律的自由人を育成する身として日々生徒さんにレクチャーします。正直に言うと同じことを教えても誰もが同じように結果が出るわけではありません。
結果の差を突き詰めてみました。すると、言われたことをそのまま素直にすぐ実践に移せるか否かの違いだとわかりました。学んだけど自分の中であーだこーだ思っている人は結果が出ません。
もちろん学んだことだけで全てうまくいくわけではありません。やり始めると修正すべき点は出てきます。走りながら修正し修正しながら精度を上げていきます。でもやってみないと修正点すらわかりません。
ビジネスプランをつくった、でも何だか自分としてしっくりこない、だからやり直してみた・・・こんなふうに机上でいくらやっても時間のムダにしかなりません。
ブログをどうやったら書けるようになるのかを考える。いろんな本や教材やセミナーに参加する。言っていることはみんなバラバラ。いったいどれを信じてやればいいんだろう・・・こんなことを続けていても一向に事は前に進みません。
そんなときはとにかく書いてみる。文章なんて下手でも何でもいいから書き始める。そしてそれをとにかく続けてみる。その中から自分なりのノウハウが生まれてきます。
知識とは行動に移して初めて価値が出るものです。頭でっかちにならないようにときどき自分を振り返ってみてください。
まとめ
自律的自由人は自分の軸を持ち、自責しながら自由に行動する人をいいます。50歳はこれまではびこってきた既成概念を取っ払うことが先決です。すべてが取り払われたとき、新しい景色を見ることができます。
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