自律的自由人

自律的自由人になるシゴトづくり6つのコツ

毎日をいきいきたのしく生きていく。誰もが望む世界だ。そのためには一日のうち大半の時間を使う仕事そのものをたのしいものにしていかなければいけない。ワクワクする仕事は待っていてもやってこない。自分の手でつくり出していくことだ。本記事ではワクワクする仕事をつくり出すコツを事例や自らの実体験をふまえてまとめた。

 

自分をもっていること

自分でやり始めたらいろんな壁にぶち当たる。「このままいったら大変なことになる」場合によっては先が見えなくなるときもある。くじけそうになる。

でも決して途中であきらめない。「自分はこれがしたくて仕事を始めた」そんな拠り所を持つ。迷ったら拠り所に戻る。何度も何度もくじけながらも前を向いて続けていく。自分軸を持っている人は長く続けられる。長く続けること。それが成功につながる。

コミュニティOBOGで今成功軌道に乗っている人はすべて自分軸をもっている。みんなどこか途中で食えなくてつらい日々を過ごしている。そのたびに自分軸に戻る。原点回帰する。なぜこのシゴトがしたかったのかを考える。ブレることなく前に進む。それができた人は成功する。できなかった人は志半ばでやめてしまう。

自分がやりたいことへ向かってシンプル

あるメンバーはアウトドアをこよなく愛していた。だからアウトドアを仕事にしたいと思った。でも食べていくには厳しい世界。そんな中でもあきらめることなく細々とやり続けた。食べていくために他の仕事もやった。この先どうなるのかというときもたくさんあった。

起業当初からいつか自分が好きにやれるプライベートキャンプ場をつくりたいと言っていた。移住すると言った。狩猟免許を取ると言った。あれから5年。彼は八ヶ岳に居を構えた。毎日毎日グーグルアースでキャンプ場になりそうなところ探した。見つけては自ら森の中に踏み込んでいった。

そしてついに理想の地を見つけた。数々のハードルを乗り越えフィールドを手に入れた。ユンボの免許も取った。狩猟免許も取得した。自ら木を伐採している。今はログハウスをセルフビルド建てている。それなりの投資になる。でも一瞬の迷いもない。目や行動のイキイキ度合いは半端ない。当初とは雲泥の差だ。

ものづくりがしたい。料理が教えたい。アウトドアで仲間と一緒に過ごしたい。純粋にこれがやりたい。これをやったらこうなるかもしれない。前例がないしうまくいかないかも?どうしよう・・・そんなふうにあーだこーだ考えない。とにかく自分の気持ちにシンプルであることを大切にしよう。

同じ感覚の仲間と時間を共にする

シンプルにこれがやりたい!そう思う仲間との時間の共有は格別だ。年末は戦略会議と題して合宿をやった。一人ひとり来年どうしたいのか、その先どんな世界観をもっているのかを語った。まさにシンプルにここへ向かっていきたいが凝縮された時間だった。僕も語った。奮い立つ自分がいた。

モチベーションは環境でつくられる。仕事にワクワクをつくるにはワクワク感を持てる環境に身を置くことだ。毎日不平不満ばかりを言っているような環境にいたら自分も疲弊する。そのうち文句ばかり言っている自分になっているかもしれない。

「いつもマイナスなことばかり口にしている」そう感じたら注意しよう。まず周囲で付き合う人を変えていくことに意識を置いてみよう。

頭の中をまとめ第三者に発信する

ビジネスプラン発表会という場がある。6ヶ月に渡って試行錯誤を重ね自分が創ってきたビジネスをメンバーへ向けて話す場だ。ビジネスプラン発表会とネーミングしているが、実際やっていることは自分が頭の中にあることを整理し磨くことを目的にする場だ。

発表会に登壇するためにこれまでやってきたことを1枚のシートにまとめ上げる。同時にプレゼン資料をつくる。この作業で整理ができる。自分が伝えたいことがわかる。そしてつくったものを第三者の前で話す。すると自分がこんなことを考えていたんだ!と新たな気づきが生まれる。そして参加者からフィードバックをもらうことで自分が気づいていなかった盲点が見つかる。

提出課題の事前チェックは敢えてしない。例えば収支計画が書けていなかったとしてもそのままにする。それは自分のプランを初めて聴いた人からどう見えるかを受け止めることで、自ら修正すべき点に気づいてもらうためだ。ここを修正しろといって直したところで自分からそう思わないと自分のものにはならない。

自分のハラにおとす

この段階で一番重要なこと。それは「自分のハラに落とす」ことだ。自分のハラに落とすためには自分自身が気づかないと意味がない。誰かに言われたから、こうした方がいいとアドバイスされたからではNG。

いろいろ言われてブレるようならまだまだハラに落ちていない。あくまで自分が「あ、これだ!」と内面から思えることが必要になる。それこそがホンモノだ。

作業にはすべてに〆切がある。これをやらないといけないと思っても忙しいから、後でいいかと先送りにしがち。人は〆切がないとなかなか行動に移せない。チームメンバーもがんばっているから自分もがんばろうと思う。

強制力とチーム力があることでやらざるを得ない状態にする。発表会は出来上がった内容を発表する場ではない。次のステップへ向けブラッシュアップする場という意味がここにある。

「一歩踏み出し新たな段階に入った感覚です。本当にわくわくしています」発表したメンバーからのコメントだ。第三者の前で口に出すことで一歩を踏み出すことになった。メンバーから多数の応援フィードバックをもらってさらなる磨きをかけていく。

考え尽くして動く

Plan、Do、Seeと呼ばれるサイクルがある。PDSをまわすことでさらに磨きをかけていくというものだ。PDSの3段階で準備段階に陥りがちな落とし穴がある。それはPをやり過ぎて止まってしまうということ。つまり計画段階で考え過ぎてしまう状態だ。

ここでのポイントはしっかり考えたらPをいったんやめること。ありがちなのは「これでうまくいくんだろうか?」と悩み始める。不安になるので周囲の人にきく。「これでは難しいじゃないの?」こんなことを言われる。するとますます自信がなくなって動けなくなる。

こうなるとたちが悪い。前に進めないスパイラルの始まりだ。計画をいくら完璧にしても世に送り出してみないとどうなるかはわからない。答えはお客さまのみぞ知ることだから。考え尽くしたら行動あるのみだ。

新しいシゴトには答えがない。ゼロからイチを創り出すプロセスだ。こうすればうまくいくなんてない。「そんな突拍子もないことでご飯を食べられるはずがない」といったことがビジネスになる。これこそシゴトづくりの醍醐味だ。

価値観が多様化した時代、一人ひとりに向いた価値提供こそ重要になる。前例なんて意味をなさない。そのためのハラ落ちのステップ。忘れないでほしい。

まとめ

自分がシンプルにやりたいことをやる。それが本当のシゴトだ。働くことは生きること。人生そのものだ。自分の人生、シンプルにやりたいことをやるがベスト。まだまだその域まで達しているとは言えない。でもこの命題へ向け必ず実現できる日をつくってほしい。

まず最初の一歩を踏み出すお手軽講座