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個人事業主の名刺と肩書きをつくる12の必須ポイント

個人でビジネスを始めるときに必要になるのが名刺。サラリーマン時代は会社の看板があっての自分。名刺は会社を表すものだった。起業すると名刺はあなた自身の顔になる。自分をひと目見て相手にわかってもらうためには、キャッチフレーズや肩書きといったものを入れていくことになる。本記事では個人事業の名刺のつくり方とノウハウをまとめた。

名刺に必要な3要素

会社では何気なく配っている名刺。起業すると名刺のもつ意味合いが大きく変わる。会社では「○○会社のあなた」を売っている。起業家は「あなた自身」を売る。名刺は自分の分身。それだけ重要なツールと認識しよう。

サラリーマンをやっていると会社でもらっている名刺と同じような名刺をつくってしまう。サラリーマン名刺は会社という看板があっての自分。肩書きがあっての自分。受け取る人は社名や肩書きに意識がある。まして大企業にいたらその度合いはさらに大きくなる。起業家はこれではNGになる。

起業家は会社名なんてどうでもいい。部長だとか本部長とかそんな肩書きも相手にとっては関心がないことになる。要は何ができてどんな人なのかあなた自身に関心をもつ。というか関心をもってもらわないと意味がない。名刺にはそれが伝わる要素が入っていないといけない「だれが」「どうなる」それができる専門家。ひと言で言うとこれが名刺に必要なエッセンスだ。かつそれがひと目でわかること。なぜなら相手は毎日たくさんの名刺をもらっているからだ。

名刺には必ず入れたい3要素がある。1つ目が「キャッチフレーズ」。キャッチフレーズとは、ひと目見てどんなことをしている人がわかるものだ。加えてどんな人にどんなことで役立てるのかがわかるものであること。「だれが」「どうなる」の2つの要素が入っている必要がある。「だれが」「どうなる」を決めることはビジネスを決めることにつながる。つまりキャッチフレーズを組み立てることはビジネスそのものを組み立てることに等しい。

2つ目が「肩書き」。肩書きはそれを見た相手が「どんなことをされているんですか?」と質問をしてくるようなものにしたい。例えば異業種交流会を行った場面を想像してみよう。こういった場は自分のことを売り込みたい人ばかりが集まっている。名刺交換をするなり自分のことをPRしはじめる。

お互いがそういう状態。だから相手の話なんてろくに聴いていない。そんな中で名刺を渡してもほとんど意味がないことは容易にわかるだろう。大切なことは相手に聴く耳をもってもらうことだ。どうしたら聴く耳をもってもらえるのか?相手に質問をしてもらうことだ。質問されたら説明できる。自分からでなく相手から説明してと言われること。その場は聴いてもらえる状況になっているからだ。

肩書きでもう一つ重要なことがある。「世界でたったひとつの職業づくり」をしようとする気持ちだ。起業家は自分で仕事をつくりだす人だ。肩書きは職業を表す。今まで世の中になかった職業をつくってやるくらいの気概を肩書きに込めてみよう。10年後、20年後、自分がつくった肩書きが新しい職業になっている。ワクワクした気持ちになるのではないだろうか。

3つ目が「顔写真」。相手が名刺を目にするのは2回の場面がある。名刺交換の場面と名刺整理の場面だ。2つのうちでも顔写真が重要になるのは名刺整理の場面だ。数ヶ月経って名刺を見返したことを想像してみよう。顔写真のない名刺でどんな人だったか思い出せるだろうか?よほど印象に残っている人でもないかぎり思い出すことは不可能だろう。

顔写真があると思い出してもらえやすくなる。思い出してもらえないということはあなたの名刺はゴミ箱行きということだ。顔写真があるのとないのでは雲泥の差。写真の撮り方にもひと工夫しよう。意識したいのは普段の仕事ぶりがイメージできるような写真。人と話すのが仕事なら会話をしているシーン。物づくりをしているのならそのシーン。よくありがちな笑顔だけのイメージ写真で終わらせないように注意しよう。

名刺だけなく、ホームページやフェイスブック、ブログといったメディアでも同じ写真を使うようにしよう。あちこちであなたの写真を目にすることで相手の脳裏の残っていく。大切なことは接触頻度だ。写真を目にすることも接触頻度の一つ。細かいことのようだがそれをないがしろにしてはいけない。細部に配慮をした人とそうでない人にはやがて大きな差がついてくる。

以上「キャッチフレーズ」「肩書き」「顔写真」は売上をつくる名刺に必要な3点セットだ。忘れないようにしましょう。

肩書きを名乗ることの意味

「専門分野を決めた後、肩書きを決めて名刺を作るのが重要とのことですが、何の経験も実績もない段階でそんなことをして意味があるのでしょうか?」こんな質問を受けることがある。結論から言うと意味がある行為だ。というよりやらないといけない。

自分自身が専門家と名乗ること。そのことを情報発信をしてはじめて周囲に人が集まってくる。発信しないと誰も寄ってこない。「自分にはまだ何もできないのに・・・」たしかに最初は度胸が要るかもしれない。でも専門家を名乗ることで起業準備は加速していく。

最初から完璧な肩書きや名刺をつくる必要もなんてない。それこそ無理な話だ。情報発信しながら試行錯誤し自分なりの立ち位置を決めていく。この試行錯誤がどれだけできるかが起業準備期間に重要なプロセスになる。

肩書きは自分で創り出す

「肩書き」ときいてどんなものをイメージするだろうか?「ファイナンシャルプランナー」「中小企業診断士」「グラフィックデザイナー」といったものかもしれない。起業家にとっての肩書きはそういうものではない。肩書きは自分で創り出すものだ。

起業とは自分で職業をつくることだ。職業は自分で決める。それを表すものは肩書きだ。自分オリジナルの肩書きをつくるということは世の中にない仕事を創ることにつながる。

コミュニティOBOGには、「色とココロのコンシェルジュ」「プロ合コンコーチ」「セカンドフィットネスパートナー」「じぶん旅プランナー」「人の輪演出家」といったオンリーワンな肩書きを名乗る人たちがいる。みんな「自分だけの仕事」を創った人たちだ。

肩書きには不思議な力がある。名乗っているうちにどんどん肩書きに近づいていく自分がわかるようになる。サラリーマンならそれまで平社員だったのに、課長の肩書きがついたことでリーダーとしての自覚が芽生えてきたという経験はないだろうか?

ちなみに僕は当初「天職デザイナー」と名乗っていた。起業してまもない頃の話だ。名刺交換をする。すると「天職デザイナー?何ですか、これ?」「デザイナーさんなんですか?」「天職デザイナーっていい名前ですね」いろんな質問や反応が返ってきていた。

この質問が返ってくるというのがポイント。質問するということは相手は自分に関心をもってくれたということだ。そして説明してくださいとまで言ってくれたということだ。相手に自分のことを知ってもらうチャンスが生まれたことになる。実際のビジネス現場で相手から興味をもってもらえるなんてそうそうないことだ。

言葉があるから仕事が生まれる。肩書きは名乗ったもんがち。名乗った人がビジネスの先駆者になる。「それってどんな仕事なんですか?」と訊かれたとき、小学5年生でもわかる言葉で端的に説明できるようになることが最終ゴール。

まず自分がやってみたい仕事を肩書きにする。そのことで動き出す自分をつくってみよう。毎日をわくわく過ごす新しい自分が発見できるようになるだろう。

肩書きは対象を絞る

肩書きを考えるときに陥りやすいのが対象を広くしてしまうこと。これはよくない。具体例を挙げてみよう。IT関係に長年勤めていたAさんがいたとする。「お客さまはどんな人ですか?」Aさんに質問する。すると「企業関係者からさまざまな業種でITに関わる人からITに関心がある人すべてです」こんな答えが返ってきた。

「ではどんな肩書きにしますか?」と質問する。すると「IT総合コンサルタントはどうでしょう」こんな答えが返ってくる。守備範囲が広いからどんなことでも相談に乗ります。そんな気持ちだろう。間口を広げてビジネスをしたい。一人でも多くのお客さまをつかみたい。そんな思いでついつい範囲を広げてみたくなるのが心理だ。

実はまったく逆の発想が必要になる。お客さまからみたとき、あなたは何をしてくれる人なのか?自分の悩みをどうやって解決してくれるのか?それがひと目でわかるものにしていくことが必要だ。総合というと一見何でもできそうだが、相手から見ると何をしてくれるのかがわからない。なんでも屋は結局のところ何もできないことになる。

チェーン店ではなく、個人経営の飲食店のこういう問題をITのこの分野を使って解決するなら「飲食個人店専門SNS集客コンサルタント」こんな感じだ。自分はあなたのこの悩みをこういう方法で解決します!肩書きはできるだけ具体的に絞り込んでつくっていこう。

肩書きは複数書かない

「名刺に肩書きをつけようと思うのですが、何個まで書いていいものですか?」こんな質問を受けることがある。結論から言うと、複数並べない方がいい。そもそも肩書きを書く目的は何だろうか?

こんな場面をイメージしてみよう。あなたがある人から名刺を受け取ったとする。そこには会社名、名前、肩書きが書いてある。肩書きを見て何を思うだろうか?その人が何をやっている人なのかを考えるはずだ。そこにいろいろ書いてあったら「たくさんあるけど、いったいこの人は何をやっているんだろう?」ということになってしまう。思いついたもの中から、相手の問題を解決するために、自分として一番強みを発揮できるもの一つに絞ろう。

屋号は思いだけでつけない

起業してはじめる会社は自分のものだ。その社名にあたるものが屋号。屋号を考えるのはとてもたのしい作業だ。屋号を決めるときに注意すべきことがある。それは自分の思い入れだけでつけてしまわないということだ。起業当初に優先すべきことは格好良さよりも一人でも多くの人に自社を知ってもらうことにある。屋号や社名を見た人があなたがどんなことをしているのかイメージできることだ。

屋号のつくり方の手順を解説しよう。まず、あなたのビジネスのキーワードを書き出してみる。例えば、朝活ビジネスを始めるとする。朝活、セミナー、ワーク、ビジネス、コミュニケーション・・・思いつくままどんどん書き出す。次に出たキーワードを組み合わせてみる。「朝活ワーク」「朝活コミュニケーション」といった感じだ。最後は目を引くキャッチコピーに仕上げる。ASAワーク、ASAコムといった感じだ。

将来的にずっと使いたい社名を決めるときは商標登録をチェックした方がベターだ。社名は商標(商品やサービスの出所を表示するもの)として使用される。社名を決める際には他社の商標権を侵害しないかのチェックが要る。知財の無料相談窓口であれば弁理士会がやっているものなどいろいろある。具体的にチェックのみを無料でやってくれるというところは少ないようだ。

ある法人名で商標権を取得したいと考えているのであれば、商標出願(こちらは有料)に伴うサービスで無料でやってくれる事務所はある。ネットで検索して探してみよう。「商標検索」→「称呼検索」といった検索キーワードだ。似ているものが見つかった時にどう判断するかは自分の判断になる。

書きすぎない

最初陥りがちなのがたくさんの情報を書いてしまうこと。裏面に自分のプロフィールを小さな文字で長い文章で書いてしまう。少しでも自分のことを知ってもらいたい思いが先行するわけです。ここで必要なこと。名刺をもらった人がどこを見ているかということ。

名刺はもらった人の目線で考えること。名刺は第一印象でポイントを伝えるものであること。そして自分の口で言葉を添えるものであること。一度会って二度目のアポをもらったとき、はじめて自分のプロフィールを書いたパンフレットを渡せばいい。

個人で仕事をするときに作る名刺の目的は「思い出してもらえる」ということだ。そのためには1点でいいので印象に残るやりとりができること。もし関心があれば向こうから連絡をしてくれる。連絡しようという気になる印象づけが必要になる。その役割を果たすのが肩書き。

名刺交換に費やす時間は1分程度、長くて3分以内だ。この短い時間の中で自分のことを全て知ってもらうなんてできるはずがない。1分間で何が必要なのか?それはどれだけ相手の印象に残せるかだ。後で名刺を見てホームページをチェックしたり、アポ連絡が来たりアクションを起こしてもらえたら名刺の役割は全うされる。

名刺には情報を全て書こうとしてはいけない。なかには二つ折りにして細かい文字でびっしりプロフィールや事業内容を書いているものを見かける。まるでパンフレットのミニチュア版のような感じだ。これだけ書いておけば読んでくれるだろう・・・そんな思いのもと作られたものだろう。

実際にこんな名刺で相手とやりとりしたらどうなるだろうか?自分がその名刺をもらう側になった時を想像してみればすぐにわかる。懇切丁寧に書かれた内容を一字一句読んだりしないだろう。よほど相手に興味を持った人でもないかぎりそうはならない。名刺の全ての情報をデザインした・・・これは単なる自己満足でしかない。

名刺にはこれだけ必要というものだけを書く。わからないところを敢えてつくって質問をしてもらえるようにする。質問するということは相手がそれを聴きたいという状態になっていることだ。さらに質問しているから相手の記憶に残る状態にもなっている。相手が自分の話を聴く最適状態にしておく心理作戦がウラにある。

もう一つ必要なのがキーワード。ひと言で印象に残る言葉を名刺に書いておくこと。最適なのが肩書きだ。例えば「天職デザイナー」。5年以上前に会った人がこの言葉だけで僕のことを憶えていてくれたケースもある。印象に残る肩書きが機能した事例だ。

キャッチフレーズ+肩書き+仕事がイメージできる写真。表面に書くのはこの3点のみ。それ以外は一切書かない。行間を残し相手に質問してもらう。名刺の目的は相手に思い出してもらえるよう印象に残る足跡を残すこと。相手目線で独りよがりにならないよう心がけよう。

起業準備中はお金を掛けずに作る

「名刺作成はパソコンで自作ですか?それとも、外注したほうがいいですか?」起業準備の人から出る質問だ。たしかにどうやって作っていったらいいかわからないだろう。どうしたらいいのか?お金をかけずに作るのが鉄則だ。

ネット検索すると2000円とか3000円でテンプレートで作ってくれる業者はたくさんあったりする。そういうところへ頼めばいいのだろうか?そうではない。最初はパソコンで自作しよう。家電量販店などに行くと親切なソフトがついた名刺シートを売っているので利用したい。

なぜお金をかけないのか?理由は名刺は一度作って終わりというものではないからだ。作ったもので名刺交換をする。「実際しゃべってみると何だかしっくりこなかった」「相手からこれってこういう意味ですか?と突っ込まれた」などいろんなことが起こる。

そこで、修正したり、相手からもらうフィードバックを取り入れたり。改善を重ねていくことになる。業者に100枚などロットで頼むともったいないことになる。こうしたトライ&エラーを続けていく。ある程度これでかたまったというタイミングで外注するわけだ。最初からお金をかけた名刺は作らないようにしよう。

最初は持参してとにかく口に出す

セミナーや交流会などリアルな場に行くときは名刺をもっていこう。初参加で名刺がないのはしょうがないこと。でも2回目以降は必ずもっていきたい。そして開始前や休憩時間をつかってどんどん名刺を配ってみよう。もちろん自己紹介をしながらだ。

「口に出して話す」これが最初の情報発信だ。作る枚数はその日に配れそうな枚数で十分。せいぜい15枚程度だろう。口に出して反応をもらってブラッシュアップするために配る。自分で話すとしっくり感がわかる。相手に突っ込まれるとどこを直せばいいかわかる。目的は相手の反応を知ること。それをふまえ修正することだ。とにかく配ってどんどん話してみよう。

名刺交換とフェイスブック

今は名刺に加えてフェイスブックというツールがある。「フェイスブック、やっていらっしゃいますか?」「後ほど友達申請させていただきますね」初対面の場でもこんな会話が普通に飛び交う。フェイスブックが普及したことで人のつながり方が大きく変わった。

名刺だけの時代。これはいう人にはあとでメールを送ったりしていた。葉書を書いて送る人という人もいた。どちらもすばらしいことだ。でもどちらも形式ばっているし手間が掛かるのでなかなか続きづらいものだった。人とのつながりをつくるには継続できることをしないといけない。

SNSが普及した今。SNSを使うと相手の人がどんな日常を過ごしているのかがわかる。会うときは事前に相手のここ数日の投稿を見ておく。「山梨のキャンプはたのしそうでしたね」「お子さん、いい絵を書いていましたよね」など会った最初にこんな会話の切り出してみる。それだけで一気にその場が和む。

「この人、自分の事を見てくれているんだ・・・」そう思うと誰だってうれしいものだ。みんな自分の近況を周囲に知ってもらいたいから投稿している。反応してもらえるのが一番だろう。少しくらいご無沙汰だったとしてもこのひと言ですぐさま空いた期間は埋まってしまう。フレンドリーさが増していく。

大切なことは相手のことを「気にかけているよ」という表現できる力だ。相手とのコミュニケーション、人間関係づくりはここから始まる。心の中で思っているだけでは相手には伝わらない。SNSはそんなことを具体化してくれるツールだ。今世の中にあるコミュニティと呼ばれるものは、ほぼフェイスブックグループを使ったものが大半だったりする。コミュニティに関わっていくときにも常日頃からフェイスブックに使い慣れておく必要がある。

サラリーマン時代は会社の人に見られてしまうなどなかなか使いづらいフェイスブック。でも個人で起業を志すのなら、サラリーマンのうちからフェイスブックでコミュニケーションをすることに慣れておこう。毛嫌いしていても始まらない。何でもチャレンジすることで見える世界は変わってくる。

名刺は本の表紙みたいなもの

出版社の編集者がぶっちゃけトークをするセミナーに参加したことがある。この中で名刺につながる興味深い話があったので紹介したい。講演の中で表紙タイトルとカバーデザインの重要性を語っていた。「いくら中身が良くても、まず手にとってもらわなければ意味がない。だからタイトルカバーには8割の力を注いでいる」「毎日一日200冊が出版されている。タイトルを見る1秒で判断する時代・・・」こんな感じだ。

これをそのまま名刺に置き換えてみる。「いくら良い仕事をしていても、まず憶えてもらわなければ意味がない。だから名刺に8割の力を注いでいる」こんな感じだ。名刺は人と会った時の第一印象。そして忘れてはいけないのが会った後、たくさんあるうちの1枚になるということ。ここで見る人の目に止まったり、思い出してもらえなければ名刺は用を足さない。想像してみてほしい。本屋の店頭に行ったときのことを。山のように並んだ本の中からどうやって自分がほしい一冊の本を選ぶのか?それとまったく同じことと言える。

起業家の名刺はサラリーマンの名刺とはわけが違う。あなた自身を思い出してもらえる名刺にすること。そのコツが「本の表紙のような名刺をつくること」。これからは本屋に行って平積みの本のタイトルを見る習慣をつけよう。見える視点が変わる。ぜひ試してみてほしい。

名刺を話すことは起業へのトレーニング

起業家の名刺はサラリーマンで使っている名刺とは訳がちがう。会社の名刺は会社の看板があっての自分だ。起業家の名刺は自分自身だ。あなた自身をどうやって知ってもらうのか?たくさんの人の中から思い出してもらえるようにするのか?その役割を果たすのが名刺。自分の分身だ。

最終形はあなたをブランディングする名刺をつくっていく。起業準備中はそのための試行錯誤の段階。まずはどんな形でいい。とにかく作ることだ。そしてそれを第三者に渡して自分のことを話してみることだ。名刺はそのつど修正していく。この繰り返しで起業家マインドは出来上がっていく。行動あるのみだ。

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