一人商い|身の丈起業

シゴトづくりの答えは苦労した経験した結果でしかわからない

シゴトづくりはやってみないとわからないことばかり。頭の中でいくら考えても答えは出ません。これが正解というものもありません。やってみてお客さまに受け入れてもらえたものが正解になります。やってみないとわからないことの事例を紹介します。

この春、焚き火事業の拠点を構えました。開設後何度かイベントを開催しました。とてもスムーズな運営ができています。これまでのことを思い返してみました。その場その場でできるやり方で進んできました。たくさんの試行錯誤を続けてきました。例えばこんな感じです。

イベント開催の日。場所は都内にあるキャンプ場。行った先ではうまく焚き付けになるものが見つからない。朝から近所の公園で箱一杯に枝など拾う。車に機材を積み込む。マンションから駐車場まで台車で何度も往復する。途中のスーパーで買い出し。昼すぎにキャンプ場に到着。

駐車場からキャンプできる場所までは離れている。車から荷物をリアカーに乗せ換える。機材はワンボックスのバン満載分。載せるだけでも重労働。それから場の設営に入る。タープを立てる。調理道具の準備をする。食材を切る。同時の火を熾し炭をつくる。時間との勝負、休んでいる暇なんてありません。

食事の準備に入る。笑顔でお客さまを迎え入れる。その間も滞りなく料理を出して場を演出する。もちろん参加者との対話は欠かせません。バタバタしながら合間合間で会話に交ざります。

21時イベント終了。参加者を送り出す。さあここから片付けの開始。洗い物をする。道具をしまう。タープを撤収する。またまたリアカーに機材を載せる。駐車場まで重いリアカーを押す。何度も往復。全て車に載せ終わるのは22:30頃。そこから意識もうろうとしながら運転自宅へ帰る。0時過ぎに自宅に到着。生ものなどすぐに降ろさないいけないものだけを台車で運ぶ。全て完了したら夜中の1時。こんな感じでした。

今は裏庭に出ればすぐに焚き火ができます。焚き付けは周辺にふんだんにあります。ちょっと集めに行けばすぐに手に入ります。キッチンがあるので下準備もその場でできます。イベントが終了したからといって片付けも必要ありません。最低限のものだけしまえばそれでOK。自宅に帰る必要もありません。その場でビール片手にお疲れさま会もできます。風呂にだって入れます。当時と比べたら雲泥の差です。

もし最初の頃の体験をしていなかったら今がないと感じます。これまでの失敗や苦労した経験がベースづくりに生かされています。ネットや本を読んでみてもわかったような気になるだけです。本当のところは経験してみないとわかりません。体験しているからこそ有難みもひとしおになります。

シゴトづくりはやってみないとわからないことばかり。頭でっかちになる前にまず実践してみましょう。多少の失敗は許容できます。大切なことはうまくいかなかったことをどう次につなげるか。やってみる姿勢を忘れないでください。

まず最初の一歩を踏み出すお手軽講座