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多様化する働き方「複業」の事例10|59歳体験談インタビュー|自分モードの人生に変えよう

会社員と並行して、自分がやりたいこと、好きなことをシゴトにしていく複業。その実践者の体験談をインタビューしました。今回は57歳で大手企業を早期退職し、59歳で複業を実践する望月マサキさんの登場です。ぜひ聴いてくださいね。

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59歳もうすぐ還暦、自分と同じように定年後の人生を迎える人をいきいきさせたい

三宅:軽く自己紹介をお願いします。

望月マサキさん(以下敬称略):望月マサキです。FAAではまぁさんと呼ばれています。よろしくお願いします。FAAに入ったのは3、4年前で57歳で早期退職をし、それから1年半後ぐらいに再就職をしてタクシー会社の事務をやっています。

結果的に今は複業ということになっていて、起業の方は「つながりライフデザイナー」という肩書きを名乗っております。「Moon Life Style」という屋号で開業届を出しましたが、活動としてはまだ本格稼働をしていません。

一所懸命コラム書いて、気がついたら100本を超えましたが、週1ペースのマイペースでやっています。僕みたいに会社を辞めた人が残りの人生を生き生きしてもらえるようにそのお手伝いをしてみたいなと思っています。

具体的にはいい人間関係が大事だよとか楽しい場所があったほうがいいよとか、家に居ないでやること、行くところをつくりましょうみたいなことを啓蒙していき、具体的に何かしてあげたいと思っています。

僕の趣味はいっぱいありますが、その中のひとつとしてドラムを生徒さんに教えて楽しくやっています。ドラムは手足を動かし脳トレにもなり、毎日少し成長を感じられるし、いいなと思っていますが、今は事情があって本格的に時間がとれないので準備しているというかずっと考えながらやっているところです。そんな59歳もうすぐ還暦でございます。

会社はもういいや、自分で何かやりたい、でも何をやったらいいかわからないからスタート

三宅:ありがとうございます。今のような活動を会社を早期でお辞めになってやり始めようとしたキッカケというのはどういうことでしょうか?

望月:最初にFAAに入ったのは56歳のときで、その時は会社員はもういいやと思っていて会社を辞めた後に何かするにしても自分で何かやりたいなと思ってそれでも何をやっていいのかのかわからなくてご縁があって入ったわけです。

その後、父が亡くなり、残された母も死にそうな大きな病気をして、どうせ会社を辞めるだろうなと思っていましたが、それがきっかけで早めたというのがあります。

父の最後の方は仕事が忙しくあまり看護、介護できませんでした。兄弟はいますが、母の時はさすがに僕の番かなというのもあり、しっかり付き合いたいなというのもありました。

同時に同郷の奥さんのお母さんも死にそうな感じになったり、夫婦そろって地元を往復して、奥さんだけに押し付けているのもいけないし、そういうことがいろいろ重なり、会社ももう辞めるつもりではいたので、タイミングをみて円満退社しました。ちょうどFAAのプログラムも修了した後だったので、もうこっちで行こうと開業届を出したという流れです。  

開業届を出す前から自分でホームページを立ち上げてやり始めていましたが、そこからずっと具体的に何をやろうというのをFAAの横浜定例会でみんなで相談しながら、考えながら自分軸をホームページにコラムを書くことでずっと考え続けてきました。

文章を書いて自分の軸を掘り続ける

三宅:会社を辞めてどのくらいになりますか?

望月:もうすぐ2年です。

三宅:その2年の中身を知りたいのですが、放送前に結構忙しいとちらっと聞きましたが。

望月:会社辞めた頃はそれこそ看護で忙しかったのですが、三宅さんがよく「コラムを書いてください。50本用意してください。そのテーマでいっぱい言いたくなるようなことがあなたの軸です。自分のやりたいことだったら毎日でも書けるはずです」と言っていたので、実家に行った時も看護しながら文章だけは毎日1個書こうと思い、歯を食いしばって書いています。

次の1年は今のパートの仕事が決まるまでは比較的家で自由だったので、毎日そんなことをやりながら面白そうなセミナーに参加したり時間としてはいっぱいありました。ただやりたいこともいっぱいあったのでとにかく忙しかったです。

今でも文章書かなきゃというプレッシャーを毎日感じていて、でも週に1本ペースがちょうどいいなと思い、たいした文章ではありませんが書いています。 

時間は自分でコントロールできるのですが、ただ今すごく忙しくて週3日パートで半日つぶれているのと、新しく勉強しているものがあります。文章書くのと週末実家に行ったりとその4つぐらいで回っています。あとはたまにドラムを教えに行ったり、バンド活動の曲作りとかあります。

第一に家族、自分がたのしいがあってのシゴトづくり

三宅:いろいろ出てきそうですね。望月さんは多趣味のイメージがあります。今パート仕事というお話が出てきましたが、途中からそういう仕事を見つけられてということですよね?

望月:ご縁があってですね。自分としては無理をして働くつもりは全くなく、実家のこと、奥さんを含め家族のこと、そこを一番大事においてそのために会社を辞めたわけです。

そこができなくなってしまうような、例えば残業があります、土日出勤してくださいとかそういう仕事はやりません。平日の3日ぐらいしかできませんぐらいの条件でやっていたのでなかなか仕事はありませんでした。

かといって肉体労働をする気もなく、とにかく目的は自分が楽しい方向に行きたかったので、エージェントさんにそれを伝えていたらご縁があり、条件の範囲内で働けるところがたまたま見つかりました。コロナの前だったこともありラッキーでした。

いろんな人と仲良くした会社経験が今に生かされている

三宅:パートの仕事を始めてから何か感じたことありますか?

望月:タクシー会社は全く無縁の業界で、時給は最低賃金でいいですという感じで行きました。ドライバーさんが100人そこそこいる小さい会社です。

僕は前の会社でいろいろな部署、技術、研究所、事業部、経営企画で社長の側近、営業、生産技術や倉庫などを経験させていただきました。社内の人脈がかなりあり、いろいろな人と仲良くさせていただきました。法務とか人事とか経理、何か1個やるといろんな人が絡んでいろいろなことをやり、整備しなければいけないですが、今の会社だと例えばそういうのが全くないので、何かやるにしてもひとつひとつ前の経験が活きています。

事務でエクセルをやっていればいいということで入ったのですが、タクシー業界しか知らない人たちが経営していて、何かやろうとするとき「望月さんこれどうですか」とか経営コンサル的に専務が聞きに来るのです。とてもみなさんいい人なので喜んでお役に立つのですが。

IT改革でコロナで補助金が出るので、システムを入れるのにご意見番みたいな感じのこともやらせていただいてます。前の会社では一応出世コースにいましたが、出世に全く興味がありませんでした。その経験が全部生きているな、面白いなと思っています。だから生きない経験ってないんじゃないかなと思っています。

三宅:以前は大きな組織の会社にいらっしゃったんですよね?

望月:はい。

三宅:思わぬところからそんなことが起こったというか。

望月:本当に縁でしかないです。でもどこに行っても何かが活きるんじゃないかなと思います。

会社がなくなったらどうなるの?を真剣に考える、自分モードの人生に変える

三宅:50代でずっとサラリーマンやってこられた方は、定年後にどうしようとか人生100年時代でどうしようとかみんな迷います。今まさに望月さんの場合はそういうことをやっていらっしゃっるわけですが、50代でモヤモヤした人にこうだよと言ってあげるとしたらどんなことがありますか?

望月:FAAでは自分軸というのをよく言われて、あなたはどういう人ですか?何をしたい人ですか?ということをずっと考えなければいけないんですが、会社の役に立つ人ですというのは、会社終わったら何もなくなってしまいます。

FAAでとことんそういうことを考えるキッカケを与えられたことをとてもよかったと思っていて、会社がなくてもやりたいことは他にあるよなということを見つからなくても考えることができました。

だから会社だけで働いている人は会社がなくなったらどうなるの?ということを一回真剣に考えてみたらいいと思います。そのためにじゃあ自分の人生何しましょうというのがその次にくると思うので、本を読んだり何でもいいので、会社のために全力疾走、定年来ましたとならないように徐々に自分モードに人生を変えていった方がいいです。

起業といってもお金儲けとは僕は思いません。自分の人生にどういう意味をつけるかというとそれは出世ではないですね。出世なんて組織離れたら何の意味もないので、自分はどういう人なんですかというところ、何で起業、商売するのか、以前にどういう人なんですかというところだけでもいいので、考えてみるキッカケがあったらいいのではないかと思います。

そこに会社じゃない人間関係とか会社にはない何か楽しいことがついてくると思います。僕もそうでしたが、会社の中にいるとそういうことが考えられないと思います。

しんどいけど時間をつくって強制的にどこかで考えるとか、自分で本を読んでわかるかもしれないし、ユーチューブにもそういうのがいっぱい増えています。ただ本を読んだ、ユーチューブを見ただけで終わってしまってはだめですが。

週1コラム、パート、バンド活動・・・自分がやろうと思ったらやれることばかり

三宅:毎日生活を送ってらっしゃって、やることたくさん、やりたいことたくさんというとこかと思いますが、毎日のバランスというかうまいこと回していかないといけないというがあると思いますがその辺りはどんな感じでしょうか?

望月:パート仕事は火、水、木の3日間で、17時には帰れる感じなので夜は自由にサイクルとしては週1本のコラム、ドラムの課題、趣味のバンドの曲作りなどをやっています。

趣味のバンドの方でドラムをやってまして、そこでコロナの影響でオンラインで曲作りとか始めて、そうするとスタジオに行かなくてもできちゃうという、飲み屋に行かなくても飲めちゃうみたいなのと同じで毎週そこで宿題が出たりして逆に忙しくなったり、たいしてネタはないのですが、自分がやろうと思ったらいくらでも出きちゃうことばかりなので、とにかくずーっと何かやっています。

録画したドラマを見る暇ないくらいの感じでやっています。

ネットで何かをするというのが広がった

三宅:今ちょっとちらっと出ましたが、新型コロナが入ってくる前と今と何か周辺で変わったことはありますか?

望月:ネットで何かするというのがすごく多くなりました。飲みに行けないということがすごいストレスでしたが代わりにオンライン飲みというのがいつでもできちゃう感じで、お呼びがかかるとその日の予定がガラッと変わっちゃいます。 

オンラインセッションというのもできるようになって、僕もコロナがキッカケで環境を整えたみたいなところがあり、ヤマハがまたバージョンアップしたらすごくよくなって、ほとんど遅延なくセッションができるようになりました。バンドのメンバーもよろこんで週一でやり始めてそれもすごいなと思います。

遠隔で演奏して、じゃあここはこうして、ここつくっといてとか、また俺のパート入れたよとかアマチュアですがやっています。ズームはずっとやっていたので慣れたのも大きいです。

こういうことをやっていますという発信ができる

三宅:2年弱の活動をやっていらっしゃって得たことはどんなことでしょうか?

望月:人脈はすごく広がりました。会社では会えない人たちといっぱい会いますから、特に前向きな人たちと会えるのはとても刺激になります。その中で取捨選択していけばいいと思っています。

みなさんにぜひおすすめしたいのはやはり発信することです。僕はブログというかコラムを書いてますけど、ユーチューブでもラジオでもいいと思いますが、こういうことをやっていますという名刺と発信の場所があると、そういう場所に行っても、僕みたいにたいして何もやってなくても、この人はどういう人だということがそれを読んでもらえればわかります。

僕の場合は最初はやろうと決めていたことから、いろんなことを調べてずっとそれなりに長い事やっているとやりたいこともちょいちょいと変わってきたりしています。それは書くことをキッカケにしてずっと考えているからだと思うんですね。

FAAのプログラムが終わったからできましたというのではなく、ずっと考えてなきゃいけないので、考えるために書いているというのはあります。

これからもたぶん変わると思うし、何かやり始めたらまた変わるんだろうけど、若い人みたいにポイポイと始めてひょひょっとできない状況なので、今はそんなに動けていませんが少しずつ進んでいます。発信するのはおススメです。言語化も勉強にもなりますしね。

お客さまと一緒にアップデートできること、そのためのツール選び

三宅:考えながら動きながら書きながらということのようですが、こっちの方向へ行くぞみたいなのはありますか?

望月:セミナーやっている人とかいろいろな人と会ってきて、定年後の人生をとボヤっとしたところだと講師業とかになるじゃないですか。最初はそういうのかなと思ったけど、今ボヤっと考えていることがやっぱりドラムをやってきて面白いなと思っています。もちろんドラムじゃなくてもダイビングでもテニスでもいいんですが、自分のツールとしてなにかみんなと楽しみたいなというのがあってそれは何だろうなって。今またドラムを基礎からやっているんですけど、こういうのありかなと考えていますね。

何か一緒にできるようなことで、定年後をどうしようという感じの人へ方向性とターゲットはもう決まっているのですが、一緒に毎日アップデートできるようなことしたいなと思っています。

自分の人生をまるごと肯定し、自分の立ち位置を確認する

三宅:このラジオは会社生活をこのまま続けていっていいのかな、でもどうしたらいいか何から始めたらいいかわからないモヤモヤした人が多いわけですが、そういう人たちが今から一歩踏み出していくのに、こういうのあるよみたいな望月さんなりのメッセージをいただきたいです。

望月:生きてきた人生はみんな一つひとつあると思うので、まず今の自分の立ち位置を確認してほしいです。自分軸といって、自分ってどういう人なんだと今までの人生振り返るとかさんざんやりましたが、ガラッと転校生みたいに俺のキャラ変えるという、昨日まで会社員だったけど今日からはデイトレーダーだとかそういう話じゃなくて、今までの生きてきた自分の人生を丸ごと肯定することから始まると思うんですね。

今までの人生は失敗だったとか否定するのではなくて、失敗だったから変わるんだじゃなくて、これも自分、あれも自分だったね、ご苦労さん、じゃあこれからはこうしようという今までの自分があっての次の自分だと思うので、そういうことも含めて自分を見直すこと。そしてちゃんと言語化していくことです。 

僕も最初はぜんぜん書けなかったけど1年、2年書いているとそれなりに書けるようになったなと思います。こんなことだったらスーッと文章書けるんだと。言語化しないと人に言えないですし、最近コラムでグーグルでトップとれるようなものもあったりして励みになっています。

コラムを書いて自分はこういう人だと資産にすることに意味がある

今やっていることは資産を貯めていると自分では思っています。これから先何やるにしてもこういう自分ですよというのを貯めておいて、何を始めるにしてもこういう自分がこういうこと始めましたというベースになると思っています。

うらやましいのはこういうことやりますと最初からバーンと書ける人で、残念ながら僕はこういう商売をするからこういうコラム書いてますっていうのでは今のところありません。

ただ、そうでないにしてもこういう自分ですということだけでも資産を貯めていくというのは意味があるので、何をやっていいかわからなくても自分はこういう人ですというのを発信していくというのはやってほしいです。

こういう商売するからこれについてこのテーマについてこれを書くんだとバーッとコラム書くのはすごく難しいと思うんです。出来る人は出来るだろうし、実際みなさんやってらっしゃるからそれは素晴らしいと思うんですが、僕なんかはそういう位置には今いないので。それでもやっぱり書いてるとなんかわかってくることがあるなと思っています。

三宅:最後にご自身の何かPR的なことがあればどうぞ。

望月:特にみなさんからお金を巻き上げようと思っていないので(笑)PRはないんですが、よろしかったら「Moon Life Style」という屋号でページ出してますので読んでいただけたら。あとはドラムはたのしいので、月・金の平日でしたらまだ教えられる枠があるので、もしよろしかったら一緒にやってみませんか。身体を動かすだけで結構たのしいです。他にも一緒に飲みに行ったりとかしたいですね。

三宅:ありがとうございます。もうすぐ還暦ですか?めちゃめちゃお若いですよね。本当に若くて楽しい、いつも柔らかい場をつくっていただくまぁさんです。今日はお付き合いいただきありがとうございました。

望月:ありがとうございました。

ゆるくたのしくセカンドライフ
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