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複業スタイルの事例1|50代体験談インタビュー|考えかためたら、早く動き、何度もやってモノにする

会社員をやりながら、その傍らで自分が好きなこと、やりたいことをシゴトにする複業。実際に始めるとどんなことが起こるのか?どんな思いで取り組んでいるのか?メンバーからインタビューしました。第一弾は50代で複業を始めたあべっかんさん。ここだけでしか聴けない話が満載。ぜひチェックしてくださいね!

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現業で見つけた自分主導の好きなこと

三宅:いくつかの質問しながら進行していきたいと思います。じゃまず最初に自己紹介、今やっていらっしゃる仕事を含めてお願いします。

あべっかん(以下敬称略):あべっかんです。よろしくお願いします。本業はIT系の会社で普通のサラリーマンをやっているおじさんです。2年前からいろいろやり始めました。ExcelのVBAを教えるというのをやっています。最初は月イチで教室を借りてやったんですけど、だんだん形が変わってきて、今は主に1対1でカフェとかで教えて、最近はオンライン(ZOOM)で教えています。だんだん軌道に乗ってきたかなというところです。

三宅:なるほど。2年間って言われましたが、そのぐらいですか?

あべっかん:一番最初にセミナーをやったのが、おととしの夏ですね。

三宅:ExcelのVBAに至ったのは何か理由があってですか?

あべっかん:好きだからですね。最初はIT系じゃなくて半導体の工場の開発部隊にいました。そこでは工場の機械があってデータを入れなきゃいけない。いろんな機種のデータを打ち込むんですけど、たいへんなので自動化できるプログラムを作れないかなと思いました。

機械には当時Windows95がついていて、ところが一人一台配られたのがMacintoshでした。何でWindowsじゃないのかブーブー言いながらやっていました。MacintoshにExcelが入ってる、WindowsにもExcel入ってる、じゃあExcelで作ればいけるんじゃないかと思いました。ExcelでVBAというプログラムができることを知り、全くの独学でマニュアルを見ながらプログラムを作っていきました。

その時やった仕事というのが初めて自分で一から企画して考えてやった仕事だったんですね。それまでやっていた仕事は、先輩がやっていたものを教えてもらってとか、あるいは指示されてこれこうだからこうやってみてとか、そういうものだったんです。これはまったく自分で発想して自分でやったので、すごい思い入れがある仕事でした。

そのようなこともあり、その後もVBAでいろいろシュミレーションのプログラムをいくつか作ったりして、そっちのが面白いなと思いました。それならIT系でいこうってことで、ずいぶん経ってから転職してIT系の会社に行ったんです。

IT系の仕事は、主にC言語でプログラムを作っていたのですが、大きいプログラムを作る時はどうしても一人の分担が決まっていて、一部分しか作らないんです。また、こういうルールでこうつくってくれと規制が多く、作っていてあまり面白くないんです。

決められた中でこのフォーマット使って、こうやってやり方はこうねと。独創的なことをやるとそんなんじゃダメと怒られてしまうんです。それに対してVBAだとそんな大人数で作ることはなく、小さいので自分の独自の発想でできます。

いいアイディアがあると表をうまく使うと楽です。プログラミングの中でもVBAは面白いけど他はあまり面白くないと感じました。そんなことがあって複業でVBAを教えようと思いました。

50代で何かやっている自分をイメージ

三宅:うちでは複数の「複」の複業、ふたつのことをやっていこうねと言っています。会社員やりながら、その傍らでもう一つ何かやろうと思ったきっかけは何ですか?

あべっかん:もともと年取ったら独立してとまではいかなくても、自分で何かやりたいなと思っていたので、50代になったら何かやってる自分を昔から想像していました。そのうちに定年前に独立するようなことをぼんやりと考えていたんです。

でも実際やろうとすると、なかなかうまくはいかなくて結局ズルズルと気がついたら50半ばになっていました。一歩進めるためにと思ってFAAに入りました。

いろいろやってかためていく

三宅:VBAをやろうというところに至るまでには、他にもこんなことをやろうとかいろんな選択肢が出たりもしたのかなと思いますがどうでしたか?

あべっかん:最初は子ども向けに何かやろうと思いました。うちに子どもが4人いてそれをネタにブログ書いたり、電子書籍出したりしていたので、そっちのネタでいこうかなと。VBAを子どもに教えようとしていたんですね。何回かやってみたんですけど、あまりうまくいかなくて、大人向けに展開し直しました。また子ども向けをちょっと考えようかなと今は思っています。

三宅:サラリーマンしながらやるとなると、時間をどうやってつくったらいいのか困ると思うのですがどうしていますか?

あべっかん:5年前とかだったら、ちょっと忙しくてできなかったかなと思います。現業は結構残業があって、土日に出勤することもあったので。それがだんだん減ってきて、去年の4月から仕事が変わり残業がほぼなくなったんです。

時間を持てるようになり、以前は夜のセミナーなんて絶対できなかったのですが、それができるようになっていきました。残業代で10万、20万稼いでたのがなくなったのでそこは大きいのですが(笑)時間ができた分ラッキーだったのかなと。

実際に動いてニーズを探る

三宅:夜のセミナーという話もありましたが、具体的にはセミナーや個別で何か教えるなどいくつかパターンがあるのですか?

あべっかん:最初はセミナーといっても来るのが3人とかで、小さい部屋で少人数でやるというのをメインでやっていました。そのうち一対一というのを出したら割と好評でした。みんなと同じことを教わったりとかじゃなく、自分が使っているものがあってこれについて知りたいとか、人と同じペースだと不安があって個別に教えてほしいという人が多かったんですね。そういう方へ1対1でやりまーすって言ったら、結構申し込みが増えました。

三宅:商品サービスを考えたけど、お客さんに受け入れてもらえるかどうか不安になって、なかなか次の一歩を踏み出せないみたい傾向があるのですが、どんなふうに考えて今に至っていますか?

あべっかん:ダメだったらちょっと違う手を打ってみよう、いまいち伸びないから次の手を考えてみようという姿勢でやっています。それを考えるのが楽しいっていうこともあります。ブログの書き方講座もできそうなので5、6回やったんですが、もっと人が来るかなーと思ったら来なかったのでもうやめたみたいなものもありました。

三宅:いろいろやってみるって感じなんでしょうかね?

あべっかん:そうですね。やってみると、これがウケるんだっていう発見があったりします。

うまくいかなかったら次の手を考えてモチベーションを上げる

三宅:じゃあちょっと元に戻って、モチベーションを保つのに何かやっていたりしますか?

あべっかん:せっかくセミナー出したのに、誰も来ないというのがやっぱり一番モチベーションが下がります。申し込みをしてくれない、じゃあ次の手を考えようっていうのが新しいモチベーションになっていますね。あとはFAAの場に定期的に参加して、他の人の話を聴きながら、もっとこうやったらいいんじゃないかと他の人に言うことによって、自分でもやらなきゃって感じでやる気をつくっています。

三宅:現業と複業とのバランスはどんな感じですか?

あべっかん:気持ちの中は複業の方ばっかり考えてます(笑)現業の方はもう慣れていて、去年仕事が変わったんですけど、長年やってきた仕事なので、そんなに気を遣わなくてもできるという感じです。もちろん仕事変わったときはいろいろ勉強はしましたけど。

長年やってきた現業はそれなりに

三宅:現業に引っ張られるとかよく聞く話ですけど、そういうことはないですか?

あべっかん:悩みとかはあまりなかったですね。もう出来上がっているというか、長年やってきたので。前の職場の時も、忙しいながらもパターンができていましたし。時には失敗して怒られたりしながらも、まあこんなもんかって感じでした。後で引きずるようなことはありませんでした。

オンライン加速でビジネスも加速

三宅:ちょっと話が変わるんですけど、新型コロナがあり環境変化が起こっています。自分の周りでこんな変化があったというものはありますか?

あべっかん:はい、大きく変わりました。コロナのお陰様で少し儲けさせていただきました(笑)コロナの前から参加してくれた人にオンラインをやるけど次どうですかとすすめたりしたんですけどなかなか来ませんでした。ZOOMを使うっていうことの敷居が高かったみたいで。それがコロナになったらみんなZOOMとかに慣れて、オンライン講座が普通になってきたんですね。

ストリートアカデミーでも講座を出していましたが、以前はオンライン講座は受け付けていませんでした。対面でやるのがいいというポリシーだったみたいで、オンラインも受け付けてもらえるよう何度かお願いしていました。そこへコロナが来て、ついにオンライン解禁となり、すかさずバーっと講座を出したんですね。すると以前は月に平均すると4人くらいの参加だったものがいきなり18人何と今までの4倍強になったんです。オンラインなので単価はちょっと安くなるのですが、出向くなくていいので楽です。

さらにセット講座を出したりして、いいレビューもいただきながらリピーターも増えていきました。今一番多いのが13回です。反復して受講いただくことで理解も深まっています。

三宅:先生との関係性もできますしね。

あべっかん:今までは一回きりの人をたくさん集めようとして、広く宣伝しようとしていたのですが、それより深く関わる人にどうやって来てもらえるかに気を遣わないといけないなと思いました。

三宅:ということはコロナで大きな恩恵を被ったということですね。なるほど。オンラインは一気に垣根が下がっているから、いろんな意味で広がっていきますよね。そんなかんなで絶好調という感じですが、これからはどんな方向を狙っているのですか?

深い関係性へシフトする

あべっかん:これも山が終わったというか、コロナで外出できない時に暇だから受けたというのがあったと思うんです。それで5月が一番多かったのかと。最近はまたちょっと下がってきたので、ずーっとうまくはいかないのかなという感じで、また違う手を打っていかないと思っています。いろいろ学んだことがあったので、リピートしてくれる深く関わる人を見つけていくやり方でいきたいなと思います。

三宅:お客さまと深く関係をつくる方向ですね。なるほどね。あべっかんさんのファンをつくるって感じですかね。やっていること自体楽しそうですね。逆に2年間取り組みをして、苦労した点ってどんなところですか?

あべっかん:人が来ないというのが一番です。時間はどうにかなりましたが、あとはいいアイデアが出ないこと、面白くないなという感じだったりしたことです。FAAの中でも「○○大作戦」とか自主企画イベントをいくつかやりましたが、いまいちあまり乗ってこなかった。やり方があまりよくなかったのかなと思いました。

三宅:でもそういうのも今に跳ね返ってきているというか、うまくいかなかったことがノウハウになったりしていますよね。いろいろお聴きしましたが最後にPRをお願いします。

複業をやって現業に起こった変化

あべっかん:ずっとこの活動をやってきて自分が変わったことがあります。以前は、現業でこれをやりなさいとか言われ、本当にこれやるの?という感じだったら、周りをみ、みんながやっていなかったら自分もやらないとか、あの人がやってくれたからいいやとか、周りを見て動くということが結構ありました。

自分でシゴトをつくるという活動を始めると、周りを見ずに、これは自分が先にやろう、これはやらない無視しようなど自分で決める、人がやってなくてもやる、必要であればやる、という動き方ができるようになりました。

三宅:それは複業だけではなくて、現業についてもそういう考え方になったということですね?

あべっかん:そういうことですね。起業家としてこう動かなきゃなっていう考え、マインドができてきたのかと思います。

三宅:現業に対する立ち位置というか、向き合い方というか、そういったようなことなんですかね?

あべっかん:はい。あとは恥ずかしがって躊躇することがなくなりました。元々それほどなかった方ですが、人前で何かやるかとかリーダーシップとってやることは気にならなくなりました。

三宅:複業をやって得たことですね。

あべっかん:勉強になりましたね、人生的に。

三宅:人生的にですか。いい話ですね。今日はありがとうございました。

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